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コロナ禍のお彼岸でお墓参りはどうする?自宅からでもできるご先祖様の供養

2020/9/11
2020/9/14
コロナ禍のお彼岸でお墓参りはどうする?自宅からでもできるご先祖様の供養

新型コロナウィルスが猛威を振るっている現在、帰省の自粛などの影響でお墓参りの形も大きく変化し始めています。この記事では、ふるさとへの帰省を自粛しつつもお墓へお参りをする、オンライン墓参りについて解説します。

リモートでもお墓参りできる「オンライン墓参り」

都道府県をまたぐ移動がはばかられる現在のコロナ禍においては、自分自身が新型コロナに感染している可能性も考えると、今年のお彼岸はお墓参りを控えようという方も多いのではないでしょうか。オンライン墓参りはそんな場合の一つの解決策となるかもしれません。

オンライン墓参りは、現地にいる親戚などとビデオ通話を繋げて映像を送ってもらい、お墓参りをする方法です。大容量のインターネット回線やスマホ・タブレットなどの端末が普及した現代だからこその手段といえますね。

オンライン墓参りを利用した人からは、「コロナで諦めていたお墓参りができて嬉しかった」という声や、「お墓や故人を身近に感じることができた」という声が上がっています。

お墓の掃除や献花もできる「お墓参り代行サービス」

お墓参り代行サービスは、仕事が忙しかったり、お墓が遠かったりといった理由でなかなかお参りに行けない依頼者の代わりに、墓石や周辺の掃除をし、お供え物をしてお参りをするサービスです。サービス料金は地域や内容によって異なりますが、お参り1回あたり10,000円から20,000円ほどのサービスが多いです。

便利なサービスですが、使う場合には注意も必要です。例えば、周囲に昔ながらのお墓参りは自分で行うべきだという考えを持つ人が多い場合、トラブルにつながることもあるかもしれません。

日本には昔から、本人の代わりにお参りをする「代参」と呼ばれる風習があります。お墓の清掃に関しても、お寺にある墓地の場合には、そのお寺の人が代わりに掃除してくれることはよくありました。そのため、お墓参りや墓地の清掃を依頼すること自体が問題にはなりません。

しかし、「やはり自分で行くべき」「お金を払って他人にお墓参りをしてもらうなんて」と考える人が一定数いるのも事実です。お墓参り代行サービスを利用する場合には、家族や親戚など、お墓の関係者とよく相談した方がトラブルを生む可能性が減るでしょう。

お墓参り代行サービスの延長として、2020年夏のお盆の辺りからオンライン墓参りのサービスの提供を開始する業者も出てきました。サービス内容は、お墓参り代行のサービスを行っている様子をZOOM等で中継するというものです。お墓参り代行サービスの有料オプションとして行っている業者が多いですが、新型コロナウィルス流行の影響でお墓に行けない人のため、オンライン墓参りのサービスを無料で行っている業者もあるようです。その場合でも、通常の墓参り代行の作業は有料のため注意が必要です。

コロナの影響でお墓参りの時期は分散化する傾向

新型コロナウィルスの影響で、外出や帰省の自粛が続いています。お盆のお墓参りも、通常であればお盆の時期である8月13日から15日の間だけのため、今年も同じようにすると密になることが予想されたため、お盆のお参り期間を例年より長く設け、密になる危険性を減らす試みをするお寺もありました。

そのほか、お盆やお彼岸には檀家が集まって法要をしますが、今年は密になることを避けるため、オンラインで法要を行ってビデオ配信をするお寺も多いそうです。

お彼岸にやることやその意味は?
お盆や、春と秋、それぞれの違いについても解説

まとめ

新型コロナウィルスの流行が続く中、人々は新たな生活様式を模索しています。帰省の自粛はしてもお墓参りはしたいという人もいるため、オンライン墓参りという新しい形が生まれるのも納得ではないでしょうか。

ただ面倒だからという理由ではなく、行きたいけど行けないからという理由でお墓参り代行を頼むのであれば、ご先祖さまや故人にもその気持ちは届き、喜んでくれるはずです。新型コロナウィルスの流行が落ち着いたら、改めてゆっくりとお墓参りに行きましょう。

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