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「よさこい祭り」が産まれた高知で「よさこい」の歴史や魅力を紹介
全国各地で1年を通して「よさこい」のフェスティバルが開催されています。どの会場でも数多くのサークルが熱演を披露しており、「よさこい」は国民的行事と言わんばかりです。その起源は1954年に高知で開催された「よさこい祭り」です。毎年8月に行われる高知の「よさこい祭り」には200前後のチームが参加し、2万近くの人々が熱狂します。「よさこい」のルーツである高知市には、高知よさこい情報交流館が2013年に開館し、「よさこい」の歴史や魅力を紹介しています。
高知よさこい情報交流館は、「よさこい節」で唄われるはりまや橋の袂から続く、「はりまや橋商店街」の東端に、地方車(じかたしゃ)をイメージした外観で建っています。
「よさこい」の基本的なルールを紹介する「よさこいサークル」
館内は、「よさこいサークル」、「よさこいタイムトンネル」、「よさこいスクエア」の3つのエリアに分かれています。「よさこいサークル」は、「よさこい」の基本を紹介するコーナーです。今まで知らなかった「よさこい」の基本的なルールに気づくことができます。「よさこい」には6つの要素があり、「衣装」、「踊り」、「音楽」、「地方車」、「鳴子」、「メダル」で構成されるのです。高知にある16ヵ所の競演場、演舞場についての情報を得ることもできます。
「よさこい」の過去と現代を繋ぐ「よさこいタイムトンネル」
「よさこいタイムトンネル」は、歴史に触れる「よさこいサークル」と、発展した現代が体感できる「よさこいスクエア」を繋いでいます。「よさこい祭り」の歴代のポスターを開催順に眺めると、祭りの進化の過程ばかりでなく、衣装や化粧、デザインなどから世相の動きを感じとることもできます。
「よさこいスクエア」で「よさこい」の6大要素を深堀
「よさこいスクエア」では、「よさこい」の6大要素をカテゴリーごとに整理することができます。衣装コーナーでは、「よさこい祭り」を彩った独創的なコスチュームに目を引かれます。壁一面に吊るされた鳴子の種類には圧倒されてしまいます。地方車にはチームを先導する力強さが漲っているようです。体感コーナーでは実際に踊ったり、記念撮影をしたりすることができます。
南国土佐の名物料理が勢揃いする「ひろめ市場」
高知は「よさこい」のルーツですが、黒潮が運ぶ海の幸も気になるものです。特に鰹は全国一の消費量を誇っています。よさこい情報交流館から北西に数百メートルの「ひろめ市場」には鰹ばかりでなく、高知の名物グルメが勢揃いしています。市場なので威勢のいい掛け声が飛び交う中となりますが、リーズナブルな料金で土佐料理を味わうことができます。
高知よさこい情報交流館は、「よさこい」のルーツ高知で、「よさこい」の歴史や魅力を全国に向けて発信しています。3つのエリアに分かれた各々のコーナーで、「よさこい」の基本的なルールから6大要素をカテゴリーごとに整理することができます。