ねんねこ祭り
例祭「ねんねこ祭り」を行うに当り、11月中の「う」の日に、第一注連掛の祭典を行い、翌日より潮くみ神事。
祭典日前日、精進入り宮ごもり、12月の第1日曜日午前6時より、日の出遥拝の渡行を行う。
続いて子守の神事、稲穂まき、獅子舞が奉納され、南紀の子供の祭りとして名高い。
例祭「ねんねこ祭り」は、師走の祭典として和歌山県年中行事の中に入れられるほど有名。
この「ねんねこ祭り」では、前夜から社務所で仮泊していた斎主・神官・祭典奉仕者たちが、夜が明けると神前に参入、祝詞奏上をすませ、日の出を拝むために行列して遥拝所へ向かう。
天蓋を持った若者を先頭に高張竿灯・潮桶を持つ婦人、それに次いで御飯持ちが続く。
御飯持ちは美しく盛装した少女で、御飯や榊の葉を納めた大きな丸桶を両手で支え、介添の婦人に支えられてゆっくり進む。
斎主の振る鈴に合わせて、150m程の道程を1時間余りかけて渡行する。
行列の後部には、笛・屋台太鼓・獅子ばやしが続く。