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伊勢神宮におみくじがない理由とは!? 伊勢神宮ならではの理由に思わず納得!<三重県伊勢市>

更新日:2023/5/29 マサ
伊勢神宮におみくじがない理由とは!? 伊勢神宮ならではの理由に思わず納得!<三重県伊勢市>

そうなんです。
神宮の中の神宮である「伊勢神宮」にはおみくじがないんです。果たしてその理由とは??

 

伊勢神宮HP(2023/5/29 閲覧)によると、伊勢神宮におみくじがないのは「おみくじは家の近くの神社で引くもの」、「お伊勢参りができる、そんなあなたは既に大吉ですよ」という理由からだそうです。

なお、伊勢神宮の正式名称は、「神宮」となります。元々神宮というものは伊勢にあるものしかなかったのですが、その後、全国各地に神宮ができたので、区別する必要があり、いまは「伊勢神宮」と呼ぶようになったそうです。

気になるのは「神社」と「神宮」の違いですが、神社は一般の神社に対する社号として広く用いられているのに対し、神宮には皇祖(天皇の先祖)や天皇を祀っている神社が多くあります(神社本庁HP)。

伊勢神宮は江戸時代の人々には憧れの地だった!?

なお、江戸時代には伊勢神宮に来てもらうため、伊勢神宮専属の旅行営業職みたいな方がおり、全国を廻り営業活動をしていたという記録があります。この方々は「御師(おんし)」と呼ばれ、伊勢神宮の素晴らしさを伝えた上で、旅行プランをプレゼンし、果ては旅行代金の工面をお手伝いまでしていたそうです。ここまでくると旅行業の域をはるかに超えてきておりますね。

また、この伊勢神宮ツアーは、幕府をも動かし、当時一般人の国同士の行きかいというのは、余程の理由がない限り禁止されていたのですが、日頃のうっ憤を晴らし、それにより幕府への不満を逸らすという隠れた名目で、特別に認められていたとのことです。恐るべし「御師」ですね! ちなみに、当時江戸、伊勢の旅はもちろん徒歩であり、90日かかりました。更に今の価値でいうと60万位かかったとのことです。

さて、伊勢神宮に関してのうんちくが長くなってしまいましたが、もしこの夏、伊勢神宮を訪れる機会があれば、おすすめしたいお祭りがあります。

伊勢神宮内宮門前町のおかげ横丁で開催される「夏まちまつり」!

 

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なんか韻を踏んでいて、早口で言いたくなるようなこの祭りですが、キャッチフレーズは「夏の楽しみ、夏まで待つな」という所からきております。

お祭りの内容ですが、お祭りの名前そのままであり、夏の楽しみを一足先に感じてしまおうとことになります。夏を感じる屋台(冷たい食べ物・飲み物等)や浴衣のレンタル、大道芸などがあなたをお待ちしております。私は四季の中で夏が一番大好きなので、このお祭りのコンセプトには非常に親近感が湧きます。

例年、「夏って短いな~。6月の梅雨明けから10月上旬の暖かい日まで夏でいいじゃん」と思っていたので、まさかの6月一週目から夏を味わえるなんて、なんか得した気分になります。伊勢神宮とは、もう動線のようにつながっている「おかげ横丁」で開催されるこのお祭り。ぜひ、伊勢神宮を訪れる際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2023年の開催は2023年6月2日(金)~6月4日(日)となります。

参考記事:
「神宮司庁」(伊勢神宮)
「○○神宮、○○神社の名称について」(神社本庁)
「『神宮』と名のついた神社はどれくらいある?」(趣味時間)
「【大人の教養講座】世界最古の旅行業は日本にあった!」(自費研online)
「夏まちまつり」(観光三重)

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
雑学大好き、人間大好き男です!
異文化交流という名目の下、週末は色んな人と飲んでおります。

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