去る2016年5月21日~22日、
伊豆半島の先端、開国の町下田で開催された「第77回 黒船祭」へと男だらけの小旅行をしてきました。
かっこいいおっさん旅(イメージ)
伊豆下田は古くから風待ち港として勝海舟をはじめ幕府の要人も訪れる港町として栄えていましたが、1854年4月アメリカ海軍のマシュー・ペリー提督率いる黒船艦隊来航、日米和親条約が結ばれるとともに下田港は日本最初の開国港になりました。最初の米国総領事がおかれたり、ロシア大使プチャーチンにより日露和親条約が結ばれた場所でもあります
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その後日米修好通商条約の締結により開港場の役割は横浜、神戸などに移りましたが、ペリー来航から明治維新までの15年のうち、下田が世界と日本の窓口だった時代があったことは誇り高い事実です。
そんな偉大なる功績を永遠に記念し、併せて世界平和と国際親善に寄与するため、1934年から黒船祭を開催。戦中に中断はありましたが、今年で77回目を数えます。
この祭りに神様は存在しません。あるのは国際友好の理念だけ。
そのためまさかの下田市×米軍第七艦隊×海上自衛隊×海上保安庁の完全協力という中々例を見ない布陣となっています。
ここ最近のコンセプトは「幕末タイムスリップ」
下田港を含む町内一帯は歩行者天国となり、忍者にサムライに悪代官の扮装をした市民の方々に米海軍の水兵さんやら勲章つけまくったマジ士官さん、あと何故かコスプレのお姉さんたちが入り乱れ、夏本番を控え思い切りはっちゃける…そんな素敵なオマツリです。
時期的にも初夏と散歩するにも気持ちいい季節。
かつての開国都市でもありながら、日本有数の観光地でもある伊豆下田を一足お先に満喫してきました。
まず下田港に着くと現れるのは海上保安庁完全協力の巡視船乗船体験。
男の子だもん。船にはテンション上がっちゃいます。
とりあえず、無料で20mm機関砲と対峙できます。
市内に足を進めればそこはもう(大体)幕末、
水兵さんに落ち武者に、あとゆるキャラ。なにこの雑多な感じ。大好き。
市内各所のコミュニティスペースを利用してライブやパフォーマンスが開催され、
中々ファンキーな皆さんが思い思いに自己表現してました。いぬかわいい。
あととりあえずロマンを求めて武将ごっこしてみました。
そんなにぎやかな空間もあれば、歴史を感じる風景も広がっています。
「国際交流」というのもこのオマツリの特徴であり、日米対抗ガチンコ綱引き大会やってたり、
さっきまで地元の子供たちとバスケしてた米海軍人がかき氷(大盛)食べてたり。
あー、平和っていいなと本気で思いました。
次回2017年も5月第三週に開催決定!!また行こうと思います。
【おまけ】
夏を待ちきれない感じの人がいたので、写真を置いておきますね。
こんな素敵な写真だって下田では撮れるんです!!信じてください!!