2023年8月13日、14日、鳥取県鳥取市で「鳥取しゃんしゃん祭」が開催されます!
「鳥取しゃんしゃん祭」は2014年に「世界最大の傘踊り」に認定され、全国的にも知名度が増しているイベントです。
4,000人の踊り子が躍る壮大な光景が、4年ぶりに帰ってきます!
鳥取しゃんしゃん祭の由来は?
鳥取しゃんしゃん祭は「鳥取祭」に端を発しています。
「鳥取祭」は1961年に聖神社と大森神社の例祭に市中パレードを加えてスタートしたものですが、「市民が参加できない」という問題がありました。そこで、鳥取県東部地方に伝わる伝統芸能「因幡の傘踊り」を誰でも踊れて、祭に参加できるかたちにアレンジ。徐々に市民の参加が増え、今では4,000人以上の踊り子が真夏の夜の鳥取を舞台に熱い踊りを繰り広げています。
祭の見どころは?
見どころはなんといっても大人数が一斉に踊る傘踊り! 傘を持った踊り子が一斉に音楽に合わせて踊る様子は壮観のひと言です。
踊り子が手に持つのは、色鮮やかで美しい「しゃんしゃん傘」。竹組みと和紙でできており、すべて手作りです。
骨組みの中ほどに鈴が取り付けられ、振ると「しゃんしゃん」音がすることが祭の名前の由来だとか。もともと鳥取では鈴の音を「しゃんしゃん」と表現するそうで、涼しげな鈴の音と傘のビビッドな色合いが暑さを吹き飛ばしてくれそうです。
基本の踊りは、『きなんせ節』『鳥取しゃんしゃん傘踊り』の2つ。
いずれも公式ホームページで踊り方が詳しく紹介されていますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。
ほかに、傘を用意するのが難しい人のために、「すずっこ踊り」も考案されています。
「すずっこ」とは、しゃもじの形をした板に鈴をつけたもので、振ると「しゃんしゃん」音がすることが特徴。傘に比べて軽いため、オリジナルのダンスを付けて踊るグループもいます。
いつ、どこで開催?
前夜祭 | 日時:令和5年8月13日(日)18:00~21:00 場所:風紋広場(鳥取市東品治町) 内容:ステージでのすずっこ踊り等の演舞披露 |
一斉傘踊り | 日時:令和5年8月14日(月)18:30~21:00 場所:中心市街地(本通り~若桜街道~片原~智頭街道) 内容:一斉傘踊り |
近くの観光地は?
鳥取といえば、やはり鳥取砂丘!
日本海に面した海岸に日本最大級の砂丘が広がっており、まるで砂漠を歩くような感覚が味わえます。
「馬の背」と呼ばれる砂丘に登れば、日本海が一望に。入口からの距離は400m程度ですが、陽射しを遮るものが何もないので、暑さ対策と熱中症予防に気をつけて楽しんでみてください!
もちろん、観光用のラクダ(有料)に乗ることも可能。
鳥取砂丘を訪れたら、すぐ近くの「砂の美術館」にもぜひ足を運んでみてください。
砂で作られた彫刻群の美しさと精巧さに感動すること間違いなし!
今夏は「砂で世界旅行・古代エジプト編」が開催中(2023年3月1日~2014年1月3日)。砂丘歩きに疲れたら、「砂の美術館」で休憩がてら涼んでみては?
鳥取に行ったら食べたいグルメは?
日本海に面する鳥取は海の幸の宝庫。冬のカニがもっとも有名ですが、夏にも旬の岩ガキが有名です。13cmを超える大ぶりの岩ガキは「夏輝(なつき)」というブランド名で販売されており、プリプリの食感が楽しめます。
鳥取で「白イカ」と呼ばれるケンサキイカも、ぜひご賞味ください!
採れたての白イカは甘くて柔らかく、都会で食べるイカとは別モノです。
まとめ
4年ぶりに制限なしで開催される「鳥取しゃんしゃん祭」。
8月13日の前夜祭、14日の一斉傘踊りに加えて、15日には市内の千代河原市民スポーツ広場で花火大会も予定されています。
お祭りに観光にグルメに花火。今年は鳥取の夏を満喫してみませんか?