名古屋でもっとも古い商店街の一つとされる「円頓寺(えんどうじ)商店街・円頓寺本町商店街」(愛知県名古屋市西区那古野)。夏の風物詩として開催される「円頓寺七夕まつり」では、商店街一帯に飾られている張りぼてや吹き流し飾りを見て楽しむことができます。
今回は、円頓寺商店街・円頓寺本町商店街内に飾られた吹き流しや張りぼてなどを中心に、七夕まつりの初日である7月26日(水)の模様や、ステージイベントの様子をレポートします。
名古屋随一の歴史ある商店街で七夕まつりが開催
「円頓寺七夕まつり」は、毎年7月最終週の水曜日〜日曜日の5日間に渡り、円頓寺商店街・円頓寺本町商店街の連盟で開催されます。2023年で第66回の開催となる、歴史あるお祭りです(今年の開催期間は2023年7月26日(水)〜30日(日))。
商店街に到着すると、さっそくかわいいサイズの七夕飾りを発見しました。
商店街の通りには食べものや遊戯の屋台が並んでいます。
この日の最高気温は38.2℃でしたが、そんな暑いなかでも円頓寺七夕まつりは子どもたちやカップルなどでにぎわっていました。来場者のなかには浴衣や着物姿の方々がいて、とても華やかな雰囲気でした。
装飾コンクールも開催、お気に入りの七夕かざりを見つけよう
円頓寺七夕まつりでは吹き流し飾りや、円頓寺商店街・円頓寺本町商店街にあるお店または一般の方々が作成した張りぼてが商店街内に飾られています。
吹き流しは、一色だけのもの、金色など光にあたるとキラキラ光るもの、白と青などのように交互に色付けがされているものなどがあり、それぞれ個性があります。また、風にたなびいている時と、真っすぐ下に伸びている時とでは、飾りが違った見えかたがするのも楽しいです。
円頓寺七夕まつりは、来場者参加型の「みんなの装飾コンクール」が開催されます。商店街内に飾られている気に入った張りぼて作品番号に、投票することができます。
では、どのような張りぼてが飾られているでしょうか。私が発見したお気に入りの作品をいくつかご紹介します。
迫力のある龍の張りぼて。
困り顔のエイがますます困ったことに。
三毛猫と、あじさいと、月のデザインの竹笹。
裏側は、黒白もようの猫とひまわり。夏を感じるデザインですね。
風が吹くとゆらゆらと左右に回ります。
さて、提灯は何個ついているのでしょうか? 1、2、3……あ! ここはさっき数えたところだった!
傘の内側に花火や宇宙がひろがっています。つり下げられている花の模様も目を引きます。
ゴールドの吹き流し飾りとともに。華やかですね。
紹介したのはほんの一部ですが、あなたのお気に入りの作品はこの中にありましたか? どれに投票しようかな?と考えながら鑑賞すると、細部まで見ようという意思が働き、それぞれの作品の魅力をより深く掘り下げることができるので、おすすめです。
今年からはステージイベントも復活し、盛り上がりは例年通りに
2023年は、コロナ禍で中止となっていた大道芸などのステージイベントが復活! パフォーマーと来場者との距離が近い状態で楽しむことができました。
また、円頓寺七夕まつりの別会場である「なごのキャンパス」では、7月28日(金)〜30日(日)に盆踊り大会も実施されました。
円頓寺商店街・円頓寺本町商店街にもコロナ禍前のにぎわいが戻ってきているようです。お近くにお住まいの方は、ぜひ来年は足を運んでみてください。