今年も出場!ふるさと祭り東京2020
2009年から毎年1月に東京ドームで開催されている「ふるさと祭り東京」。
全国から魅力あふれる祭り・グルメ・物産が集うこのイベントに、今年も愛媛県新居浜市から「新居浜太鼓祭り」の太鼓台が出場します。
今回は過去最多である3台の太鼓台(岸之下、萩生西、萩生東)が出場し、展示及びパフォーマンスを行う予定です。
岸之下太鼓台
天幕の色 | 赤・白 市松模様 |
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伊達巻の色 | 水 |
貫きの色 | 水 |
房 | 白 揚巻結び |
阿龍の尾 | 巻き尾 |
飾り幕製作 | 梶内縫師 |
萩生西太鼓台
天幕の色 | 赤・白・紫 市松模様 |
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伊達巻の色 | 薄紫 |
貫きの色 | 薄紫 |
房 | 白 揚巻結び |
阿龍の尾 | 跳ね尾 |
飾り幕製作 | 伊藤縫師 |
萩生東太鼓台
天幕の色 | 赤・白・紫 市松模様 |
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伊達巻の色 | 薄紫 |
貫きの色 | 薄紫 |
房 | 白 三方揚巻結び |
阿龍の尾 | 巻き尾 |
飾り幕製作 | 有限会社ネットワーク |
岸之下太鼓台練習スタート!
2019年12月9日(月)、ふるさと祭り東京2020に出場予定の岸之下太鼓台の皆さんが本番に向け練習をスタートしたということでお邪魔しました。
この日は初日ということもあり、どの様な演技にするか入念に打ち合わせしながらの練習です。
秋祭り前とは違い12月の寒空のもと行う練習はとても大変そう。
しかし皆さん寒さなんぞどこ吹く風。真剣な表情で取り組まれていました。
ちなみに新居浜太鼓祭りの「練習」というと「太鼓台上から手旗と笛で舁き夫(担ぎ手)に指示を出す指揮者と、太鼓を打ち鳴らす太鼓係が実際に体を動かし演技の確認をすること」を指すのが一般的です。
重量2.5t~3tと言われる太鼓台を150人から200人の舁き夫によって担ぎ上げるのですが、一糸乱れぬ演技を披露するには4名の指揮者の動きと太鼓の音を合わせることが大前提となります。
舁き夫の皆さんが担ぎやすい指揮をするため、岸之下太鼓台の皆さんは東京へ行くまでの間、平日毎日練習するそうです。
準備も着々と
ふるさと祭り東京2020開催目前ということで、準備も急ピッチで進められていました。
必要な物や事柄を書き出し、スケジュールを次々と決めていきます。
2010年に「地域伝統芸能全国フェスティバル新潟」への出場経験もある岸之下の皆さんは、とても慣れた様子でした。
また、自治会館2階では太鼓台上部に取り付けられる「くくり」を準備中。
綺麗に仕上げるため入念に形を整えていました。
岸之下の皆さんにインタビュー
この日の練習終了後、岸之下青年団の皆さんにお話を伺うことが出来ました。
Q1.出場への意気込みを教えて下さい
東京ドームという大きな舞台で演技できることを光栄に感じています。
2020年は東京オリンピック開催年であり、ふるさと祭り東京でのパフォーマンスがオリンピック関連イベント出場へのアピールになると考えていますので、皆さんの目に私達の全力演技をしっかり焼き付けたいです。
Q2.計画中の演技は?
太鼓台3台による「寄せ太鼓」を披露する予定です。
寄せ太鼓は太鼓台同士を寄せ合い複数で差し上げなどを行うもので、今回出場する中萩地区の太鼓台の代名詞と言える技です。
重たい太鼓台を人力で寄せ合うため常に危険と隣り合わせの難しい演技ですが、4日間すべて完璧に成功させます。
また演技前後のどこかで、岸之下太鼓台が3年程前から挑戦している走り舁き「疾走☆岸之下(小勇み)」も披露したいと考えています。
毎年行うことで舁き夫の皆さんにも浸透し、2019年の秋祭りでは物凄い速さでの「疾走☆岸之下」に成功しました。
巨大な太鼓台が担ぎ上げられたまま流星の如く駆け抜けていく姿は圧巻ですので、こちらもお楽しみに。
Q3.注目して欲しいポイント
絢爛豪華な太鼓台ですが、演技中最も注目して欲しいのは房の動きです。
会場では小勇み、大振り、放り投げと沢山の技を披露しますが、太鼓台の動きに合わせて様々な表情を見せる房には是非注目して下さい。
また岸之下太鼓台は2020年に新調を控えており、現在の太鼓台での演技はふるさと祭り東京2020で見納めとなる予定です。
本番に向け現在飾り幕を補修中ですので、シンボルカラーの「青」が良く映える、美しくなった岸之下太鼓台の最後の晴れ舞台をお見逃しなく!
Q4.岸之下の皆さんにとって新居浜太鼓祭りとは?
「自地区の誇りをかけた闘い」です。
祭りを愛する方は皆さん同じことを考えていると思いますが、いつでも「自分たちの太鼓台・演技が地元で一番」すなわち「日本で一番」だという気持ちで祭りに臨んでいます。
岸之下は運営関係者以外の舁き夫の皆さんもそういった想いが強く、指揮者をしていると「絶対に落とさない」、「どこよりも長く担ぎ続ける」という気迫を痛いほど感じます。
太鼓台に関わる全ての人が一丸となり、最高の4日間にしたいと考えておりますので、会場での応援よろしくお願い致します!
合同練習スタート
2019年12月12日(木)、ふるさと祭り東京2020に向けた初合同練習が岸之下自治会館で行われました。
久しぶりかつ太鼓のみを持ち寄っての練習でしたが、太鼓台の躍動する姿が指揮者の動きと太鼓の音だけで見えてくるようでした。
またこの日は動きの確認だけでなく、音色を確認したり上下を入れ替えたりと、太鼓の調整も行っていました。
開催が待ち遠しいです!
最後に
ふるさと祭り東京2020は2020年1月10日(金)~1月19日(日)の10日間、東京ドームで開催されます。
太鼓台による演技は2020年1月10日(金)~1月13日(月)の4日間行われる予定です。
1月10日(金) | 1回目・・・12:20〜 2回目・・・17:10〜 |
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1月11日(土) | 1回目・・・11:30〜 2回目・・・19:30〜 |
1月12日(日) | 1回目・・・12:10〜 2回目・・・19:00〜 |
1月13日(月) | 1回目・・・12:10〜 |
豪華絢爛・勇壮華麗な男祭り「新居浜太鼓祭り」を観に、是非皆さん東京ドームへ足をお運びください!