2020年春、世界中で新型コロナウイルスが大流行。疫病といえば、過去にはペストやコレラ、結核、スペイン風邪、SARS、MERSなど、様々な流行がありました。医療や科学が発達したとはいえ、不安の中で人間は何かにすがりたくなるもの。そんな方々の心を支える、厄病除けお守りをご紹介します。
疫病除けにご利益のあるお守り3選
疫病除けお守りは、全国の神社仏閣でたくさん見ることができます。
その中でも、今、注目されているお守り3点を取り上げてみます。
◆疫病除け神社「津島神社」の「蘇民将来守(そみんしょうらいまもり)」
愛知県津島市にある津島神社。そこでは蘇民将来守というお守りが販売されています。
蘇民将来守とは、津島神社のご祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が旅の途中で宿泊先を探していた際に、貧しい蘇民将来が精一杯のもてなしをしたことを神がお喜びになり、「蘇民将来子孫也」と記した護符を持てば疫病を免れるようになったという故事によるものです。布袋に入ったお守りの他、木製で六角形のお守りもあります。
◆医薬の神を祀る「少彦名(すくなひこな)神社」の病疫退散と心身健康を祈願するお守り
大阪市にある少彦名神社は、医薬の神・少彦名命と薬祖神・神農さまをお祀りする神社で、医師や薬剤師など医療関係者が多く参拝に訪れます。病気平癒と健康を祈願するお守りやお札を数多く取り揃えています。遠方の場合は、送料・手数料500円を支払えば郵送でお札やお守りを受け取ることが可能です。
◆コロンとした桃が可愛い「堀越神社(大阪府)」の桃守り
大阪市にある堀越神社で人気の桃守り。桃は古来「五行の精なり。邪気を圧伏し、百怪を制す」と言われています。疫病退散、コロナ封じのお守りとしても効力あらたかです。遠方の方は、メールでの申し込みで郵送にて入手することができます。
お守りの処分方法
お守りには二種類あり、神社でいただいたものと寺院でいただいたものとがあります。
神社でいただいたお守りは、神社の境内にある古神札納め所に納めるか、お焚き上げをしてもらいましょう。お焚き上げをしていただく場合は、事前に電話で神社に確認を取りましょう。その上で、お焚き上げ希望と書いて郵送すれば、お守りをお焚き上げしてもらえます。
お寺でいただいたお守りは、お寺にお返しするのが原則です。ただし、宗派(日蓮宗や真言宗など)が同じお寺であることが条件です。旅先の寺でいただいたお守りであっても、近所の同じ宗派の寺に持ち込むことができます。
複数の神社のお守りを持ってもいいの?
違う神社のお守りを複数個持っている、という方もたくさんいますよね。お守り同士が喧嘩するという話を聞いたことがあるかもしれません。しかし神道では、さまざまな神様のつながりやお導きにより人々が安心して暮らせると考えられており、神様同士が喧嘩することはないと言われているそうです。よって、違う神社のお札やお守りを一緒に持っていても差し支えありません。
まとめ
新型コロナウイルスの流行で、こんなときこそお守りで疫病退散を祈願したいですよね。最近ではご紹介したようなオンライン購入できる神社も増えているので、実際に足を運ぶことに不安がある方にはありがたいサービスですよね。疫病退散守りをゲットして、新型コロナウイルスの早期終息を祈願ましょう。もちろん、手洗いや三密対策なども忘れずに!