昭和40年代ハネムーンのメッカだった宮崎県
1960年以降、昭和天皇の第5皇女である島津貴子さんと島津久永さんが新婚旅行で宮崎県を訪れた事をきっかけに宮崎は空前のハネムーンブームとなりました。当時、まだ気軽に海外旅行に行けない時代に、宮崎の温暖な気候と、どこまでも続く青い海と空、南国雰囲気が後押しとなり、一大ブームに。当時の若者は「飛行機に乗って宮崎に行くこと」が夢だったそうです。
青島せんべいってどんなお菓子?
そんなハネムーンブームが巻き起こった、昭和40年代に、宮崎の新しいお土産を作ろうと開発されたのがこの「青島せんべい」なのでした。洋風の薄焼きのせんべいで、いわゆるゴーフルタイプのお菓子、その間にはクリームが挟まれています。発売から50年以上経過していますが、今でもお土産ランキングの上位に入る一品で、県内あらゆるところで目にするのが、日進堂の「青島せんべい」です。
「青島せんべい」を実食レポート!
今回は「青島せんべい 2枚×6袋入り 540円(税込)」を「新宿みやざき館 KONNE」で購入しました。
箱から出すとこのような感じで、ホワイトクリームとナッツクリームの2種類です。
薄焼きのせんべいには「AOSIMA」と書かれています。
こちらは、ホワイトクリーム。サクッと軽い食感のせんべいに、マーガリンを使用したクリームが挟まれており、せんべいはサクサク、クリームもふんわり甘くて定番の美味しさ。せんべいのサクサクの秘密は生地に米粉が配合されているからだそうです。日本茶、紅茶、コーヒーにも合う、お茶のお友として万能なお菓子です。
こちらは、間にナッツクリームが挟まれているタイプ。袋を開けた瞬間にふんわり香ばしいナッツの香りがしました。
ナッツの香ばしさとサクサクのせんべいがマッチ! 老若男女問わず、喜んで食べられるお菓子です。
青島神社裸まいり
青島神社に祀られている山幸彦(ヒコホホデミノミコト)が、亡くした兄・海幸彦の釣り針を探し出し、海神宮から戻った時に、村人が着物を着る間もなく裸でお迎えに出たという伝説に基づいているそうです。真冬の冷たい海に入って禊ぎをした一行は、神社に参拝し、青島参道でバケツに用意された水を頭からかぶります。毎年400~500人ほどが裸まいりに参加するそうです。青島神社裸まいりはこちらの記事もご覧ください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?? 元祖リゾート地、南国宮崎の定番お土産。50年以上も変わらず、県民から愛されてきた洋風せんべいをぜひ一度ご賞味ください。