五輪もいよいよ大詰め!というわけで今回は奇祭の中でも最もオカルトじみており、また実は五輪とも関係が深い!?とされる「キリスト祭」についてご紹介します。一説によると、あのムー公認の「オカルトかるた」にも登場するらしいですよ。
キリスト祭とは?
【謎の踊り】東北地方に伝わる踊り「ナニャドヤラ」https://t.co/fZS05GQuJR
青森県三戸郡で開かれる「キリスト祭」などで踊られている。その意味について地域振興課の担当者は「さっぱり意味が分からない」という。 pic.twitter.com/fVJdCV8XfK
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 20, 2019
キリスト祭とは、東北の地で一生を終えた(?)とされるキリストの御霊を慰めるために行われる奇祭中の奇祭です。1964年から青森県の新郷村で開催されています。同村には、ひそかに日本へ渡ったイエス・キリストが天寿を全うしたという説があり、実際、キリストの墓だとされる「十来(とらい)塚」まであるのです。慰霊祭は朝10時から行われ、全90分程度。その内容は何と、神道式! 神官による祝詞奏上、玉串奉奠、獅子舞、ナニャドヤラ(この地方に伝わる盆踊り)の奉納という和風テイスト満載の形式で執り行われます。
キリスト祭に行くには?
本日2018年6月3日は、青森県で「キリスト祭」が開催される日です。この不思議な祭りについては、岡本亮輔著『聖地巡礼』が詳しく論じています。「現代ビジネス」の関連記事もどうぞ。「キリストは青森で死んだ?今年で55回目、日本屈指の奇祭をご存知か」https://t.co/2OilIejtC9
— 中公新書 (@chukoshinsho) June 2, 2018
キリスト祭が行われる「キリストの里公園」の住所は、三戸郡新郷村戸来字野月33-1で、八戸駅から車で60分。控え目に言ってもアクセスが良いとは言えません。朝早くから始まる祭りなので、参加するには前泊も視野に入れたほうがよいでしょう。
「キリストっぷ」で買えるグッズとは?
6/7(日)『キリスト祭』開催が近づき、青森県新郷村にある「キリストの墓」前にある産直ショップ「キリストっぷ」に自然栽培の「キリスト聖米」、オリジナルTシャツ、手拭い、ステッカー等が入荷。https://t.co/bCmijPT8rR pic.twitter.com/MWRKWdlHyC
— ほいじんが (@garaguda) June 1, 2015
キリストの里公園には、ミニストップならぬ「キリストっぷ」も設置。記念にマストバイの「キリスト祭」タオルほかTシャツやキリスト聖米などのキリスト関連グッズが購入できるほか、キリストラーメンも味わえます。
キリスト祭と五輪の関係とは?
え? 最初に言っていたキリスト祭と五輪の関係はどうなったのかって? フフフ。実はヒントはすでに出ていたのです。第1回キリスト祭が行われたのは1964年。勘のいい読者ならもうおわかりでしょう。そう。1964年は東京五輪が行われた年。キリスト祭は、東京五輪に合わせ、村の伝承を基に始まったのです。2021年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、関係者約10人で小規模ながらキリスト祭を実施。その際、1964年の第1回キリスト祭で配布したタオルが復刻販売されました。
いかがでしたか。今回のキリスト祭。信じるも信じないも、あなたの御心のままに。それではまた、次の奇祭でお会いしましょう!