南北に長~い三重県の北部、桑名市長島町の「なばなの里」は、秋から春にかけてのイルミネーションが大人気! それはまさに国内最大級といえる圧倒的スケールです。
そんな「なばなの里」のイルミネーションを、園内の紅葉も美しい11月半ばに体験してきました! この記事ではその様子をレポートします!
目次
2022-2023年最大の見どころは「天空の船」
大規模なイルミネーションで人気を集める「なばなの里」。毎年多彩なイルミネーションで驚かせてくれますが、2022-2023シーズン最大の見どころは「天空の船」!
イルミネーションメイン会場の、横幅約155mという広大なスペースが光の劇場となります。高さは最大約35m!
精密なプログラミングでLEDライトの輝きを演出する、まさに「光の劇場」。
生命の海から宇宙の海、幸福の海へと次々に姿を変える、約6分間の光のドラマです。
クジラから帆船へ、そして船の形も帆の形も、目まぐるしく移り変わっていきます。
「なばなの里」では一切プロジェクションマッピングを用いずに、LEDライトの輝きのみで表現しているのだそう。圧巻の一言です。
この「天空の船」エリアは、手前から全景を眺めるだけではありません。この光の海の中にも通路があり、より近くで、そしていろんな角度から、イルミネーションを見ることができるんです。
光のトンネルもあります。
約6分間のプログラムですが、とにかくどんどん変化していくので、2度、3度と繰り返し見てしまいます。このメインエリアだけで30分は見入ってしまうと思っておいた方がいいですよ!
そして、こちらの展望台からの眺めも、また違って見えます。
こちら、展望台2階からの眺め。
下のエリア正面から、そしてエリアの中から、展望台からと、場所を変えていろんなところから眺めてみてください!
光のトンネルに光の大河、園内が鮮やかに煌めく!
「天空の船」が最大の話題ですが、園内にはまだまだ見どころがたくさん。
■200mの光のトンネル「華回廊」
これぞ「なばな」!と思う方も多いのではないでしょうか? 約200mの光のトンネル。抜群の人気を誇る撮影スポットでもあります。
まっすぐ続く光のトンネルは花型のLEDライトが使われていて、近くで見ても可愛らしい。
■100mの光のトンネル「紅葉~もみじ~」
イルミネーションメイン会場から展望台を経て続く順路の先に、約100mの光のトンネルがあります。
こちらは、先の200mの光のトンネルとは違って蛇行しているので、出口が見えない分、とても長く感じられます。体感的には200mの「光の回廊」より長く感じられるかも?
こちらはもみじをかたどった飾りで一面を覆われています。もみじがライトに照らされて、緑から赤に変化していきます。トンネルの中でもみじの四季が感じられますよ。
■光の大河
園内中央付近には大きな池があり、そこにも美しいイルミネーションが施されています。
まずはチャペル。色が変化するチャペルが水に映って美しい!
そしてチャペルの前からは流線形の流れるようなイルミネーションが。これは、木曽三川の流れを表しているのだそう。
この池のライティングは規模が大きく、水面に映る光でさらに輝きが増します。光が水の上を滑るようで、こちらも時間を忘れて見入ってしまうイルミネーションです。
■光の森
入場ゲート近く、長島ビール園前の「光の森」も、青や緑のイルミネーションが輝くスポット。光に囲まれながら、たくさんの人が記念撮影をしていましたよ。
花畑や紅葉、季節の眺めも魅力
筆者訪問時は紅葉の頃だったので、温泉施設「里の湯」の前や、池のほとりの紅葉スポットもライトアップされていました。
「天空の船」が見られるイルミネーションのメイン会場近くには広大な花畑があり、ダリアやコスモスが満開。
そして、ここからもメインエリアのイルミネーションの上の方は見ることができるので…
ライトに照らされた花々の向こうに浮かぶ、「天空の船」を見ることができるんです。
5月まで続く長い期間開催されるイルミネーションですから、春が近づけば梅や桜、チューリップなども見頃になります。
季節ごとに+αの楽しみがあるのも「なばなの里」の魅力ですね。
まるでUFO!?アイランド富士で空から眺める
さて、「天空の船」を堪能して、園内中央の池の方に戻ってくると…
おお、何か浮かんでます!まるでUFOみたい??
こちらは、上昇する展望台「アイランド富士」。
地上約45mまで上がり、上空で360度回転して、園内を上から一望できるのです。
せっかくだから、乗ってみることにしました。こちらは入園料とは別に乗車料が必要です。
※乗車料:中学生以上 600円、3歳~小学生 300円(2022年11月現在)
内部は、窓に向かって座るように座席が配置されています。
グイーンと上昇を始めると、眼下にイルミが広がります。光の大河が真下に!
残念ながら、筆者の訪問時は霧が出てしまい、あまりクリアではありませんでしたが、これはこれで雲の上から眺めているような幻想的な光景でした。
とはいえ、すっきり晴れた日だとすごい天空散歩が楽しめそうです!
2022-2023年の「なばなの里」イルミネーション概要
園内いっぱいの輝きに包まれる「なばなの里」のイルミネーション。人気の高さが納得の素晴らしい体験でした。
なお、所要時間が気になるところかと思いますが、ひととおりざっくり見て回るなら90分程度、慌てずゆっくり過ごしたいなら2時間はみておくことをおすすめします。それに混雑具合や、園内で飲食などの時間をとるかどうかを加味して予定を立てるとよいと思います。
筆者が訪問した日は11月の日曜日でしたが、夕方まで雨が降っていたこともあり混雑は少なかったです。それでも、「天空の船」や「光の大河」をかなりじっくり見て撮影していたのと、花畑を回ったりアイランド富士に乗ったりしたので、イルミネーション点灯から退園まで、2時間半ほど滞在していました。
三重県は、近隣県以外の方からはちょっと行きにくいイメージがあるかもしれません。でも、「なばなの里」最寄り駅のJR長島駅や近鉄長島駅までは、名古屋駅から電車で30分足らず。近鉄長島駅からは「なばなの里」直通バスもあり、アクセス良好ですよ!
【「なばなの里」2022-2023年イルミネーション】
開催期間:2022年10月22日(土)~2023年5月31日(水)
営業時間は日によって異なるので、公式サイトの営業時間カレンダーをご確認ください。
料金:小学生以上 2,500円、小学生未満は無料
※2022年12月23~25日は特別営業専用チケット(小学生以上 5,000円)が必要。
電車バスセット券などお得なチケットもあります。こちらも詳細は公式サイトをご確認ください。