※2021年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。 2022年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。 (2021年3月13日 編集部)
(この記事は2020年に公開されたものを再編集しています。2021年3月13日 編集部更新)
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平安時代の後期に下総国を治めていた千葉家が館を構えた亥鼻山
現在の千葉市に町が誕生したのは平安時代の後期、下総国を治めていた千葉家が猪鼻山に館を構えたことに始まると伝えられています。猪鼻山には千葉城の天守閣が再建され、亥鼻公園と呼ばれています。園内には桜が数多く育ち、例年3月下旬から4月上旬にかけて「千葉城さくら祭り」が開催されます。2021年は3月下旬から4月上旬に予定されていましたが、新型コロナウィルス感染防止のため中止となりました。
千葉家の初代当主の千葉常重が猪鼻山に館を構えたのは1126年のことです。常重の跡を継いだ千葉常胤は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の重鎮としての重責を担いました。
千葉城天守閣を囲む約100本のソメイヨシノ
千葉常胤像や千葉城天守閣を中心に、約100本のソメイヨシノが取り囲んでいます。
天守閣の下にはゆったりとした広場が整備されています。
天守閣を背景に例年企画される伝統芸能や大道芸人などのイベント
亥鼻公園は例年3月下旬から4月上旬にかけて桜の花で彩られ、「千葉城さくら祭り」が開催されます。2020年には全て中止となりましたが例年、天守閣を背景に伝統芸能や大道芸人によるイベントが企画される他、ご当地グルメや地元特産品、農産物の販売が行われます。
日本庭園を眺めながら楽しめる和食やご当地グルメ
天守閣の西に店舗を構える「いのはな亭」には日本庭園を備え、落ち着いた雰囲気で和食を楽しむことができます。店頭では、「いのはな団子」、「いのはなまんじゅう」、「常胤せんべい」などのご当地グルメの販売も行われています。
千葉城天守閣は郷土博物館となっているのですが、2020年の桜のシーズンは閉館となってしまいました。
猪鼻山の北麓のお茶の水の付近にも小さな公園が整備され、広場をソメイヨシノが取り囲んでいます。
また亥鼻公園の北部で水を湛えるかつての千葉城の濠の左右にも桜の並木が続きます。
千葉市中央の猪鼻山に再建された千葉城の天守閣を中心に亥鼻公園が整備されています。園内には約100本のソメイヨシノが植栽され、例年3月下旬から4月上旬にかけて「千葉城さくら祭り」が開催されています。