観櫻火宴(かんおうかえん)は、長崎県雲仙市で行われる日本一の松明武者行列です。県内最大の火祭りでもあり、総勢200名の武者たちが、松明を片手に練り歩く姿は圧巻です!
この松明武者行列は、史実に基づいて行われています。
時は戦国時代真っ只中の天正5年(1577年)。この地を治めていた千々石(ちぢわ)大和守が守る釜蓋(かまぶた)城に、佐賀の龍造寺家の軍勢が攻め寄せ、大和守は自刃してしまいます。
龍造寺家の軍勢と真っ向から立ち向かいながらも、敗れ去った大和守が果たせなかった「勝どきを今の世に!」をかけ声に、行われるようになったのがこの観櫻火宴と言われています。
武者行列の他にも、御神楽の奉納や、火縄銃の実演…など、見どころが沢山。
圧巻のお祭りの様子を、現地のSNS投稿からご紹介します!
会場の一つ、橘神社。
松明武者行列は、甲冑姿の武士×松明の炎で迫力満点!
昨日の戦果を少し触ってみました悩む~#観櫻火宴 #マイタムロンレンズ (A001N) pic.twitter.com/2fZTjb0dKw
— ほーじ@3/30観櫻火宴 (@tcamuuu) 2019年3月31日
掛け声は「エイエイオー」ではなく、「イヤサカー」!
「いよいよ栄える」「ますます発展する」「さらに繁栄する」という意味があるそうです。
桜×武者×松明!
肥前千々石鉄砲隊! 火縄銃を放つ瞬間!
音が聞こえてきそうな迫力ですね!
橘神社本殿では御神楽の奉納も!
日本一の松明武者行列、圧巻の迫力でしたね。
約400年前の史実に基づき、勇壮かつ幽玄な歴史絵巻を再現したこの松明武者行列には、事前申込みが必要ですが一般からも参加可能。
近年では長崎県内・外はもちろん、海外からも参加する方が多いとか。ぜひ来年はあなたも参加してみてはいかがでしょうか??