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6月16日・17日は4年ぶり「郡上おどりin青山2023」へGO!日本最大の盆踊りフェス「郡上おどり」の季節がやって来る

2023/6/15
2023/6/17
6月16日・17日は4年ぶり「郡上おどりin青山2023」へGO!日本最大の盆踊りフェス「郡上おどり」の季節がやって来る

東京・青山の初夏の風物詩が、コロナ禍を越え4年ぶりに帰ってきました!第27回「郡上おどりin青山」が2023年6月16日(金)~17日(土)の2日間、開催されます。

郡上おどりは、日本の「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つとして2022年12月にユネスコ無形文化遺産にも登録されましたが、見ているだけでなく誰でも参加OKの、自分も踊って楽しむ盆踊りです。振り付けも簡単なので、見よう見まねでもすぐ踊りの輪に参加できます。会場は秩父宮ラグビー場の駐車場。ぜひ気軽に参加してみましょう!

ここからは2019年に公開した、お祭りの楽しみ方のコツやグルメ情報、青山で郡上おどりが行われる理由など、「盆オドラー」の大ちゃんによる解説記事を再度お届け。併せて2023年の開催情報もお伝えします。
秩父宮ラグビー場に下駄の音がこだまする!今年の天気は踊る時間は晴れ予報。みんなで張り切って踊りましょう♪

本場郡上八幡の熱気そのままに、今年も青山に郡上おどりがやってくる!

毎年この季節になると、盆踊り好きの面々は、居ても立ってもいられないはずだ。なぜなら6月最後の金曜土曜は、外苑前の秩父宮ラグビー場駐車場にて、【郡上おどりin青山】が開催されるからだ。

大提灯の明かりが本場・郡上八幡の趣を醸す、【郡上おどりin青山】

岐阜・郡上八幡で400年もの間、唄とともに踊り継がれてきた郡上おどりは、日本三大民謡・日本三大盆踊りの一つと称されるだけでなく、7月中旬から9月上旬まで30数夜にわたって開催される、日本で最も開催期間の長い盆踊りでもある。

この郡上おどりが青山で踊られるようになって、今年で記念すべき25周年を迎える。

毎年各日数千人の踊り好きで賑わい、2017年は2日間でおよそ1万4,500人もの来場者数となった

なぜ青山で郡上おどりなのか?それは郡上八幡城主・青山家の江戸下屋敷と、菩提寺である梅窓院がこの地にあり、「青山」という地名の由来となったことに起因するのだ。

生のお囃子と唄を堪能しながら踊る、なんとも贅沢な時間は、郡上おどり最大の魅力だ

本場さながらの熱気とともに、現地に先駆けて開催される「一大フェス」として知られ、日本各地はもちろん、海外からも踊り助平たちが集うイベントとなっている。

「誰もどなたも揃えてござれ。」郡上おどりは見るものでなく、誰もが参加できる踊りなのだ。踊りの前には保存会による講習会も開かれ、はじめての方でも安心して参加できる

郡上おどりin青山を楽しむために、実践したい3つの心がけ

さて、郡上おどりをはじめて体験する人は、普通の盆踊りと何が違うのか気になることだろう。郡上おどりは、代表的な《かわさき》や《春駒》をはじめ、江戸の昔より郡上に伝わる計10もの踊り曲を、生のお囃子や唄とともに踊るものである。

都内では珍しい生唄生演奏を堪能しつつ【郡上おどりin青山】を楽しむために、ぜひ実行したい3つのポイントをあげておこう。

*何はなくとも下駄を履くべし!

郡上八幡では堅いヒノキの下駄が一般的。青山の踊り会場でも購入できる

盆踊りに欠かせないものといえば浴衣だが、郡上おどりでは何よりも下駄が欠かせない。ほとんどの踊りで歯を鳴らす動きや、蹴り上げる動作があるからだ。

ただし、都内で一般的な桐の下駄は素材が柔らかく、踊りには適していない。現地では歯の減りにくいヒノキの下駄が一般で、踊り会場でも入手可能だ。ぜひ自分らしい一足を入手し、思う存分踊りに没頭したい。

もちろん浴衣を身にまとって踊れば、さらに気分が盛り上がることをお約束しよう。

*無理なく自分のペースで楽しむこと!

