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土用の丑の日、地域別の風習は?うなぎは関東風と関西風でどう違う?

2020/7/14
2020/7/17
土用の丑の日、地域別の風習は?うなぎは関東風と関西風でどう違う?

夏が来ると「土用の丑の日」という言葉をよく聞きます。
同時にうなぎが多く売られるようになりますが、「土用とは何か」「何故うなぎを食べるのか」といったことはあまり知られていません。地域によっては、うなぎ以外のものが土用と結びつけられることもあるでしょう。

この記事では、「土用の丑の日」に関する解説と地域差、そしてうなぎの食べ方の違いをご紹介します。

土用の丑の日はどうやって過ごす?

「土用の丑の日」といえば、多くの人がうなぎを食べる日だと考えていますが、うなぎ以外にも「う」から始まる食材全般が当てはまります。うどん・梅干し・瓜など、夏バテしても食べやすいものが多いです。

本来うなぎの旬は秋から冬とされていますが、なぜ夏にうなぎが食べれらるのでしょうか。
季節外れのうなぎが、夏の食べ物の代表格になった理由は江戸時代にさかのぼります。
夏でもうなぎを売りたいと考えたうなぎ屋に対して、科学者の平賀源内が「土用の丑の日に『う』がつくものを食べると良い」という宣伝を利用してみるよう助言したため、という説が有力です。

土用は「う」がつくものを食べると良い日ですが、してはいけないこともあります。
土用とは季節の変わり目を表す日本独自の言葉であり、古代中国由来の五行思想においては「土」が割り当てられました。

土用は土の神様が休んでいる時期で、土いじりや穴掘りなど土に関することをしてはならないとされています。
また、季節の変わり目は体調を崩しやすく、引っ越しや旅行など環境を大きく変える行為も避けた方が無難です。

土用の丑の日とは?

地方ならではの土用の丑の日の過ごし方

地域によっては、土用の丑の日に行う独自の文化があります。
中国地方には「牛の祇園」という風習があり、土用の丑の日に牛を海に入れています。

一年で最も暑い時期、牛を海水浴で涼ませるためかもしれません。
また、岡山県には「土用祈祷」を行う地域があります。大数珠を回しながら念仏を唱えて、夏の病気から身を守る風習です。

土用は全国的にうなぎの消費量が増えますが、北海道では他の地域に比べてほとんどうなぎが食べられていません。
南の海に生息するうなぎが北海道で獲れることはほとんどなく、うなぎを食べる文化が育まれなかったことが原因とされています。

近年では、うなぎの代わりにさんまのかば焼きが食べられているそうです。

東と西とではうなぎの焼き方や食べ方が異なる?

うなぎの食べ方は蒲焼きが主流ですが、東西で調理法が異なります。

関東ではうなぎを背から開き、途中で蒸す工程が入ります。武家社会の江戸では腹から開くと切腹を連想するため嫌われること、すぐに提供できる調理法がせっかちな気質に合ったことなどが理由とされています。

一方、上方(かみがた:現在の京都)では、腹から開いて蒸さずに調理します。
大坂は商人文化が強く、「腹を割って話す」ことに通じて好まれたようです。

ふっくら柔らかな関東風、パリッとジューシーな関西風、それぞれ食感が異なる特徴があります。

うなぎ調理方法の東西の境は天竜川とされています。川に近い浜松市や諏訪市では、東西両方の調理方法が混在しています。

まとめ

今回は土用の丑の日やうなぎの蒲焼きについて解説しました。
季節の変わり目である土用には、うなぎなど体力がつくものを食べてゆっくり過ごすことが大切です。

地域によっては「う」のつくものを食べる以外の風習があったり、うなぎを食べなかったりとさまざまな特徴があります。また、うなぎの蒲焼きは東西で作り方が異なり、それぞれの文化に合わせた形で作られます。

土用は体調を崩しやすい時期です。土用の時期には体に良いものを食べて、ゆっくり過ごすことをおすすめします。

土用とうなぎに関する歴史や文化に慣い、元気に夏を過ごしましょう。

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