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正調?ストリート派?阿波おどりファン必読!違いを知って、観覧ベストスポットを選ぼう!

2019/7/13
2020/4/26
正調?ストリート派?阿波おどりファン必読!違いを知って、観覧ベストスポットを選ぼう!

こんにちは!夏が来ますね!

今年も無事開催が決まった、本場徳島「阿波おどり」!8月11日の前夜祭を皮切りに、12,13,14日の3日間、徳島が熱狂に包まれます。

阿波おどり東の中心地東京高円寺の踊り手の一人である私も、もちろん行きます!

 
一口に「阿波おどり」と言っても、そのスタイルは様々。

大きくいって、基本構成を守る「正調阿波おどり」とストリート系「苔作調」。

その違いが分かれば観覧も楽しく、また得たい経験によってみるべき場所も変わってきます。さあ、見てみましょう!

1.鳴り物の基本構成「正調阿波おどり」

阿波おどりも連*によって特徴も様々。それを分類し、何をもって「基本」とするかは様々な議論がなされています。が、ここではざっくりと、鳴り物に注目して、「正調阿波おどり」と「苔作」の違いをご紹介します。

(*阿波踊りのチームを「連」と言います)

阿波おどり鳴り物の基本構成は、

①三味線 しっとりとした情緒を加える

②笛 唯一のメロディパート

③〆太鼓 小さい太鼓で、コロコロとして音で踊らせる

④大太鼓 ベースの役割

⑤鉦 全体をまとめる指揮者の役割

の5つとなります。

これらで構成される連を「正調」と考えると分かりやすいです。

分解して聞くとその役割も一目(?)瞭然!この動画を見てみましょう。

三味線や鉦の音に注目すると「チャンカチャンカ、チャンカチャンカ」と聞こえると思います。2拍子で、少し溜めのある、スタッカートのきいたバウンスビート。お祭りテイスト溢れるリズムですね。

連により、節が微妙に違ったり、竹や樽太鼓が入ったり、人の声で唄が入ったりと様々ですが、粋で陽気でエレガントな音を奏でます。

2.ストリート系阿波おどり 一拍子の苔作流

これに対し、打楽器でガンガン攻めるのが「苔作流」。昭和40年代に発足した連「苔作」が確立したスタイルです。

場合によっては「一拍子」「ドカドカ系」などと呼ばれる、ストリート系阿波おどり。「苔が生えるまで共に踊り続けよう一生を 棒に悔いなし阿波踊り」との思いから名付けられた、熱い想いのつまった表現なのです。

 
特徴は、

① 1拍子

② とにかく音が大きい

③ 笛や三味線は使わず、打楽器のみ

というところ。百聞は一見に如かず。動画を見てみましょう。

ね、すごい勢いでしょう。

①の1拍子。「正調阿波おどり」が「チャンカチャンカチャンカチャンカ」に対し、苔作調は「ドカドカドカドカ」という1拍子です。なので、踊りも「溜め」はなく、激しくストレートな動きになります。

②音の大きさについては・・・、まず鉦の大きさ!顔より大きい!苔作は始まった当時、楽器がなかったのでフライパンを叩いて踊っていた、と言います。これが「カンカカカンカカ、カラカン、カラカン、カラカン、カラカン!」と鳴り響きます。大太鼓の勢いはもちろん、よく聞くと「ババババババババ」という金属的な音がしますね。これは木製の〆太鼓ではなく、サンバでも使われるスネアドラムを使っているからです。

③そして、三味線や笛がない!リズムだけで踊るのもそうなんですが、だってこの音の大きさ。シャミや笛は聞こえません(笑)!

鳴り物は「着流し」という浴衣ではなく、鯉口シャツに股引。男踊りも女踊りも、腰はあまり曲げず、速いテンポで踊ります。

このスタイルの魅力は何といっても、勢い!熱気!迫力!爆音で激しく踊る様子は、周りをトランス状態に導きます。その感覚が忘れられず、熱心な追っかけになる人も多数。

動きもノリも非常に自由で、観客とのインタラクティブなやり取りが非常に多いのも特徴。一緒に盛り上がれば、足を止めてパフォーマンスをしてくれることもあります。

ぜひ、この熱狂に身を任せてみませんか。

 

3.「正調」&「苔作流」聞き比べ

さあ、基本の違いが分かったところで、「正調」と「苔作調」を聞き比べてみましょう。

 
こちらは「正調阿波おどり」の中でもゆったりしたテンポで知られる「娯茶平」

次に「苔作調」の流れを東京高円寺で受け継ぐ「東京天水連」

もう違いはばっちりですね!

 
前述の「正調阿波おどり」もさらに大まかに言って「三大流派」というものに分けられます。

それについてはこちらで深堀り!

<築城起源説?盆踊り?三大流派!?もっと学んで楽しもう!阿波おどりの歴史>の記事はコチラ

4.どこで見る?桟敷、広場、舞台?

さて、徳島阿波おどりを見られる場所は、主に4種類に分かれます。

①有料演舞場 メイン会場。前売り・当日チケットを購入し、階段状の桟敷に座って見る。構成の美しい流し踊りを楽しめる。

②無料演舞場 商店街など、場所取りをして観覧。流し踊りを演者とより近い位置で見ることができる。

③おどり広場 ステージ上になったスペースで組踊を観覧。見物客が踊りに加わることもできる。

④まちかどの阿波おどり 演舞場と演舞場を結ぶストリート。踊り子たちは踊りながら移動するので、よりリラックスした雰囲気を楽しむことができる。

「正調阿波おどり」の練り上げられた踊りは、どの会場でも楽しむことができます。有料演舞場は、どの連も構成の完成度に力が入る場所。正統派ファンはこちらがオススメ。

 
また、じっくり見たい人は舞台観覧が最適。凝った演出と完成された技に圧倒されます。

選抜阿波おどり前夜祭 8月11日 日中~夜の3回公演 @アスティとくしま

選抜阿波おどり8月12日(月)〜15日(木) 日中 @あわぎんホール

© 2019 Photozou Co.,Ltd.

対してストリート系「苔作調」の熱気を感じたい人は、近くで見るのが一番!断然おどり広場や路上のゲリラ阿波おどりをお勧めします。

 

好きな連がある人は、スマートフォン用連追跡アプリ、連レーダーで追っかけましょう!

 

いかがでしたか?阿波踊りはとっても自由。自分の好きなスタイルが見えてくれば、ワクワクする体験をとことん味わえます。

これで準備万端!本場徳島で、自分だけの阿波おどりを楽しみましょう!
 

<阿波おどりとは?踊り方・楽しみ方は?阿波踊りを現役の連メンバーが完全解説!>の記事はコチラ

RYUSHI / Shutterstock.com

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