冒頭からいきなりステーキならぬ、サービス問題です。
合コンでモテる三大趣味と言えばダーツ、ギター、ビリヤード(適当)ですが、
武士の嗜みとして推奨された騎射三物(きしゃみつもの)と言えば、
流鏑馬、犬追物、そしてあと一つは一体何でしょう?
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答えは、そう。笠懸(かさがけ)。
社会科選択で迷わず「日本史」を選んだアナタなら、こんな問題楽勝ですよね♪
どうも。奇祭ハンターのMacです。
…最近、乗りに乗ってないとやんわりたしなめられる事が多いので、改めて「乗りに乗る」とは何か確かめるべく三浦半島の人馬一体伝統芸能「笠懸」を見に来ました。
三浦半島のさきっぽ、三崎口の油壷にある荒井浜海岸では
豪雄でならし、あの北条氏と数年にわたり激戦を繰り広げた三浦一族とその頭領をしのび、
「道寸祭り」として毎年笠懸が開催されています。
尚、「油壷」という地名は、
三浦一族滅亡の際、自決した頭領の道寸をはじめ一族の血で湾が赤く染まったことが由来らしいです。
祇園精舎の鐘の声、盛者必衰のなんとやら。
小さな森を抜けて海が見えてくると、そこはもう会場の荒井浜海岸です。
シチュエーションは完璧。 水平線の彼方に軍船が現れたり背後の崖から騎馬が下ってきそうな雰囲気です。
なお、当日は30度を超える真夏日。
灼熱の砂浜すでに海の家もオープンしていて、かき氷がうまい。
地元司祭の祝詞のあと、
ついに伝統武芸を保存されている大日本弓馬会の皆様がエントリーです。
陽光とさざ波をを背景に砂浜の感触を確かめながら歩く姿も美しい…。
流鏑馬が一方向に駆けながらに一か所の的を狙うのに対し、笠懸はルート往復しながら複数個所の的を狙います。
そして。
砂塵を巻き上げ疾走する騎馬!!!
熱気を切り裂き放たれる矢!!
快音とともに的は砕け散る!!!!
…超かっけえ。思わずため息がもれます。
これを馬と射手を交代しながら繰り返します。地ならしできそうな大迫力の道産子から小柄な軽快な木曽馬、射手も狩衣の似合うイケオジから精悍な姫武者まで、様々なニーズを拾ってくれるのは流石。
取材を忘れて眼福でした。(なんなら写真も忘れた)
さんざん騎馬に萌えきったあとは、涼を求めて京急油壷マリンパークへ向かいました
笠懸会場から徒歩5分ぐらいです。
やたらイケメンなペンギンたちと戯れたり
(https://www.keikyu.co.jp/information/otoku/otoku_maguro/)
今回も笠懸+京急油壷マリンパーク+まぐろ丼と交通費で¥3,500ポッキリになりました
京急品川→三崎口の運賃が¥930なことを考えれば、そのヤバさがお分かりいただけると思います。
(http://www.city.miura.kanagawa.jp/kankouinfo-index.html)
■場所:神奈川県三浦市三崎町1036 荒井浜海水浴場
■アクセス:京急 三崎口から油壷方面行きバスで約15分 油壷バス停下車徒歩5分
■Webサイト:http://www.city.miura.kanagawa.jp/shoukou/h29dousun.html