2024年の干支は「辰」です。「辰(たつ)」は、龍を表し、十二支の中で唯一架空の動物。成功や発展の象徴とされている「龍」は、最高の幸運をもたらすと言われ、干支の中でも最も縁起がよいとされています。
また、その年の干支のものを家に飾ったり、身につけたり、部屋に飾ったりすると、幸福を呼び寄せるとも!
この記事では、身近に置いておきたくなるカワイイ辰の縁起物5つと、4年に一度だけ夏の五輪と同じ年に開催される、龍神に雨乞いを願う行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」をご紹介します!
あなた好みの「辰の縁起物」をゲットして福を招きましょう!
目次
鮮やかグリーンがインパクト大!三春張子 干支(辰)
三春張り子には恵比須大黒といった様々な種類の人形がありますが、今回はその中から福島県で初めて十二支をシリーズとして作りだした「十二支の元祖、彦治民芸」の作品である「三春張子 干支(辰)」をご紹介します。
どこにでもちょこんと置けるコンパクトさと、張子で作られた愛くるしいフォルムがなんとも魅力的です。
玄関やリビング、どこに置いても目に入るインパクト大な鮮やかなグリーンの辰で、毎日元気をもらいましょう!
イラストタッチの辰がカワイイ!高崎だるま 干支(辰)
群馬県高崎市で作られている「高崎だるま」は、別名「福だるま」「縁起だるま」とも呼ばれる群馬を代表する伝統工芸品です。高崎だるまは「鶴は千年、亀は万年」とよくいわれるように、吉祥や長寿を表す鶴と亀が眉毛と口ひげに表現されていることが最大の特徴です。
今回ご紹介するのは、干支の辰をモチーフにした干支だるま(辰)。幸福と昇運や開運のシンボルとされる辰が、他とは一味も二味も違うカワイイだるまに変身!どこに飾るか迷ってしまいそうですね。
赤べこが辰モチーフに!?干支べこ タツ
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続いてご紹介するのは、福島県を代表する「赤べこ」です。赤べこは無病息災や厄除けの縁起物。赤を基調とした牛とゆらゆら揺れる顔の動きがとても可愛らしく、福島のお土産としても人気があります。
この赤べこには干支をモチーフにした「干支べこ」があり、今年の干支「タツ」のものももちろんあります。
きれいなグリーンにゴールドの色合いと、のほほんとした辰の表情が素敵です。
だるまとのセットもあるので、セットで飾るのもありですよ!
優しい色合いにホッコリ。仙台創作張子 辰
ちょっとした動きがあるとカワイイ置き物。赤べこに続いてご紹介するのは、首振り式の張り子・仙台創作張り子です。宮城県仙台市で手作りの張子を制作しているたかはしはしめ工房が手がけています。
そのなかに十二支を模ったものがあります。丁寧に染めた和紙をちぎり絵のように張って作られます。勇ましいイメージの辰ですが、和紙の柔らかい色合いで、愛らしくも慎ましい雰囲気。縁起物としてはもちろん、オブジェのように飾ってみてもよいかもしれませんね。
辰とだるまがコラボ!法輪寺(だるま寺)干支土鈴
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土鈴(どれい)は、陶製の鈴で、中国では古くから厄除けのお守りとして愛用されていました。その土鈴に干支をモチーフに加えた干支土鈴は、全国各地の寺社で授与品にもなっています。
京都にある法輪寺、通称「だるま寺」の干支土鈴は、京人形の職人さんの手作り。縁起物として馴染みのあるだるまと十二支がコラボした姿は、とても可愛らしく愛着がわくこと間違いなし。
2024年の干支である龍も登場!土鈴の音色が魔除けにもなるともいわれています。身近な場所に飾ってみてはいかがでしょうか。
龍神に雨乞いを願う!?埼玉の奇祭「脚折雨乞」とは?
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脚折雨乞(すねおりあまごい)は、埼玉県鶴ケ島市で開催される雨乞い行事で、埼玉では有名な奇祭です。
4年に一度の脚折雨乞で姿を見せる「龍蛇」は、全長36メートル、重さ約3トンもあり迫力満点!この龍蛇は、麦わらと孟宗竹、荒縄によって作られていますが、雨乞行事当日、出発前の入魂の儀により「龍神」となります。
300人の男衆が、この巨大な蛇体を雷電池(かんだちがいけ)まで担いで練り歩き、雷電池に到着すると龍神を池に入れ「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」と必死に叫び雨乞いを行います。
最後の龍神を解体するときが祭のクライマックス!頭部に付けられた金色の宝珠を、若者が我先にと競って奪い合う様は、非常に豪快で見る者も圧倒します。
4年に一度、夏の五輪と同じ年に開催される脚折雨乞ですが、ちょうど2024年8月4日(日)に開催される予定です。
辰年に開催される「脚折雨乞」をみにいってみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、2024年の干支「辰」の縁起物5つと、4年に一度しか開催されない埼玉の奇祭「脚折雨乞」をご紹介しました。
今年よりも来年がいい年になるように願いを込めて「辰の縁起物」を飾ってみませんか?