2023年7月8日(土)、今年も「真駒内花火大会」が開催されます!
今年で11回目となる人気の花火大会。道内最大級の2万2000発の花火が夜空を彩ります。
この記事では、2022年の開催レポートとともに、2023年の最新情報をお届けします!ぜひお出かけの参考にしてください。
目次
2022年の開催レポートはこちら!
2022年7月9日(土)、札幌に「真駒内花火大会」が帰ってきました!会場では浴衣女子やカップル、家族連れなどたくさんの観客が、北海道最大級22,000発の花火を満喫しました。
この真駒内花火大会、伝統的な花火大会とはちょっとスタイルが異なりますが、子どもから大人まで、そして花火初心者からコアな花火ファンまで、幅広い層が楽しめる内容でした。その様子をレポートします!
真駒内花火大会は他の花火大会となにが違う?
真駒内花火大会の会場は、道立真駒内公園内の真駒内セキスイハイムスタジアム。花火大会は一般に河川敷や海岸などで開催されることが多いですよね。ここがまず、伝統的な花火大会とちょっと違うところ。
スタジアムの観客席に加え、フィールドにアリーナ席を設けています。座席は全席有料指定席。
「お金を出さなくても花火は見えるのに…」という考え方もあると思いますが、指定席だと場所取り不要、誰かに割り込まれたりもみくちゃにされたりする心配もありません。お子さんと一緒でもゆっくり楽しめるので家族連れにもおススメ。実際、小さなお子さん連れのファミリーもたくさん見かけました。
またスタジアム斜面を利用した演出も多く、そのすべてを堪能できるのは有料指定席だけです。
打上時間は約1時間と短めながら、22,000発と高密度。短時間にテンポよくぎゅっと凝縮された構成なので、集中力が途切れることなく見ていられます。
3年ぶりの開催に会場は大興奮!
真駒内花火大会は、音楽イベントのようにプログラムの間にMCが入ります。北海道で人気のラジオパーソナリティコンビによるかけあいが会場を盛り上げてくれました。打上前には多彩なステージイベントも行われ、北海道日本ハムのファイターズガールと地元のちびっ子たちによる、話題の「きつねダンス」も披露されました。
そして19:50、いよいよ打ち上げスタート!
2022年は全8部構成でした。
音楽と花火の競演は今や珍しくありませんが、そこに加えて火柱やライティングが複雑かつ繊細にシンクロするのが真駒内花火大会の醍醐味です。
第1部の打ち上げは日本橋丸玉屋が担当。official髭男dismの「Cry Baby」に会場のボルテージが急上昇!日本橋丸玉屋お得意の、派手なライティングとコラボしたクオリティの高い花火に、客席は一気に飲み込まれました。
型物花火にレクチャー花火、花火を知ればもっと楽しい!
第2~4部は、子どもにも人気の型物花火(ハートや☆などの形が浮かび上がる花火)や、解説つきのレクチャー花火など、あまり花火を見ない人にも面白さが伝わるようなプログラム。なお、第2部と第4部は地元北海道の北海煙火、第3部は長野の人気煙火店・紅屋青木煙火店が打ち上げを担当しました。
第2部
たとえば「八重芯緑紅菊先青光露(やえしんみどりべにきくさきあおこうろ)」なんて言われても、見慣れていなければ「ナンノコッチャ?」ですよね?
レクチャー花火では丁寧な解説の後に花火を打ち上げたので、今まで謎の呪文のようだった花火の名前も、なんとなくイメージできるようになったかも?
第4部のイルミネーション花火では、光が花火の円上をくるくると回ったり、一方から反対側へと光が移動したりするようなトリッキーな花火がたくさん打ち上がりました。
終盤にはダイナミックなスターマインもあって、緩急をつけたプログラムで魅せます!
第2部~第4部は、YOASOBIの「怪物」やSEKAI NO OWARIの「Habit」、Aimerの「残響散歌」など、人気曲やアニメの主題歌が中心で、子どもや音楽に疎い人でも親しみやすいプログラムでした。
花火好きも息を飲む圧巻の花火演出
じゃあ真駒内花火は子どもや初心者向けなの?というと、いえいえとんでもない!
後半は花火を見慣れた人でも息を詰めて見入ってしまう怒涛の高密度演出が続きました。
第5部はイギリスのロックバンドBring Me The Horizonの「Rudens」で雰囲気が一変。花火と音楽、さらに吹き上がる炎との競演です。曲に合わせて小刻みにビートを刻む花火と炎が驚異的。花火や炎が光る瞬間だけでなく消える瞬間まで完全に計算しつくされ、花火の打ち上げ音・破裂音までがリズムに重なり、まるで花火や炎が自ら音楽にあわせて動いているかのようでした。
アリーナ席では目の前に花火が上がり、スタンド席からは全体を俯瞰できます。緻密な花火演出を堪能できるのは、この客席と花火の距離感だからこそ。
第6部は「フォトウェディング花火」でした。地元のカップルを会場中で祝福する企画で、打ち上げは地元の北海煙火が担当。暖かいお祝いの雰囲気に、高ぶっていた気持ちもほんわかと緩みました。
そして第7部・第8部はまたまた圧巻の音楽つき花火!
第7部はオープニングと同じく日本橋丸玉屋が担当。多層的なライティング演出で、スタジアムの斜面がスクリーンのようです。
音楽も、レディー・ガガ「The Edge of Glory」でぐっと大人の雰囲気に。後半のフォール・アウト・ボーイ「The Phoenix」では、激しいビートに思わず身体が動きます。まるでコンサートみたい!
そしてフィナーレの第8部は紅屋青木煙火店による、再びの火柱と花火のシンクロ!スタンド席にまで届く炎の熱気が客席の熱気と混ざり合い、スタジアム全体がまさに興奮のるつぼです。
全体的に、2019年開催時よりもさらに複雑で、スタイリッシュな演出だったように思います。多くの花火大会が消えたこの2年間も、煙火店は歩みを止めていなかった。苦境に負けないプロの心意気に、胸が熱くなりました。
2023年の開催情報!
【日時】
2023年7月8日(土)
開場17:00 打上19:50~20:50(予定)
※荒天時は翌日9日(日)に順延
【会場】
真駒内セキスイハイムスタジアム
【アクセス】
地下鉄南北線真駒内駅からバス(真駒内駅10番乗り場より17:30~シャトルバス運行あり)。徒歩なら約30分。
【チケット情報】
チケット:アリーナ席・スタンド席など数種類。オードブル+ドリンク付きのプレミアムシートなどあります。
例:アリーナエキサイティングシート(15,000円)、カメラ撮影席(20,000円)、スタンド席4,000円~
※チケットサービス、インターネット販売のチケットは2023年7月4日時点で予定枚数を完売しています。当日券の販売は未定です。
全席指定のため、チケットのない方は混雑の原因になりますので、会場付近を訪れないようにしてください。