4年ぶりに、渋谷の街中に「渋谷ズンチャカ!」が戻ってきます。2021年はオンライン、2020、2022年は会場を宮下公園に限定して開催していましたが、2023年、再び渋谷各所をステージに、音楽が街に溢れます。
この記事では2020年の開催レポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。ぜひ参考にご参加ください。
目次
2020年の「渋谷ズンチャカ!」レポート!
どうも。まっくです。最近、体が祭り成分を求め過ぎて、先日、毎年渋谷で9月上旬に行われる音楽祭「渋谷ズンチャカ!」にボランティア参加してきました。今回はその体験レポートをお届けします。
渋谷ズンチャカ!とは?
「渋谷ズンチャカ!」は、「年に1回くらいは渋谷の真ん中で自由に音楽できる日があったら素敵じゃないか!」と始まった、渋谷のまちが舞台の「みんなでつくる」音楽祭。
音楽のプロもアマも老若(ろうにゃく)&男女(なんにょ)も垣根なく楽しめるゆるさと余白があってボーダレスでJust Funなフェスティバルなのです。
しかし、コロナという空前の災厄に見舞われた今回。一時はオンライン開催も検討されたようですが、今年は会場を宮下公園に限定することで、どうにかリアル世界で開催する運びとなりました。
「クラスターをつくらず、楽しくさわぐぞ」がテーマの今回。
それだけに感染対策は万全の態勢が敷かれたのです。
主な対策は以下の4つ。
コロナ感染防止のための4つの対策
対策➀ マスクまたはフェイスシールド
まずは全スタッフ&出演者がマスクかフェイスシールドを着用。スタッフは概ねマスクでしたが、音楽演奏の出演者の方はフェイスシールド派が多かったように思います。
対策➁ 検温
スタッフと出演者は会場に入る前に全員検温。
またスタッフには厚生労働省の「接触確認アプリ」のインストールが推奨されました。
私も事前にインストールしましたよ。
対策➂ 手指の消毒
さらに、来場者の方にもメイン会場となった屋上の宮下公園につながるすべての入口で検温と消毒にご協力いただきました。それでいて、アルコール消毒用のボトルもどこか楽しげ。
対策➃ ソーシャル・ディスタンス
大会場となった芝生ひろばの観客席には等間隔に三角コーンを設置してソーシャル・ディスタンスに配慮。小規模の会場には人数制限を設け、また混んできた際には「両手を広げて他人にふれない距離(2メートル)を空けてください」との注意喚起がくり返し行われました。
さらに本番では実際には行われませんでしたが、施設の屋上階にある宮下公園(1.27ha)への来場者数が500人を超えた時点でアナウンスが流れ、もし1000人に達した場合はいったん来場者に階下に避難してもらう予定でした。
また以下の点にも配慮していました。
・飲食物などの露店は極力なし(飲食物からの感染を防ぐため)
・来場者のゴミは持ち帰り
・ステージの消毒などに使用したふき取りペーパーやポリ手袋などは小さなポリ袋に入れて口を縛り、
専用のフタ付きゴミ箱・ゴミ袋へ仕分けして廃棄
・それでも、もし新型コロナウイルスに感染した恐れのある場合は、速やかに東京都の新型コロナウイルス感染症電話相談窓口へ。クラスター対策として、感染経路の特定に協力するため。
会場となった宮下公園とは?
今回会場となった宮下公園は、2020年に新オープンした公園+商業施設+ホテルが合体した複合施設「ミヤシタパーク」の屋上階に位置します。中央にはスター・バックスも。
延々と芝生が拡がる気持ちいい空間で、ふつうに昼寝や日光浴に訪れる人も多数(まさに都会のオアシス!)。ただし、ほとんど屋根がないので雨には弱いぞ。
渋谷ズンチャカ!を構成する3つのエリア
【「始」エリア】
「始」(はじまり)のエリアでは、大型複合施設「ミヤシタパーク」の入り口にグランド・ピアノを設置。渋谷らしい、ストリート・ライブを演奏。
【「憩」エリア】
「始」と「宴」の中間に位置する「憩」エリアに設けられたミニステージ。こちらでは等間隔に空けて席を指定した上で、さらに観客の最大人数を35人までに限定。
砂場には、のど自慢的な「カラオケ」大会や「ビーチバレー」などの企画も。これは子連れで遊びに来ても、半日ゆったりと時間がつぶせるやつ。
【「宴」エリア】
ホテル前の芝生ひろば北側にはバンドセットステージを設置。
ステージ側から見た景色はこんな感じ。遠方にタワーレコードの看板が見える。まさにNo Music No Life!
