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速報!2023高知「よさこい祭り」前夜祭!台風乗り越え、4年ぶりの熱い踊りの祭典がスタート!高知へ急げ!

2023/8/9
2024/3/5
速報!2023高知「よさこい祭り」前夜祭!台風乗り越え、4年ぶりの熱い踊りの祭典がスタート!高知へ急げ!

2023年も8月9日〜12日の日程で、南国土佐・高知「よさこい祭り」が開催されます!
コロナ禍を経て、4年ぶりに制限のない「よさこい祭り」が帰ってきます!
「北海道YOSAKOIソーラン」をはじめ、名だたる「よさこい」は数あれど、元祖で本場はここ高知県!
この記事では、70回を迎える「よさこい祭」前夜祭の速報レポートとともに、「よさこい祭り」の歴史や2023年の開催情報をお届けします!

台風だと!?よさこいやるぞ!

開幕を控えた8月第2週、沖縄・奄美地方に居座り続ける台風6号の影響で、高知市内は強風と強い雨に見舞われていました。4年ぶり制限のない「よさこい祭り」を楽しみにしていた参加者はじめ観覧者はさぞヤキモキさせられたことでしょう。オマツリジャパン編集部の僕も、天気予報と公式HPを変わるがわる眺めつジリジリとしていましたが、8日夕方になって「予定通り開催する」ことが発表されました!9日、前夜祭の現地取材へと高知市内へ向かいました。

開催直前のまちは・・・

高知市内は大雨です・・・。

車を利用した僕は、高速を降りて高知市秦南町のイオンモール高知へ。こちらの商業施設では、なんと8月9日〜12日のよさこい期間中、駐車場が無料開放されています。

しかもこの場所は「秦演舞場」というよさこい祭の会場にもなっています。

10日から11日の本祭の期間中、こちらでも熱い演舞が見られます。疲れたらイオンで体力回復可。トイレも安心。

会場はこちらの駐車場になるそうです。イオン店内から向かうと、テナントに入っているユニクロ店舗のあたりです。

前日なのでまだ特によさこいの気配がないですね。

会場めぐりなら路面電車がお得!1日乗車券もあるき!

どしゃ降りでもちゃんときてくれる安心感よ。

イオンモール高知からタクシーでJR高知駅へ(徒歩でも10分程度)。記者は、17時から始まる祈願祭のために中央公園(高知県高知市帯屋町1丁目11−27)に向かいます。

北口から南口へ駅を抜け、そこから路面電車「とさでん交通」を利用します。

コンパクトな高知市内を移動するのに大変便利な交通手段ですが、ご注意していただきたいのは支払い方法。ICカードリーダーがありますが、PASMOやICOCAなど他社の交通系カードは使えません!使えるのは「ですか」というローカルICカードのみとなっております。

ICカードですか・・・?

「で」んしゃとば「す」の「か」ーどが名前の由来とのことです。旅行者は小銭を持ち歩きましょう。

「高知駅前」駅から中央公園最寄りの「はりまや橋」駅まで200円。一日乗車券もあります。こちらは市内乗り放題で大人500円〜と、複数会場を回る場合にはとてもお得。高知大学演舞場以外の会場にならこの乗車券だけで移動できますよ。

レトロで快適。

はりまや橋とアンパンマン

「よさこい節」にも歌われた「はりまや橋」は、同名の路面電車駅からすぐです。橋の近くにはアンパンマンも立っています。高知県は漫画家やなせたかしさんの出身地なのです。道路向かい側にはばいきんまんもいますのでお見逃しなく。

顔が濡れて力が出ないね。

ぜひ立ち寄って欲しい「よさこい情報交流館」

はりまや橋から西へ数分歩くと、「高知よさこい情報交流館」(高知市はりまや町1丁目10−1)という施設があります。

交流館では、よさこい祭の歴史や見どころ、大型スクリーンによる臨場感あるビジュアルコーナーや衣装の試着など体験コーナーも充実。はじめてよさこい祭を訪れる方は、ぜひ一度お立ち寄りください。

