もうすぐ夏本番! お祭りや盆踊りで屋台メニューを楽しむのも夏の楽しみ方の一つ。実はその屋台……もしかしたらご当地限定のメニューの可能性がありますよ! この記事では、ご当地屋台グルメ4選をお伝えいたします!
愛知県のご当地屋台グルメ「たません」
「たません」と言う食べ物をご存じでしょうか⁇ 「知っている」と言う方は、名古屋とその周辺地域の出身ではありませんか?? 実はこの「たません」! その地域限定のご当地屋台グルメなのです。
「たません」とは、駄菓子屋でよく見るえびせんべい(たこせんべい)に、お好み焼きソースを塗って、目玉焼き、マヨネーズ。またトッピングにそばやチーズなどを追加して挟んだ食べ物。実際、筆者が愛知県岡崎市のお祭り屋台で発見した際は、多くの岡崎市民の皆さんが並んでいて大人気でした。そして、初めてみる「たません」の屋台! 関東出身の筆者にはとても新鮮に感じ、実食してみました!
注文したのは、「たませんデラックス500円(税込)」。注文すると、お兄さんが手際よく作ってくれます。屋台のお兄さんにお話を伺いましたが、「たません」のルーツはもともと駄菓子屋から始まったそうで、子どもたちのおやつとして人気となり、その後屋台メニューとしても人気となり、出店も増えたんだと思うと話してくださいました。
注文した「たませんデラックス」、具材はチーズやそば、ネギ、揚げ玉、玉子焼き、マヨネーズ、お好み焼きソースとかなりの食べ応え! 見た目は、せんべい版のお好み焼きという印象を受けますが、実際に食べてみると、周りがエビせんべいのため、パリパリの食感がアクセントとなっておいしい! 愛知県名古屋市周辺のご当地屋台「たません」。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
北関東のイカと言ったら…「煮イカ」
屋台グルメの「イカ」と言えば……「焼イカ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか ビールとの相性も抜群! イカの歯ごたえと香ばしい甘醤油ダレがやみつきになる「焼イカ」ですが、北関東の屋台グルメのイカは……「煮イカ」が定番なんだそうです! では、「煮イカ」とはどんな食べ物なのでしょうか??
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「煮イカ」とは、内臓を取り出したイカを丸ごと醤油で煮たもので、屋台では1つ500円~600円ほどで販売されていることが多いようです。販売されている地域は、茨城県と一部の栃木県・群馬県の北関東のみ。神奈川県出身の筆者は、今回初めて知りました。茨城県在住の友人に話を伺ったところ、地元では、焼イカの販売はなく、イカと言えば、「煮イカ」が主流である事を教えてくれました。屋台では、丸ごとの煮イカをビニール袋に入れた状態で提供されるそうです。焦げ目がなく、奥までしっかりと味が染み込んでいるため、噛んだ際にお味をしっかりと感じるところが「煮イカ」の特徴だそう! 北関東へ行った際はぜひ、食べてみたいご当地屋台ですね!
新潟県のご当地屋台「ぽっぽ焼き」とは?
新潟県の屋台に、ポップな名前のご当地屋台がある事をご存じでしょうか?? その名も「ぽっぽ焼き」。関東出身の筆者には、初めて名前を聞いた時それがどんなものなのか?検討もつきませんでした。「ぽっぽ焼き」とは、棒状で、カステラのような蒸しパンのようなお菓子です。新潟のお祭り屋台ではとても人気で定番なんだそうです。今回は、お祭りではなくても「ポッポ焼き」が購入できる、清水商店(新潟県新潟市)さんの「ぽっぽ焼き」をご紹介いたします。
「ぽっぽ焼き」の発祥は新潟県新発田市とされており、明治の終わりごろに焼きねり菓子として考案されたそうです。小麦粉に黒糖と水、炭酸、ミョウバンを加え、専用の焼き器で焼き上げたもの。焼き器から蒸気が出るため、蒸気機関車(ぽっぽ)に似ていることから「ぽっぽ焼き」と呼ばれているそうですが、名前の由来には諸説あるようです。
焼きたての「ぽっぽ焼き」は紙製の袋に入れてくれて、昔懐かしい、紙の包みできれいに包んで提供してくれました。
その場で焼きたてを食べてみると、黒糖のふんわり上品な香り、ふっくらもちもちのなんとも言えない食感が、素朴ながらもあと引く。しつこくないので、何本でも食べられてしまいます。お値段も3本100円(税込)と、お子さまでも買いやすいお値段で、今回は15本500円(税込)を購入しましたが、その場で3本も食べてしまい、お土産に自宅に持ち帰ると、翌日の冷めた状態でもとても美味しく頂くことが出来ました。もちろん、レンジで温めてたり、トースターで1~2分加熱すると焼きたてが再現出来ますよ! 人生初めて食べた20代の大学生もその素朴な味わいに虜になっていていました。新潟県のご当地屋台メニューの「ぽっぽ焼き」とてもオススメの一品です!
箸にグルグル!? 九州・西日本の「はしまき」って?
「はしまき」とは、お好み焼きを割り箸に巻き付けたもので、九州・中国地方ではなじみ深い屋台メニューだそうです。焼き鳥のように片手で手軽に食べられるのも人気の理由の一つ。発祥は九州だそうで、中国地方でも浸透しているのですが、粉もの文化の強い関西までいくと知名度は一気に下がるようです。
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材料は、お好み焼きの生地を楕円形に流し込んで焼き、箸にクルクルっと巻く。天かすや刻み万能ねぎ、紅ショウガやたくわんなどをトッピング! たっぷりソースやマヨネーズをかけていただく。中国地方や九州で見かけた際はぜひ食べてみてくださいね!
まとめ
全国のご当地屋台グルメ4選を、お伝えしました。筆者も初めて知る事ばかり! その地域でしか食べられないグルメが、盆踊りなどのお祭りの屋台でも堪能できることにワクワクしました。いつも食べている、定番の屋台グルメ! もしかしたら、そのメニュー!あなたの地域しかないメニューかもしれませんよ! ぜひ、ご当地屋台グルメを楽しんでみてはいかがでしょうか??