写真のチェインアップスほか、公募で選ばれた各ステージ12組ずつ計36組のアーティストが熱い演奏で会場を盛り上げました。
その他、芝生に即興ステージをつくって盛り上げることができる「どこでもオンステージ!」の企画も。
「音楽に詳しくなくても、誰でも、気軽に」がズンチャカ流。100円ショップで材料を買って自作した楽器を持ち込んで楽しむスタッフさんもいたぞ。後、なぞのトリのおもちゃ(楽器なの?)とか。
そしてフィナーレが始まる!
楽しい時はあっという間に過ぎ、17時。ここでみんな「宴のステージ」に集合! みんなで盛り上がる「渋谷ズンチャカ!」恒例のフィナーレは、スタッフ自らがステージに上がってお客さんも巻き込んでの大団円だ。
スタッフ自らが演奏する最後の楽曲は「幸せなら手をたたこう」「September」「日曜日よりの使者」の誰もが知る3曲。これはもう、盛り上がるしかないやつ!
途中で観客参加型のセッションタイムが設けられ、微笑ましい親子セッションや、
珍しいロシアの民族楽器を披露するお客さんも(こういう方がふつうに観客にいるのがいかにも「渋谷」だよね。田舎じゃあり得ん)。
パーリラ、パリラ♪ 「両手を広げてふれないだけの距離を空けて!」という注意喚起もくり返しはさみつつ、うちわ持参の熱狂的なファン(?)も登場していよいよフィナーレのボルテージも最高潮へ。
パリラ、パリラ♪ (何か変なパンダもいるけど……)
自分たちの演奏終了後もノリノリで全力参加する「寿司ドミナント」のみなさん。いい人過ぎか! これは思わずファンになってしまうやつ。
パリラパリラ♪ 来場者もスタッフもノリノリ。まさにボーダレス!
うぉぉぉぉ!「海賊王に俺はなる!」
最後は全員で記念撮影。大盛り上がりのフィナーレとなりました。
今回はコロナに加え、台風が接近する中での開催だった「渋谷ズンチャカ!」
私も正直、当日はよもや中止かなと思ってました。
つまり、コロナと悪天候という二つの敵と戦いながら行われたわけです。
その背後には……。
……。
……。
……。
(本番中はそこまで降らなかったのに、終了後の撤収中に雨が!)
関わった全スタッフ、出演者、そして来場者のみんなの協力がありました。
本当に間一髪、奇跡の開催でした。
結果、無事どうにか「クラスターをつくらず、楽しくさわぐぞ」という今回のテーマは達成されたんじゃないかな?
そしてここで朗報! 来年に向けてのスタッフや出演者募集もすでに始まっているようです。
スタッフは無料でズンチャカTシャツもゲット。ここまでの記事を読んで「来年はスタッフ側で企画から参加してみたくなった」「出演者としてステージに立ちたい!」「写真にちょいちょい出てくる謎のお祭り男の正体が気になる!」と思った方は、問い合わせてみては。
そんじゃまた。次回のオマツリでお会いしましょう!
2023年の「渋谷ズンチャカ!」開催情報!
日時:2023年7月9日 (日) 11:00〜18:00(小雨決行、荒天中止)※予定
場所:ハチ公前広場、渋谷駅東口、渋谷センター街、宮下公園、神南小学校、旧渋谷川遊歩道 ほか
参加費:無料
主な催し:
・まちなかステージ
(ハチ公前広場、渋谷センター街入口、宮下公園、神南小学校、宇田川交番前、キャットストリート(旧渋谷川遊歩道)など
・アトラクション
・まちなか音楽パレード(10:30 – 11:00)スクランブル交差点や明治通りなど
・参加型ステージ「15分の朝礼台」(11:00 – 16:45)神南小学校・校庭
・ジャケ写をつくろう!(11:00 – 16:45)神南小学校・校庭
・5拍子でノリノリあげあげ?になろ~♪(12:20 – 12:45、15:15 – 15:35)宮下公園・芝生ひろば
・まちなかサルサ 渋谷 de ルエダ(14:00 – 14:15、14:30 – 14:45、15:00 – 15:15、15:30 – 15:45
)旧渋谷川遊歩道(渋谷側)
・Let’s Enjoy!ココロオドルDJ体験!(13:00 – 16:30)SHIBUYA SACS
・偏愛七夕!みんなの○○といえばこの曲(11:00 – 16:45)渋谷のまちなか
・ステージをまわってちゃびーを集めよう(11:00 – 16:45)
・フィナーレだよ!全員集合!!(17:00〜)
※一部のアトラクション(ワークショップ)は事前申し込みが必要です。
※天候などにより予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※掲載時より時刻変更などがある可能性がありますので、ご来場の際はHPにてご確認ください。