7月11日はラーメンの日。何故、この暑い夏に?と思ったそこのあなた。同感です。私もそう思いました。
一般社団法人日本記念日協会によれば、“一般社団法人日本ラーメン協会が制定。ラーメン産業の振興・発展とともに、日本独自のラーメン文化を支えるのが目的。日付は7と11の7をレンゲに、11を箸に見立てたことと、ラーメンを最初に食べた人物とされる水戸黄門(水戸光圀公)の誕生日(新暦・1628年7月11日)から。”とのこと。
この記事では、ラーメンの日を記念して、日本三大ラーメンとされる札幌ラーメン、博多ラーメン、そしてあと一つである喜多方ラーメンの食べ比べと、ご当地のお祭りを紹介しよう!
思っていたよりもあっさり「札幌ラーメン」
では、水戸黄門にあやかり、北から順にラーメン行脚するとしましょう。まずは、北海道・札幌ラーメンから。
こちらは、まいばすけっとで購入した東京水産の「麺屋 彩未 札幌味噌らーめん」。「赤いきつね」や「緑たぬき」よりも、大きめのどんぶりだ。税抜で322 円とやや高めの設定。まいばすけっとなら税込み300円で購入できる。
開封してみよう。別添の小袋が4袋。スープとかやくがそれぞれ2種類入っていた。スープは液体と粉末……。
かやくはチャーシューとネギ、そして挽肉のようなものの2袋。
麺はノンフライ。パッケージによれば、生の麺を茹でてから乾燥させた独自製法のようである。
では、調理を開始する。おや?何かたりないぞ……。大事なものが入っていない気がする……。そうだ!あれだ!札幌ラーメンといえば……バターとコーンだ。
ということで、雨でずぶ濡れになりながらも、まいばすけっとまでひとっ走り。バターとコーンを買いに行った。「なんでこのオッサン、息を切らしてバターとコーンを買いに来たのだろう」と店員さんも不審に思っていたことだろう。食べ物への執着心は人一倍強いのだ。
お湯を入れる前に気が付いたのは不幸中の幸いである。仕切り直して、熱湯を入れ5分待つことにしよう。ちなみに、スープは食べる直前に混ぜるタイプだ。
5分経ったら、粉末スープ、液体スープの順によく混ぜ合わせる。その後、別途購入してきたバターとコーンをトッピングして完成。
やっぱり、札幌ラーメンにとってバターとコーンは不可欠だ。北海道感を表現するに欠かすことのできないアイテムである。本当は、ドライヤーでバターを少し溶かしてから撮影するとシズル感が出たのだが、不覚にも準備するのを忘れていた。
早速、実食してみよう。麺は、ツルツルとした喉越しで、もっちりとした中太の縮れ麺。
スープは、予想していたよりもあっさりとしている。札幌ラーメンは、コッテリとした濃厚な味噌ベースのスープをイメージしていたので意外だった。とは言っても、薄いとか物足りないとかでななく、透き通るような味わい。生姜の存在感が前面に出ていて、奥深いところで香味油の風味と、角の無い甘みを感じるスープに仕上がっている。
醤油のパンチが効いた「喜多方ラーメン」
引き続き、福島県喜多方市発祥のご当地ラーメン「喜多方ラーメン」を実食。喜多方市は東京から3時間ほどの蔵のまち。ラーメン店は市内に100軒ほどあり、人口あたりの店舗数が日本一といわれている。
喜多方ラーメンは、ニュータッチの凄麺シリーズを購入。パッケージは、蔵を背景と醤油ラーメンの写真が目印。
なんと、「(協)蔵のまち 喜多方老麺会」お済み付きのカップ麺。「(協)蔵のまち 喜多方老麺会」とは、喜多方市内のラーメン店で構成される団体だ。日本最大級のラーメン店舗団体と言われているぞ。期待してもいいよね?
封を開けると、液体スープ1袋、かやく2袋が入っていた。
麺はノンフライ。ちゃんと喜多方ラーメンの特徴である平打麺になっている。
具材は、チャーシューとネギ、鳴門巻きなど。
こちらも、熱湯を入れ5分。スープは食べる直前に混ぜるタイプ。それにしても、5分は長く感じる。
5分経ったら、麺をほぐし、液体スープを混ぜ合わせて完成。注目すべきは澄んだスープの色。きれいに澄んだスープと、表面に浮き上がった脂分に食指が動く。
麺は平たく縮れがあるのが特徴。スープの絡みもよく、コシのあるもちもちとした食感が美味しい!
