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金札宮「宝恵駕籠巡行」商売繁盛・金運上昇で金札さん!

2020/1/20
2020/6/8
金札宮「宝恵駕籠巡行」商売繁盛・金運上昇で金札さん!

◆京都市伏見「金札宮(きんさつぐう)」

開運と幸運を呼ぶ神社「金札宮(きんさつぐう)」は伏見で最も古い神社です。

毎年1月10日前後に開催される金札宮(きんさつぐう)の宝恵駕籠巡行(ほえかご じゅんこう)は平成22年1月9日、55年ぶりに寶惠駕籠の巡行を復活した、伏見を活気づけるお祭りです。

昔は近隣の花街・中書島の芸妓さんにお勤めいただいていましたが、中書島の花街はなくなったため、現在は一般の方がお勤めしています。

◆天から金の御札が降る!能・謡曲「金札」と「白菊井」伝説

観阿弥の作と言われている能の謡曲「金札」は金札宮の縁起を表した曲。
天皇の使いである勅使(ちょくし)が桓武天皇の平安遷都・社殿造営で伏見に訪れたときのお話です。
神のお告げを待っていると、天から金のお札が降ってきて「この国を護るために、この地に住む」と書かれており、金札宮のご祭神である天太玉命(あめのふとだまのみこと/白菊翁・白菊大明神)が降臨し、天下泰平を讃えたのだそうです。

金札宮のご祭神に関するお話はもう一つ霊水「白菊井」伝説があります。

その昔、白菊を育てていたお爺さんがいました。
「私は『太玉命』。もし干ばつになり、稲が刈れるときも白菊の露が潤すでしょう。」と白菊を振るうと、こんこんと清水が湧き出た。という伝説が残されています。
そこで孝謙天皇は「金札白菊大明神」という文字をしたため、伏見の人々は社殿を造営したのだそうです。

また「伏見」という地名も「高天原(※天上のこと)より臥して見たる日本の事」という意味があります。

金札宮のご祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと/白菊翁・白菊大明神)の他に天照大御神(あまてらすおおみかみ)、食物の神・倉稲魂命(うがのみたまのみこと)と三柱の祭神が祀られています。
また末社には開運、幸運の恵比須神も祀られています。

◆宝恵駕籠(ほえかご)!商売繁盛・金運上昇で金札さん!

宝恵駕籠という文字は「ほい駕籠」から来ており、福笹や縁起物「吉兆」で飾られたカゴのことを意味します。
えべっさんを祀る金札宮も商売繁盛を願って宝恵駕籠を行っています。

12時からの神事のあとは集合写真。
一般の参加者も撮影できるように少し時間を取っていただけます。

いよいよ舞妓、芸妓さんに扮した一般参加で選ばれた方たちが宝恵駕籠に乗り込みます!

舞妓さんは毎年、必ず参加するわけではないようですが、2020年は二年連続で本物の舞妓さんが参加。


写真:先斗町の光はなさん 笑顔の美しい方でした!

先頭は10年連続で宝恵駕籠巡行の最初を飾る地元の橋村さん。

13:00になり、いよいよ出発!
「宝恵駕籠(ほえかご)~、宝恵駕籠~。商売繁盛で金札さん!金運上昇で金札さん!」

金札宮を出発した一行は伏見のかなり広い範囲を巡行し、15:30頃に宮入りします。
雨のときは規模縮小して巡行が行われます。

主なルートは
金札宮→大手筋商店街→竜馬通り→風呂屋町→都鶴酒造→丹波橋通り→キンシ正宗→新町通り→銀座通り→金札宮。
地図はこちらを参照

京都では他に「京都ゑびす神社」が1月8、9日に宵ゑびす祭の宝恵かご社参で芸舞妓さんが宝恵駕籠に参加されたり、節分付近の土日に瀧尾神社で宝恵駕籠や十二単姿の女官の豆まきが行われます。
大阪と違った、舞妓さんの参加する雅な京都の宝恵駕籠も是非見に来てください。

Kinsatsugu 金札宮・Access
交通:京阪「丹波橋」下車 徒歩10分
住所:〒612-8062 京都府京都市伏見区鷹匠町八番地
TEL:075-611-9035
URL:金札宮
拝観料:無料
年間行事:1月10日前後 宝恵駕籠巡行、2月3日 追儺式・節分祭、令和2年度5月8日還霊祭、9日宵宮祭、10日 神幸祭、11月23日 お火焚祭

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