都内の数々の桜の名所を通り、春には多くの人を楽しませてくれる「東京さくらトラム(都電荒川線)」。今回は「鬼子母神前」駅から徒歩6分の場所ある桜の名所、法明寺をご紹介いたします。
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「東京さくらトラム」とは?
「東京さくらトラム」とは、都電荒川線の愛称。東京都荒川区のの南千住にある「三ノ輪橋」駅から、新宿区西早稲田一丁目の「早稲田」駅間の12.2キロの道のりを、片道約1時間かけて走る、都内に残る唯一の都電です。
都電に乗った感じはバスと電車の中間のようなイメージ。線路沿いには踏切があり、電車のような運転席があるのですが、車両は1両編成でコンパクト。降りたい駅が近づくと「ピンポーン」とボタンを押して運転手さんに知らせます。
停車駅は30駅。その30の駅の中には桜の名所が数多く含まれていて、春にはお花見のはしごを楽しむ人でにぎわいます。
今回は、「早稲田」駅から3駅、「鬼子母神前」から徒歩6分にある「法明寺」の桜をご紹介いたします。
法明寺は、江戸時代から親しまれる桜の名所
法明寺とは、約700年の歴史を持ち、境内の祖師堂(安国堂)で日蓮聖人をお祀りしているお寺です。昭和20年に戦災によって全山が焼失してしまったそうで、現在の建物は、本堂が昭和34年、客殿庫裡が昭和37年、鐘楼ならびに山門が昭和43年に造られたものとのことです。
参道の桜並木は江戸時代から桜の名所として親しまれているそうで、筆者が訪れた3月27日土曜日の正午ごろも、多くの人が桜の見物に訪れていました。
参考:公式HP「山来と歴史」
法明寺に出店は出る?<2021年>
例年、法明寺では「桜祭り」と称して、参道にお祭りの屋台のような飲食店やテーブル・椅子が並び、訪れた人は桜を見ながら飲食を楽しむことができます。しかし、2021年の桜祭りは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止。訪れた人は、飲食はなしで、参道の桜の木の下に腰かけて一休みしながら語らったり、自分で小さな椅子を持ち込んで、風景のスケッチをしたりして、静かに桜を楽しんでいました。筆者としては、桜祭りの中止は大変残念ですが、こののどかな風景も、これはこれで素敵に感じました!
桜の名所「法明寺」のもうひとつの顔”猫スポット”
法明寺では、あちこちに銀色のお皿が置いてあります。誰のお皿かといいますと、たくさんの猫ちゃんたち!桜の季節、さらに人の多い日中は一気にみんなに会うことは難しいかもしれませんが、筆者が夕方の静かな時間帯にふらっと法明寺を訪れた際は、参道手前含めて5匹くらいの猫ちゃんたちに会うことができました。
桜の時期のお寺の中にも銀のお皿を確認しましたので、運が良ければ会えると思います!実は、記事の1番上に貼っている写真にも一匹、白い猫ちゃんが映っているのですが、気づいた方はいらっしゃいますか?
猫好きの方は、是非法明寺の猫ちゃんに会いに行ってみて下さい。その時は、猫ちゃんを熱心に追い求めるあまり、お寺の敷地内の民家近くの立ち入り禁止ゾーンに侵入してしまわないように注意です!
まとめ
こちらの記事では、東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前」から徒歩6分、江戸時代からの桜の名所、法明寺の桜の桜の様子、屋台情報、猫ちゃん情報をご紹介しました!2021年の桜祭りは残念ながら中止となってしまいましたが、2021年なりにめいっぱい、桜を楽しみ尽くしましょう!