伊豆半島の「下田公園」が舞台
静岡県の東端にある伊豆半島。駿河湾と相模湾に挟まれた全長50km程の半島で、関東からもアクセスしやすいことから多くの観光客が訪れています!この伊豆半島の先端に近い下田市の下田公園で、毎年6月に一か月間行われているお祭りがあります。「あじさい祭」です!
300万のあじさいの花
あじさい祭会場の下田公園入口へとやってきました。2021年の今年は、感染症対策も施されての実施となっています。
※例年行われている「下田芸者の舞」「下田太鼓の実演」は中止。
下田公園は、戦国時代に小田原の北条氏の水軍拠点として山城の下田城が置かれていた場所に整備された公園です。そのため、山の斜面に沿って公園が広がっています。入口から少し進むと、早速あじさいが現れました!
山を登る通路沿いにあじさいが広がります!
空に青いあじさいが映え、きれいですね!
すでにたくさんのあじさいが見られているように思いますが、上の方はもっとすごいんだとか!どんどん登っていきましょう!
途中、海とあじさいの共演を楽しめるスポットもありました!
あじさい万華鏡の世界
公園の入口から15分程歩き進めてくると、いよいよたくさんのあじさいが見られるエリアへと入ってきます。
どうでしょう、この山肌どこまでも続くあじさいの光景は!万華鏡とも評される景色が広がります!
青、赤、紫など、様々な色を付けてあじさいが咲き誇る!
通路沿いも、目前まであじさいが押し寄せていています!
どこまでも続くあじさい。美しい空間ですね!
下り坂に差し掛かっても、まだあじさいを見ることができます!
下田公園の中腹「開国広場」には、お店の出店もありました。ここでお土産用のあじさいを購入することも可能ですよ!
ペリーロードのあじさいと周辺の見どころ!
下田公園を出て麓の下田市街まで戻ってきた後も、まだあじさいを楽しむことができます!下田公園近くのペリーロードもあじさいが見られるおすすめスポットです!
こちらでも満開のあじさいが咲いています!
古い街並みとのコラボレーションもきれいですね!
ペリーロードの先には、国指定史跡に指定されている了仙寺があります。この場所に幕末ペリーが来て、日米和親条約の付則13ヶ条(日米下田条約)が結ばれたんだそうです。歴史を感じますね!
また境内には黒船ミュージアムもありますので、ぜひ黒船来航時の歴史を感じて行ってください!
他の見どころでは、温泉銭湯の「昭和湯」さんがあります!源泉かけ流しのさらさらしたお湯で、あじさい祭を歩いた汗を流していってはいかがでしょうか?下田特有のなまこ壁の外壁もいい味を出していますね!
そして、あじさい祭の時期においしい下田名物が金目鯛!あじさい祭が行われる6月は産卵期直前で、脂がのっておいしいと言われます。下田市内ではたくさんのお店で金目鯛を出していますので、ぜひチェックしてみてください!
下田公園へのアクセス
電車の場合:熱海駅から伊豆急下田駅まで踊り子号で約1時間半。伊豆急下田駅から下田公園入口まで徒歩で約15分。
お車の場合:東京(日本橋)から高速を使い約3時間。静岡市から高速を使い約2時間半。有料駐車場あり。