レッツYOSAKOI!海外の観光客も多いです。

入場料、無料です。

帯屋町からひろめ市場へ

その傍から帯屋町一番街へ。あの広末涼子さんを輩出した街ということでも有名なこの商店街。中程にあるファッションなどオリジナル製品の制作・販売を手がける「ほにや」は、強豪よさこいチームのお店としても知られています。

さらに西へ進めば、土佐高知の物産文化が一堂に揃うモール「ひろめ市場」にたどり着きます。

高知の山海名産が全て揃う(と言って過言ではない)。

超有名な「カツオのたたき」をはじめとする海産に、ブランド牛「土佐あか牛」のハンバーガーなども堪能できます。

「黒潮物産」の芋けんぴタワーもぜひご覧ください。

腹ごしらえしたら、いよいよ会場となる中央公園へ!

お祭りの安全を願って・・・いよいよ開幕!

雨天を吹き飛ばすほど華やかな衣装を着た人々が行き交い、祭の雰囲気が市中に漂っています。

中央公園のステージは、台風の影響のため、巨大ヴィジョンや看板が取り外されています。雨は突然強くなったり弱くなったり、17時の開幕直前にも無情の豪雨。ビシャビシャのステージをスタッフの皆さんが必死でモップがけします。

本当に始まるのか?観客の間にもわずかな不安が芽生えかけたその時。奇跡のように雨の止み間が!予定から遅れること1時間。18時に前夜祭が始まりました。

司会進行の方も嬉しそう。

開会宣言のために登壇したよさこい祭振興の西山彰一会長は「コロナ禍や台風の影響などさまざまなことがありましたが、こうして開会宣言できることを本当に嬉しく思います」と、4年ぶり開催への興奮が抑えきれない様子でした。

 

時間が押したので、予定されていた祈願祭は縮小。関西大阪万博からやってきたミャクミャクくんのよさこいダンスはレアでした。

10日からの本祭でも、県庁チームに混じってミャクミャクくんは踊るそうです。

2023年のよさこい祭り、開幕です!

お待ちかねの演舞!ド派手です。

オープニングは踊り手総出の総踊りから!ド派手な演舞にボルテージは一気に最高潮へ高まります。

様々なチームから集まった皆さん。多様性ってこういうことか。

続いて、前回大会で賞をとった19組の演舞が始まります。

前夜祭では時折激しい雨が降りましたが、9時過ぎまで約3時間にわたって計19組の演舞が行われました!

明日から本祭!8月10日〜12日は高知へ!

この記事では2023年8月9日のよさこい祭前夜祭のレポートを中心に、よさこいの楽しみ方や周辺観光情報などをご紹介しました。タイミングの悪い台風のせいで心が折れそうな豪雨に見舞われましたが、「やると言ったらやるぞ!」という土佐の「いごっそ」たる由縁を噛み締めた前夜祭になりました!

明日からがいよいよ本祭。ぜひ多くの人に、街中が踊るこの感覚を体験していただきたいです。

よさこい会場で響く「よっちょれ!」の掛け声は、「そこをどいてくれ!(踊ってるから見てろ!)」という気合いの合言葉。よさこい祭は今からでも間に合います。熱い踊り子たちの晴れ舞台へぜひ!

知っておきたい「よさこい祭り」基本情報

高知最大のお祭り「よさこい祭り」とは?

よさこい祭りは、高知県高知市で例年8月9日〜12日に行われる夏祭りです。商店街や市内に9カ所ある競演場、8カ所ある演舞場で、鳴子(元は害鳥を追い払う道具)を持ってチームで踊る「よさこい鳴子踊り」が披露されます。

鳴子を持って踊るのがルール。

初日9日の前夜祭は神事をはじめ、前年のコンテストでの優勝チームが踊りを披露、そして、今年は台風で延期になってしまいましたが開幕を祝う花火大会が行われます。10日・11日は本祭で、登録する全チームが出場し、市内各所で演舞します。そして最終日12日の後夜祭の「よさこい全国大会」では全国各地のチームが踊りを競い合い、大賞ほか各賞が贈られるのです。

近年では、参加チームは200チームを超え、踊り子は2万人に上ります。全国から集まる競合よさこいチームの演舞を見ようと集まる観客は100万人以上になります。

「よさこい」ってどういう意味?

