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狛ねずみの杜 大豊神社の氏神祭(京都市)|観光経済新聞

2020/1/1
2020/5/19
狛ねずみの杜 大豊神社の氏神祭(京都市)|観光経済新聞

\明けましておめでとうございます/2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2020年の第一弾はネズミ年にちなみ、全国的にも珍しい「狛ネズミ」のある京都の大豊神社を取り上げました♪(オマツリジャパン編集部)

悪霊を鎮める音色の剣鉾

京都・哲学の道にある狛(こま)ねずみの社「大豊神社」は鹿ケ谷、法然院、南禅寺一帯の産土神(うぶすなのかみ)。全国8万社もの神社の中でも非常に珍しい、狛ねずみがある神社。子年の初詣には全国から参拝者が訪れ、1時間以上の行列になる。

神話「古事記」に大国主命をネズミが洞穴に導き、野火の危機から救ったと記されていることから、狛ねずみは大国社に祭られており、縁結びや学業、子授け安産のご利益がある。阿吽(あうん)の狛ねずみは、阿形狛ねずみが学問を表す巻物、吽形狛ねずみは豊穣や薬効を象徴する水玉を持ち、子宝を育んでいる形を表している。

「酒造り薬の法(のり)を創めたる医師祖神(くすしおやがみ)椿名どころ」と言われる大豊神社のご祭神は医薬祖神の少彦名命。
境内には椿ケ峰の御神水や良縁、招福の石をはじめ、珍しい神様のお使いの動物が鎮座しており、愛宕山の天狗が鳶(とび)帽子をした火伏せの狛鳶、治病健康長寿・金運恵授の狛巳(へび)、商売繁盛の狛狐、鬼門除けには比叡山の神猿(まさる)・狛猿がある。

ほかには山野草や神花の椿、3月には「洛中一の梅」とも名高い樹齢250年のしだれ紅梅やしだれ白桜も見所だ。

授与所には3種類の御朱印、開運招福のご利益がある「大豊ねずみ御守」や、可愛い「狛ねずみおみくじ」をはじめとした授与品が並んでいる。

この大豊神社のお祭りは5月4日に行われる氏神祭。還幸祭では四基の剣鉾(けんぼこ)が悪霊を鎮める美しい音色を奏で、その後を総勢約200人の担ぎ手により御輿(みこし)が巡幸する。

隔年でお稚児さんの行列もあり、鹿ケ谷通り・白川通を中心に大豊神社の西、哲学の道にある御旅所を出発し、石川五右衛門が「絶景かな」と言った南禅寺、紅葉の永観堂、椿の名所・霊鑑寺の前を巡幸する。

普段は静かな大豊神社。哲学の道では春は桜、夏は蛍、秋は紅葉も楽しめる。「大」いに「豊」かならしむる御神号にあやかってみては。

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