秦野市の白笹稲荷神社が舞台
神奈川県中西部に位置する秦野市。こちらに関東三大稲荷に数えられる神社があります。白笹稲荷神社です!こちらで毎年二月の初午の日に行われるお祭り「初午祭」をご紹介していきます!
と、その前に、そもそも「初午」とはなんなのでしょうか?一説には和銅4年(711年)2月の初午の日に、稲荷神社のご祭神とされる稲荷大神が、お稲荷さんの総本山の伏見稲荷大社裏にある稲荷山へ降り立ったことに因んで行われていると言います(白笹稲荷も、1774年に伏見稲荷を勧請しています)。そのような由来があるので、稲荷神社にとって初午が大切な日でお祭りが行われているのですね!この日は伏見稲荷大社や白笹稲荷神社をはじめ、全国30000万社以上(合祀などを含む)ある各地の稲荷神社でも祭事を行っているはずですので、ぜひ地元の稲荷神社にご注目してみてください!
2022年の初午は2月10日。本日開催されましたので、白笹稲荷神社初午祭の様子を現地からお伝えしていきますよ!
賑わう境内、限定御朱印も!
白笹稲荷神社の境内へとやってくると、初午祭に合わせたくさんの地元の方々が来ていました!鳥居前から参道には屋台街も続きます!
社殿の前には朱色の立派な鳥居がそびえます。
まずはお祭りの中心でもある、社殿へとお参りを行いましょう!白笹稲荷、と言う名前にちなんでか、社殿前には笹に油揚げが添えられて奉納されていました。これは珍しい光景ですね!
社殿前にも露店が出店しています。こちらでは大福などの和菓子を販売していました。反対側では、地元のそばを売るお店も!
社務所では、初午限定の御朱印もいただけます!今年は感染症対策から特別に、2月の一ヶ月間授与いただくことが可能に。22日に控える、二の午の御朱印も合わせて手に入れることができますよ!2つ並べてみると繋がったデザインとなっており、かわいらしいですね!
参道を埋め尽くす屋台
お参りを終えたら楽しみたいのがお祭りの醍醐味の一つ、グルメ屋台ですよね!神社境内から続く参道には、びっちりと屋台が並んでいますよ!
お祭りグルメの定番、お好み焼きやたこ焼きを売る屋台も!近年のK-popブームからか、チーズハットグのお店もありました。小学校が近くにあることもあり、地元の子どもたちが並んでいます!
もちろん焼きそばも。良い香りが辺りに広がりそそられますね!
デザートでは、りんご飴ならぬいちご飴も登場です!
その場で食べられるグルメ屋台だけでなく、逸品を売る屋台も。こちらは三陸わかめを提供しています!
たくあんの屋台も多くありました!
もう一つ、ユニークだったのが豆いた生姜糖の屋台。こちらの名物なのか、複数の屋台が出ていました!
豆いた、生姜糖とはなんぞやと思ったら、売られていたのはこちらの商品です!甘納豆のように各素材を溶かした砂糖で固めたものを言うんだとか。おいしそうですね!
たくさんの屋台が出ていることも魅力な、白笹稲荷初午祭。お祭りの雰囲気が味わえ楽しめるのが特徴でした!
狐がたくさん!
稲荷神社と言うことで、境内にはたくさんの狐が存在!お参りも兼ねて、狐の魅力に迫っていきませんか?まずは社殿裏にある末社へと、鳥居をくぐって進んでいきましょう!
こちらが末社です。周りには複数の狐がいますね。
まとまって狐がいるところも!好物とされる油揚げがお供えされていました。
こちらは石造の狐です。
尻尾の長い狐も!
こんなアクロバットな姿の狐もいました!
笹藪に囲まれた、凛々しいお顔の狐です。
こちらは、子守りをする母狐の石像。子どもを守る母の優しさが感じられますね。
周辺情報・アクセス
初午祭が行われる2月はまだまだ寒い日が多いですが、白笹稲荷神社境内から徒歩数分の所にあるお店でうどんを食べて温まるのはいかがでしょうか?この辺りは湧水が多いことで有名ですが、こちらも敷地内から湧き出る清水でうどんを打っており、モチっとした麺と甘めの汁のコンビネーションが絶品です!ぜひ、お祭りと合わせてお立ち寄りください!
■白笹稲荷神社へのアクセス
小田急線秦野駅南口より徒歩約20分。※新宿駅よりロマンスカーで約55分。急行で約75分。
白笹稲荷神社入口バス停より徒歩約5分。※初午祭に合わせ、秦野駅前から臨時バスの運行有り。
地元の方々に大切にされている、白笹稲荷神社のお祭り。たくさんの屋台が並び、多くの方で賑わっていました。また今年は、2月21日にも二の午祭が開催されます。ぜひお近くの方は来てみてください!