郡上おどりは天気に関係なく踊られる。雨の際には雨具を用意して参加しよう

郡上おどりの一曲は長い。10分・15分はもちろん、現地では30分・40分と続くことも珍しくない。アップテンポの曲もあれば、呼吸を整えるような、ゆったりとした曲もある。

疲れたと思ったら休憩を挟み、自分のペースで無理なく楽しむことがオススメだ。

ただし一曲目の《古調かわさき》と、踊りを締めくくる《まつさか》は、それぞれ一回ずつしか踊る機会がないので、ぜひ見逃さないよう注意したい。

*郡上のグルメを堪能し、かの地に想いを馳せること!

会場の物産展では、鮎の塩焼きをはじめ、郡上の名産品が一堂に会する

郡上八幡は町の中に吉田川の清流が走り、風光明媚な自然が、お米をはじめとする四季折々の恵みをもたらしている。その代表的な名品も青山には出店するのだ。

毎年早い時間に売り切れになる鮎の塩焼きや、風味豊かな地酒、やみつきになるハムなど、ぜひ現地でおなじみのグルメを堪能し、自分の中で「郡上度」を上げ、思う存分フェス感を満喫しよう。

夜のとばりが降りてくる頃、トランス状態に似た、踊り続ける魅力に気がつくはずだ

一度郡上おどりを体験すれば、間違いなくその虜になるはず!

郡上おどりに何度も参加している方は、きっと「踊り免状」が気になることだろう。

現地では毎晩審査曲が発表され、踊り名人と認定されると免許状が皆伝される。全10曲中7曲に用意されているのだが、その晩になるまで種目は分からない。青山でも一日に3名程度選定されるのが通例だ。

我こそは、という方はぜひその機会をお見逃しなく。

郡上おどりの免許状。写真は《古調かわさき》のもの

一応取得者であるボクが、先輩面してポイントを語るならば、丁寧に踊ることと、笑顔で楽しい雰囲気を醸すこと!心から楽しんでいる様子は、きっと審査員の心に響くことだろう。

また、今回は25周年ということで、エントリー形式で個人コンクールも行われる。ぜひこちらもチャレンジしてはいかがだろうか。

郡上八幡では、踊りに魅せられた踊り好きのことを、敬意を払って「踊り助平」と呼ぶ。ようこそ、踊り助平の世界へ!

郡上おどりは、農作業の動きや手まり歌の動きを取り入れた、シンプルながらごまかしの効かないものが多い。

ゆえに踊るたびに発見があり、時間をかけないと習得が難しい。

最初見よう見まねで踊るうちに、身体は自然と踊りに親しみ、やがて踊りのない生活はできなくなる。こうしてみな「踊り助平」への道を進んでいくのだ。

もっともっと楽しみたいなら、この夏迷わず郡上八幡へ!

郡上八幡はあらゆる景色が日本の原風景ともいえる、琴線に触れる魅力に溢れている

青山で虜になった方は、ぜひ本場・郡上八幡へ出かけて欲しい。特に8月13日から16日は『盂蘭盆会(うらぼんえ)』と呼ばれ、4日間にわたる『徹夜おどり』が開催される。

一度参加すると、必ずや生涯忘れられない経験となるはずだ。

実は鰻の名産地でもある郡上八幡。冷たい清流で絞め、蒸さずに焼き上げる香ばしく濃厚な旨味。東京では決して味わえない!

人生を変える旅へ、いざ腰を上げようではないか!

盆ボヤージュ!

2023年 郡上おどりin青山 開催情報

■日時と催し
【6月16日(金)】
物産販売…午後3時~踊り終了まで
踊り時間…午後5時~8時半まで

【6月17日(土)】
物産販売…午後1時~踊り終了まで
踊り時間…午後5時~8時まで

■会場:秩父宮ラグビー場  駐車場(港区北青山2-8-35) 東京メトロ銀座線 外苑前駅下車 徒歩3分

※詳細は青山外苑前商店街振興組合のホームページにも掲載されていますのでご参照ください。

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