佐賀・武雄市の「御船山楽園」
佐賀県武雄市にある「御船山楽園(みふねやま らくえん)」。標高210mの御船山の麓に、佐賀藩の第28代武雄領主だった鍋島茂義が1845年(弘化2年)に造営した回遊式庭園です。こちらで毎年4月から5月にかけて行われている春のお祭りがあります。「御船山楽園花まつり」です!
15万坪の回遊式庭園で行われる
会場の御船山楽園は、なんと15万坪にも及ぶ敷地を持つ庭園。この庭園内へ色とりどりのつつじや藤が咲き誇り、青々とした春もみじは新しい季節の訪れを演出してくれています!断崖絶壁が顔を見せる、御船山の光景も注目ポイントです!
まず庭園を奥へと進む道では、爽やかに広がる春もみじの回廊が出迎えてくれます!自然に包まれ気持ち良く、散策したくなっちゃう道ですね!
花絨毯のような20万本のつつじ
春もみじの道を抜けると、御船山の麓へとたどり着きました!その麓を絨毯のように彩っているのが、つつじです!
断崖絶壁の前を、赤やピンクのグラデーションで飾るつつじ。奥の新緑との対比でも美しい光景をつくり出しています!
赤、紫、ピンク、白。少しずつ異なる淡い色の変化がきれいですね!
風が吹くと見え方にも変化が起こり、目を惹きつけられます!
20万本ものつつじが一遍に見られるのは、貴重な空間ですね!
樹齢170年の大藤も満開
つつじを後にして先へ進むと、同時期に満開を迎える藤がお待ちかね!なんと樹齢170年と言われる大藤が咲き誇っています!
こちらの大藤の棚は、縦横20mずつ広がり、咲く藤の花房の数は1万以上もあるとのことです!見事に咲き連ねていますね!
池の端に咲いている、たくさんの藤の花。淡い紫色が美しいですね!そしてこちらの花ですが、長いもので1.5mにもなるんだとか!生命力を感じます!
花だけじゃない見どころ
御船山楽園の見どころは、花だけではありません!庭園の中腹には、このような茅葺屋根がトレードマークの休憩スペースがありました。こちらの前には小さめの藤棚があり、休憩しながら眺めることもできますよ!
続いては五百羅漢。御船山の麓からさらに奥へと進んで行くとあります。今から1300年程前に行基が安置したと伝わる、貴重な羅漢様です。石仏等に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!
武雄温泉も近い!
御船山楽園と同じ武雄市内にあり、車で5分程で行くことができる武雄温泉。約1300年前に開湯されたと伝わる温泉で、肌がしっとりする弱アルカリ単純泉が特徴です!公共浴場もありますので、ぜひお祭りと合わせて行ってみてください!
■御船山楽園へのアクセス
・電車の場合、武雄温泉駅よりタクシーで約5分。
・車の場合、福岡空港より約70分。佐賀空港より約50分。