皇居のお濠が舞台
皇居を囲むお濠の中でも、特に桜の名所として名高い千鳥ヶ淵。こちらで1958(昭和33)年から夏の風物詩として行われているお祭りがあります。「皇居 千鳥ヶ淵 灯ろう流し(千代田区民納涼の夕べ)」です!新型コロナウイルスの影響でここ数年は中止となっておりましたが、2022年は3年ぶりに7月29、30日の二日間に渡り開催されています!
お祭りの舞台となる千鳥ヶ淵は、元々は江戸城のお堀だったところです。江戸城を取り囲むお濠の中でも濠幅が広いところで、現在ではボート場が整備されるなど、観光名所となっています。
そのボートの上から灯ろうが流されると言うのが、皇居千鳥ヶ淵灯ろう流しの見どころです!一日目、お祭りスタートを控える19時前に千鳥ヶ淵へやってくると、既に多くの方がボートへと乗り込んでいました。
ちなみに桜の名所と冒頭でお伝えしましたが、春の様子はこんな感じ。お濠の左右から桜が迫り出す、まさに桜の名所ですね!
では、お祭りの開始を待ちましょう!
当日でも灯ろうを流せる
灯ろう流し、と言うことで、現地へ行ったら灯ろうを流したいですよね!そんな期待に応えるように、当日でも灯ろうを手に入れることができるんです!
灯ろう記入受付のテントがありますので、こちらへと行ってみてください。両日とも17:00から19:00まで受け付けており、1灯 1,000円で受けることができます。
白紙の灯ろう用の紙をもらえ、記入場所にあるペンで自由に願い事やメッセージ、イラストを記入することが可能です。
なお灯ろうを流すのはスタッフになります。記入を終えた灯ろうは、灯ろう提出場所でスタッフへと渡しましょう!
かわいく灯ろうを作っている方の姿も。記念に写真も撮りたくなりますね!
なお当日会場へ来られないと言う方は、公式ホームページから『「希望の灯ろう」メッセージ送り火』として申し込むこともできます。3つのメッセージを選べますので、ぜひチェックしてみてください!
灯ろうが作る幻想的な風景
灯ろうが流される19時が近づき、日もだいぶ傾いてきました。
19時になり、オープニングセレモニーが行われます!セレモニーの中では、千代田区長などからの挨拶がありました。なお挨拶の中にもありましたが、今年はボートに乗れる方が両日で160組限定(事前申込制、抽選)の中、4700組もの応募があったそうです!
セレモニーも終わると、さあ灯ろうが流されていきますよ!「希望の灯ろう」がお濠へと浮かべられていきます。
一つ、また一つと灯ろうが増えていきます。
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し、19時よりスタートしました!
ボートの上から、灯ろうが次々にお濠へと放たれていきます。#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/e1W1ouPe1W— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2022
完全に日も落ち、灯ろうの光が際立つようになってきました。
ボート乗船が叶った160組の方は、間近で灯ろうが見られてラッキーですね!
どんどん灯ろうが浮かべられてきます。
たくさんの灯ろうが流れてくる様子は、幻想的な光景ですね。
水面に映る灯ろうの姿も美しいです。
暗くなると、皇居のお濠に浮かぶ灯ろうも、より一層鮮やかになってきます。希望の灯ろうと言うことで、灯ろうには様々な言語でそれぞれの想いが書かれて流されました。#皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/7SOVqbfU9n
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2022
実はお祭り会場に来ている方は外国出身の方が多く見られましたが、そのためか灯ろうには多言語でのメッセージが書かれていました。祈りや希望と言うのは万国共通だと思いますが、灯ろうを通して願いが重なるのは良い場所ですね!
真っ暗な中で行われる光のお祭り。暑い中、水辺でのこの光景は味わい深いものです。
灯ろうは千鳥ヶ淵だけでなく、田安門や九段坂公園の方まで流れていきます。お濠の沿って広範囲で楽しめるのもありがたいところです!
田安門、九段坂公園の方まで灯ろうが流れてきています!#皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/lopwpsSC5Z
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) July 29, 2022
千鳥ヶ淵へのアクセス
・都営新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線 九段下駅より徒歩3分
・東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅より徒歩5分