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いよいよ最後の年「ありがとう・・・平成」故郷が誇る2019年七久保大晦日新春花火をレポート!

2020/12/3
2020/12/3
いよいよ最後の年「ありがとう・・・平成」故郷が誇る2019年七久保大晦日新春花火をレポート!

元旦を迎える深夜0時には全国各地でカウントダウンのイベントが行われます。まだまだ数は少ないけれど花火を打ち上げる地域もあり、今回は長野県飯島町の七久保大晦日新春花火についてレポートします。

この花火は七久保煙友会が主催しており「故郷の自慢できる、心に残るものを代々残して行きたい」との思いで行われています。地元の花火業者であるアルプス煙火工業の協力も大きく、七久保煙友会の会員にもなっているそうです。

(この記事は2018年に公開されたものを再編集しています。2020年12月3日 編集部更新)

芝宮神社西側にある観覧会場に到着すると、大きな板に1~8まで番号が割り振られ何か文字が書かれているのが目立ちます。これは花火の名前(玉名)であり、除夜の鐘の108発にちなんで、ひゃくはち→しゃくはちの語呂合わせからきている尺玉(開花直径約300m)を8発打ち上げるプログラム表なのです。

観覧会場は標高が高い地域でもあり、氷点下の気温で凍える寒さです。多くの人が焚火の前に集まって暖を取っていました。花火打ち上げのギリギリまで車の中で待機している人も多い様です。

また会場では年越しそば、豚汁、甘酒、お神酒が来場者に無料で振る舞われています。この様なイベントは花火の協賛金もさることながら、地元企業のそば屋や精肉店などの御支援があってこそ開催できているとの事です。

さて、カウントダウンの花火は日付が変わるのと同時に打ち上がるのが通常の流れです。しかし、ここでは日付が変わる5分前にカメラマンの為に打ち上げ方向を知らせてくれる目印花火が打ち上げられます。自分が前もって予想していた打ち上げ方向が見事に外れ、電柱がバッチリ重なっていましたw

【合図】目印花火 カメラマン様 ベストアングルを狙え

日付が変わる深夜0時からは、会場のアナウンスで玉名を読み上げ、花火の説明をしながら一発ずつ丁寧に芸術玉を打ち上げます。全ての花火が競技大会レベルの内容でアルプス煙火工業の技術力の高さが伺えます。打ち上げる間隔も丁度良く、七久保でしか見られない花火も多いとの事です。

【尺3号】三重芯錦冠菊銀乱 シンフォニック・アンサンブル

【尺5号】トリプルリング ミッドナイトマジックショー

【尺6号】四重芯引紅銀乱 勇者の開花

【尺8号】第36回全国新作花火競技大会 殊勲賞作品「瞬き」

8発すべて打ち終わると番外編として市民や企業からのメッセージ花火が続きます。メッセージの内容と共に花火のバリエーションも豊かになってきており、地元住民の花火への関心が深まっている気がします。こちらは番外編として、8グループによる打ち上げになりました。

【番外編5号】操法県大会入賞 第五分団感謝の華

【番外編7号】黄昏流星群 還暦に感謝

フィナーレは大スターマインの打ち上げです。暗がりでも打ち上げ筒が肉眼で見えるぐらいの場所に設置してあるので、超至近距離で大迫力の花火になります。新春花火大会始まりの昭和~ともに歩んだ平成~そして新しい時代へ続くをテーマに七久保煙友会の軌跡を花火で表現します。最後は正月らしく紅白の花火で飾ります。

【大スターマイン】壽 ありがとう・・・平成

今回のまとめ

新年早々、こんなに凄い花火を見ていいのだろうかと不安になる内容でした。地元の皆さんはご厚意で温かく迎えてくださっていますが、あくまでも地元住民の為のイベントになるので、お邪魔させて頂いている心を忘れずに観覧したいものです。

花火終了後は少し混雑しますがメイン会場裏手の芝宮神社で初詣ができるのも良い点です。花火好きにとっては一年のスタートを最高の形で切れるので、今後も末永く続いて欲しいイベントの一つです。

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