スープはあっさりだけど、旨味とコクがあり味わい深い。なんといっても、口に入れた瞬間は醤油のパンチが利いていて非常にシャープな味わいだが、じんわりと旨味とコクが浮き上がってくるのがいい。表面に浮き上がった脂分も臭みはなく、後味はスッキリ。最後の一滴まで飽きがこないスープは、さすが「(協)蔵のまち 喜多方老麺会」の推奨品。カップ麺とは思えないクオリティだ。
獣臭くない品の良いスープが◎「博多ラーメン」
3品目は、福岡県福岡市を中心に提供されている豚骨ラーメン「博多ラーメン」を実食。正直に言うと、筆者は豚骨特有の匂いが苦手だ。更にいえば、北欧産のチーズや、納豆、くさやの匂いも苦手。食いしん坊ではあるが、同時に好き嫌いの激しい偏食家でもある。
赤と黒を基調としたゴージャスなパッケージデザイン。「セブンプレミアムゴールド」のエンブレムが神々しい。
開封すると、別添の小袋が4袋。スープが2種類と焼豚、調味液(黒香油と辛みそ)が入っていた。
麺はノンフライ。カップ麺ながら、細めのストレート麺を使用するこだわりが素晴らし。セブンプレミアムゴールド」のエンブレムは伊達ではない!
粉末のスープと焼豚は先入れ。粉末のスープにはネギとキクラゲと思われるかやくが入っている。
こちらの商品は、熱湯を入れ3分。ノンフライ麺で3分は珍しい。なお。液体スープと調味液は食べる直前に混ぜるタイプ。フタの上で温めよう。
3分経ったら、麺をほぐしてから液体スープを混ぜる。最後に調味液を回しかけたら完成!
では、麺からすすってみる。麺の太さは素麺を想像すると分かりやすいだろう。撮影に時間を取られたためか、麺のコシは弱く、やや粉っぽい印象。しかし、スープを吸い付くようによく絡むため、飲み物のようにどんどんと箸が進む。
お次にスープ。第一印象は、やや塩味が強め。コッテリとした濃厚なスープを想像していたが、いい意味で後味スッキリ。サッパリとまでは言えないが、まろやかで「豚骨臭」は感じない。逆に言うと「店舗周辺に漂うほどの野性味あふれる匂いこそが豚骨ラーメンの醍醐味」という人にとってみれば、このスープは物足りなく思うだろう。皆様は、マイルドな豚骨スープと、ワイルドな豚骨スープとどちらがお好みだろうか。
今年の夏休みは「蔵のまち喜多方夏まつり」に行こう!
札幌のお祭りといえば「さっぽろ雪まつり」、博多のお祭りといえば「博多どんたく港まつり」を思い浮かべる読者も多いだろう。
本日ついに第73回さっぽろ雪まつりが開幕しました🎉
既に大通公園は多くのお客様で賑わっております!!【本日の札幌の天気】
晴れ時々曇り🌤
最高気温-2℃ 最低気温-9℃❄
本日2/4のイベント情報はこちら!https://t.co/GvtbJQnXvn
寒さ対策をしっかりしてお越しください! pic.twitter.com/MkYAqyeNBC— 【公式】さっぽろ雪まつり (@sapporosnowfes) February 4, 2023
今年は4年ぶりの通常開催🙌🏻✨#博多どんたく港まつり
5月3日と4日に開催です🎵
出演者は総勢180団体!
見物客もあわせて約200万人が集まる
福岡三大祭りのひとつ☝️✨
どんたく初日はJ:COMチャンネルで
生中継を実施📹
また、3日・4日の両日で
どろーかるアプリにて夜まで生配信📱
ぜひご覧ください‼️ pic.twitter.com/2LdSzrD8hn— J:COM|福岡エリア (@jcom_fukuoka) May 1, 2023
しかし、この夏に出かけるなら、8月の中旬に開催される「蔵のまち喜多方夏まつり」に足を運んでみるのはいかかだろうか。喜多方の“夏の風物詩”と言えば、この「蔵のまち喜多方夏まつり」といっても過言ではない。
「蔵のまち喜多方夏まつり」は、7月下旬に行われる日橋川の「花火大会」と共同開催となっており、実に多くのみどころが用意されている。祭囃子や会津磐梯山庄助おどり、会津喜多方蔵太鼓演奏に心を弾ませるのいいだろう。
☆第55回蔵のまち喜多方開催☆
喜多方では7月16日の喜多方レトロ横町を皮切りに、「川の祭典」「蔵のまち喜多方夏まつり」「やまとの夏祭り」と多彩なイベントが開催されます!感染対策を十分に行ってご来場ください!ぐるっと会津では詳しい内容を掲載しています♪https://t.co/u6cSFbF38v pic.twitter.com/2b45IDKgVE
— ぐるっと会津 (@guruttoaizu) July 28, 2022