夏真っ盛りの7月末。色々な夏祭りが開催されてピークを迎える時期でもあります。
そんななか、郷土芸能も見たい!花火も間近で見たい!温泉でゆっくりしたい!と夏旅の楽しみを詰め込んだような、魅惑のイベントが岩手にあるのです。その名も「盛岡つなぎ温泉 御所湖まつり」。2023年で第41回を数え、7月30日(日)に開催されます。
ここからは昨年の様子をレポートします。ぜひ、お出かけの参考にしてください!
レイクビュー!湖畔の温泉街
運営主体のつなぎ温泉は、盛岡市郊外にある温泉街。御所湖(ごしょこ)の湖畔にホテル・旅館が立ち並び、部屋の窓からは湖と岩手山を眺められる、絶好のロケーションです。
盛岡の中心街と雫石町の観光地の中間にあり、どちらにも近くアクセスが良好なスポットです。つなぎ温泉を連泊拠点にすると、効率よく数日の周辺観光を楽しむことができます。
日帰り入浴を受け付けているお宿もあるので、気軽に楽しむこともできます。私自身もよく行くのですが、どこのお宿のお風呂も広くていいですよ!
湖上に飛び交う花火!
観覧会場は湖岸の公園。絶好のロケーションなうえ、階段になっているので前の人の頭が気にならずに花火を楽しめます。
打上を担当するのは、秋田県大仙市、響屋大曲煙火さん。火災の心配が無い湖上なので、斜め打ちのワイド展開ができます。
出ました!星打ちザラ!!
地上から扇状に吹き出す花火を「ザラ」といいます。間近で炸裂する迫力にシビれます。
雪の結晶のような「八方咲き」の「ペンダント」シリーズ。芸術デザインの花火玉を楽しめるのも、大曲の業者さんが担当だからこそ。
炭火色の「和火」が湖上を飾り、上空をペンダントが彩るセンスに感動。
フィナーレは、両脇を湖上で開花させるアクティブな斜め打ち!
迫力ある花火を間近で体感でき、混雑度は大都市よりは穏やかなので、お得感のある花火大会です。
華やかな郷土芸能を楽しむ
クライマックスの夜の花火打上の紹介が先になりましたが、御所湖まつりでは伝統芸能の数々がステージで披露されます。特に盛岡地域の伝統芸能「さんさ踊り」は様々な流派が登場し、それぞれの衣装や踊りの違いにも注目しながら楽しむことができます。
◎仙北小鷹
◎滝の下
◎土淵
「さんさ踊り」は「東北五大祭り」の一つとして、毎年8月1日~4日に盛岡市街で大群舞が披露されることでも有名です。
また、御所湖まつりのステージでは「都南太鼓」も披露されました。
夕暮れの空とのコラボがカッコいい!
夕刻の薄明りの空の下、祭りの華である神輿も登場しました。
御所湖は穏やかな憩いの湖
祭りの舞台となる御所湖は、雫石川をせき止めて1981年(昭和56年)に完成した、岩手山を望むのどかなダム湖です。
ダムというと、多くが深い山間の谷間のエリアに造られていますが、この御所湖は北岸にはなだらかな平野が広がっている珍しいケース。盛岡市街地から近く、週末はレジャーを楽しむ人たちが訪れます。
季節の花々が咲き誇る公園や家族向けの乗り物ランド、美術館など、お楽しみスポットがたくさんあります。
また、「盛岡手づくり村」では冷麺作りやはたおり、竹細工や藁細工、陶器や藍染めなど多くの体験教室が開かれていて、職人から手ほどきを受けながら物作りが楽しめます。
景勝地や体験スポットなどに恵まれた盛岡つなぎエリアもあわせて楽しめる、御所湖まつり。ぜひ足を運んでみてください!
東京方面からつなぎ温泉へのアクセス
東北新幹線「はやぶさ」東京~盛岡 2時間10~30分
盛岡駅より つなぎ温泉行バスで30分