さいたま市中央区となった旧与野市域
全国の市区町村では合併や分割が繰り返し行われています。埼玉県の県庁所在地のさいたま市は2001年に、浦和市、大宮市、与野市が合併することによって誕生しました。旧与野市域は新たに、さいたま市中央区となったのです。エリアの中央のJR埼京線の与野本町駅の西約850メートルのところには、与野公園が整備されています。園内にはソメイヨシノ、ヤエザクラなど、60本前後の桜が植栽され、例年3月下旬から4月上旬には一斉に開花し、公園を早春の彩りで包み込みます。2021年には気候の影響から3月の第4週に満開となりそうです。
2017年早春の与野公園
与野公園は約51,000平方メートルの敷地を整備し、1877年にオープンしました。約180種、約3,000株のバラが植栽されるバラ園では例年5月中旬にはバラまつりが開催されます。バラの開花前の早春に園内を彩るのが桜です。2017年には3月31日(金)前後が見頃時期となりました。
桜の見頃時期には園内に提灯が吊り下げられます。休日には大勢の人々が訪れる園内ではありますが、平日の午後であれば混み合うことはないようです。レジャーシートを持参すれば、お好みの場所に敷いて花見をしながら飲食を楽しむことができます。
中央で薄紅色の桜の花と色彩のコントラストを見せる弁天池の橋
園内の中央の弁天池には鮮やかな赤色で塗られた橋が架けられ、薄紅色の桜の花と魅力的な色彩のコントラストを見せてくれます。見頃時期でも後半になると水面は、桜の花弁で覆われます。
水面に浮かぶ桜の花弁には和の情緒が漂いますが、公園の西面には首都高埼玉大宮線が接しています。桜並木をハイウエイが突っ切ります。
公園の東入口付近には規模は大きくはありませんが、数軒の露店が出店されます。
与野七福神の寿老人を祀る天祖神社
東入口付近には天祖神社が社殿を構え、与野七福神の寿老人を祀っています。
2001年に誕生したさいたま市の旧与野市域には、与野公園が整備されています。園内には60本前後の桜が植栽され、例年3月下旬から4月上旬には一斉に開花し、公園は早春の彩りで包まれます。