青森県の内陸部、津軽地方に位置する弘前市。ここには毎年春に「弘前さくらまつり」という日本一の桜を見ることができる祭りがあります。お花見、デート、撮影と様々な目的で訪れる人がいて、多くの人がどこまでも続く桜並木の艶やかさに心を奪われます。
2023年は4月21日(金)~5月5日(金)の日程で開催!この記事では幻想的な感覚を味わうことができる「弘前さくらまつり」をご紹介し、世界中から観光客が訪れるこの祭りの魅力に迫ります!
弘前さくらまつりの歴史
弘前さくらまつりは、青森の弘前公園で毎年行われているお祭りです。弘前公園に桜が植えられたのは、正徳5年に藩士が京都の嵐山からカスミザクラなどを持ち帰ったのが始まりだと言われています。
その後、明治に入り荒れ果てた城内に1,000本のソメイヨシノが植えられ「城を娯楽の場にするとは何事だ!」と反感を買い、引き抜かれてしまった経緯もありますが、明治28年には弘前城跡は公園として一般公開され、園内は一面桜で埋め尽くされたそうです。大正7年からは「観桜会」が開催され、昭和36年に入ると「弘前さくらまつり」と名称を変え、現在は桜の国・日本で屈指の桜の名所として、人々に愛されています。
約50種類!2600本の桜が咲き乱れる!
弘前公園には、ソメイヨシノをはじめとするカミスザクラやシダレザクラ、御滝桜、八重紅枝垂れ、弘前雪明かりなど約50種類の桜が植えられています。敷地内には所狭しと桜が植えられ、その数約2600本にものぼるそうです。その中には、日本で最も古いソメイヨシノや日本最大のソメイヨシノがあります。
弘前城の入り口にある外濠(そとぼり)は、満開の桜を望める絶景スポットです。桜並木からこぼれ落ちる花びらが、外濠の水面に広がり、桜の絨毯のような光景が広がります。日没~20:30までは、ライトアップも行われているため、非現実的な異世界に居るような気分を味わうことができるでしょう。
弘前さくらまつりの楽しみ方
さくらまつりの楽しみ方は人それぞれです。それぞれに合った弘前さくらまつりの楽しみ方を探してみましょう。
弘前城と桜のベストショットを撮る
弘前さくらまつりに行くときはカメラを忘れずに!弘前公園の見どころは桜だけでなく、桜とコラボした弘前城・天守をカメラに収めることも1つの楽しみ方です。普段、城や跡地に興味がない方も、さくらまつりに行ったなら、色んな角度から弘前城を撮影してましょう。きっと、表情の違う天守をカメラに収めることができますよ。
ボートで2人っきりの時間を楽しむ
弘前さくらまつりは雰囲気を楽しむにも十分な場所です。春の訪れを直に感じ、彼女の心をときめかせられること間違いなし!60分1,000円の有料ではありますが、西濠ボートのロマンチック・デートで2人だけの時間を満喫してもいいでしょう。
お花見でゆったりと一杯
桜と言ったらお花見!屋台!酒!でしょう。実際さくらまつりの日に、お花見を楽しむグループは多くあります。屋台も数多く出店しているため、様々な屋台メシも楽しめるかもしれませんね。
まとめ
この記事では弘前さくらまつりの歴史や見どころをご紹介しました。圧巻の桜はもちろん、この祭りならではの様々な楽しみ方が用意されていますので、今年の春は弘前まで足を伸ばし、特別な桜を楽しんでみませんか?
開催期間:2023年4月21日(金)~5月5日(金)
会場:弘前公園
ライトアップ:日没~20:30(予定)
駐車場:周辺に複数の有料駐車場があり「弘前市役所」「市立観光館」「弘前文化センター」「津軽藩ねぶた村」などを利用することができます。期間中は無料駐車場も徒歩20分の場所に用意されます