「よさこい踊り」は、高知県の民謡「よさこい節」で踊ります。この歌の発祥についてははっきりしませんが高知城築城の際の木遣り歌が転じたもの、あるいは江戸時代の大スキャンダル「江島生島事件」を歌った江島節が変化したものといわれています。

この歌の囃子ことばの「よさこい」は「夜さ来い(今晩、来てね)」という色っぽいもの。よく知られた歌詞の一節である「土佐の高知の播磨屋橋で、坊さんカンザシ買うを見た」で語られているように、とある僧侶と娘の恋物語をベースにした歌です。

よさこい情報交流館にて

1954(昭和29)年、第1回よさこい祭りに際して、作曲家・武政英策氏がこの民謡を元に「鳴子よさこい踊り」の曲を制作。武政氏はのちに自身の持つ曲の著作権をオープンにします。現在では、この曲のフレーズをどこかに織り込むというルールのもと自由なアレンジが許されていて、各チームごとにサンバ調、ロック調にヒップホップ調など多彩な楽曲で踊っています。

個性が際立つ「自由」こそ「よさこい」

よさこい情報交流館にて

現在の「よさこい」では、楽曲も自由なら、衣装や踊りも自由。当初は浴衣に下駄のクラシックな盆踊りスタイルで踊られていたよさこい踊りですが、1980年代から徐々に大胆な配色のオリジナル法被や、和洋折衷の衣装で踊るチームが増加。現在も衣装について「鳴子を持つこと」以外は自由という決まりです。

踊りについても「前進すること」というルール以外は自由!楽曲の個性に合わせ、伝統的な民踊から、海外由来の現代的なダンスまで様々な要素が取り入れられています。

こうした「自由な雰囲気」こそ、よさこい祭りの最大の魅力。コンテストでは、衣装、音楽、踊りなどチームの表現が多角的に評価されます。

若者と地域産業のリードでチームが洗練され続ける

よさこいの自由な魅力。これは、若者の参加が非常に多いことと無関係ではないでしょう。1992年に札幌の大学生の発案で、この祭を模倣した「YOSAKOIソーラン」が生まれたのを皮切りに、今や全国各地で「よさこい」の名を冠したイベントが約600件も行われているそうです。

当初は商店街や町内会のチームが中心でしたが、現在では企業や学校、さらにはクラブチームなどが多数を占めるようになっています。

例えば、前回コンテストのよさこい大賞(優勝)チーム「とらっくよさこい(ちふれ)」は地元・高知のチーム。株式会社ちふれ化粧品のサポートを受けています。金賞の「ほにや」、「濱長花神楽」、「十人十彩」はいずれも地元・高知の企業が母体です。高知のよさこい祭では、本場の誇りを持ったチームの見事な演舞が会場を盛り上げます。

2023年開催情報!

<8月9日(水)>前夜祭

11:00~15:00 土佐学生よさこい大会(高知城)

17:00~ 祈願祭(中央公園)1.神事(玉串奉典) 2.関係者挨拶 3.よさこい大賞カップ返還 4.踊り子隊優秀旗返還

18:00~21:30 前夜祭(中央公園)※第66回本番受賞チームの演舞

20:00~21:00 花火大会(鏡川河畔)※8月13日に延期

<8月10日(木)・11日(金)>よさこい祭り本番

10:00~12:00 高知大学演舞場(事前登録チーム)

11:00~22:00 帯屋町演舞場

11:30~22:00 中央公園競演場

12:30~21:30 上町、升形地域、万々、愛宕、菜園場、梅ノ辻、はりまや橋(以上 競演場)、旭、京町、秦、高知城、高知駅前(以上 演舞場)

13:15~16:55、17:35~21:30 追手筋本部競演場

17:30~21:30 柳町演舞場(地元チーム限定※11日のみ)

<8月12日(土)>全国大会・後夜祭

12:30~ 全国大会(※12:30から高知城にて開会式典)

13:15~22:00 全国大会(高知城、追手筋、帯屋町、中央公園)

※4会場にて演舞(会場により多少異なります)

18:30~22:00 第70回本番受賞チーム表彰(中央公園)

後夜祭(中央公園)

※参加資格、第70回本番受賞チーム(地区競演場連合会地方車奨励賞受賞チームは除く)

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