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小野照崎神社節分祭追儺式は鬼も出るが子どもに優しい!?権禰宜さんにインタビュー!

小野照崎神社節分祭追儺式は鬼も出るが子どもに優しい!?権禰宜さんにインタビュー!

1100年の歴史を持つ小野照崎神社の節分祭

今回ご紹介するお祭りは、台東区入谷の小野照崎神社で行われた「節分祭追儺式」。上野や浅草から程近く、東京の下町で行われた豆まきをレポートします!

皆さま、小野照崎神社をご存知でしたでしょうか?なんとこちらの神社のご創建は852年。ご祭神は神社が設立された当時に活躍していた平安時代の歌人、小野篁(おの の たかむら)。そのことからも分かるように、小野照崎神社は都内でも屈指の歴史を誇る神社として知られています!

そんな伝統ある神社の豆まきはどのような内容なのでしょうか?豆まきが行われる2月3日、小野照崎神社境内へとやってきました!

権禰宜さんが節分を解説!

今回はありがたいことにご縁から、節分を主催する小野照崎神社で権禰宜を務められる小野亮貴(おの りょうき)さんに、事前インタビューの機会をいただくことができました!節分祭を迎えるにあたり、大事にされていることや小野照崎神社ならではの見どころをお話しいただきました!

■権禰宜 小野亮貴さんへのインタビュー

―小野照崎神社の豆まきの特徴を教えてください。

(亮貴さん)「小野照崎神社の節分祭には、参拝者の方に楽しんでもらう工夫がいくつかあります。例えば鬼が登場して、名乗りを上げる寸劇です。色とりどりの顔を持つ複数の鬼が神楽殿に登場して、参拝者へ見栄を切った後に本殿へ攻め込みます!攻め込んできた鬼に対して、本殿側の人が豆を撒いて撃退。このような攻防が、豆まきが行われる最中に9回も行われます。あまりこう言うのは他所ではないのではないでしょうか?」

―鬼が何度も登場して場を盛り上げるのはユニークですね!ほかの特徴はありますか?

(亮貴さん)「⾖まき、と⾔うと盛り上がるのはやはり⼦どもたち。神社としても日本の文化を知ってもらうきっかけになればと、⼦どもたちが安全に、思う存分楽しんでもらえるように⼯夫をしています。大人も豆まきがはじまるとヒートアップしてしまいがちで、小さいお子さんが目に入らなくなる場合もあると思うので、小野照崎神社では子どもゾーンを設置しています。」

―子どもゾーン!どのようなものなのですか?

(亮貴さん)「豆まきを行う神楽殿の近くに、縄で子どもしか入れないゾーンを設置しています。子どもは前へ、そして安全に豆まきを楽しんでもらっています。」

―子どもに優しいお祭り。素晴らしいですね!

(亮貴さん)「当社の節分祭は昔から子どもへのエンタメに振り切っていて、⾖まきの際には、⾖の他にお菓⼦やゴムボールなんかも投げられるんですよ!毎年子どもが我を忘れて豆まきに熱狂している姿を見せてくれると、豆を撒く方も準備する神社も自然と気合いが入ります。」

―それは子どもたちも盛り上がりそうです!豆まきをはじめ、お祭りを行う上で大切にされていることはありますか?

(亮貴さん)「⾖まきにしても、⼦どもたちにとっては不思議な体験だと思います。そのような場へ⼤⼈が連れて⾏って、お祭りって楽しいものなんだと経験してもらうことが⼀つきっかけとして⼤事なことだと思います。その過程で、その本質的な価値やその源泉を⼤⼈が教えてあげることによって、⼦どもたちにつながっていくのではないでしょうか。」

―確かに。子どもたちがお祭りや神社に来るきっかけは大人がつくらなければいけないかもしれませんね!

(亮貴さん)「そうですね。なので、⼤⼈の方にも分かり易い形で情報をお伝えしていかなければいけないと考えています。節分とは何か、お祭りとはどのようなものか、⼤⼈にもう一歩深く知ってもらうことでより良い形で⼦どもたちに伝わっていけば尚良いですね。時代によって最適解は変わっていきますが、良いものは残し変えるべきものは変化させていきながら、神社やお祭りをつなげていければと思います。」

亮貴さんへのインタビューが終わったところで、なんと亮貴さんのお父さまでもある宮司さんを連れてきてくださいました!お祭り開始目前にも関わらずお話を伺えて感謝です…。

■宮司 小野貴嗣さんへのインタビュー

―権禰宜の亮貴さんへもお伺いしましたが、豆まきについて教えてください。

(貴嗣さん)「豆まきには立春の前の日にしっかりとお祓いをして、身を浄めてから春を迎えると言う意味があります。お正月は、除夜の鐘があるように自分の違う部分を見返し清新な思いで迎える訳ですが、改めて節分を通して新しい季節を迎える前にその事を思い返してもらえればと思います。」

―豆まき、節分にはそのような意味があったのですね!

(貴嗣さん)「日本の文化は何事も一回では終わらないものです。何度もお祓いなどを行うことで気持ち新たになっていきます。そのことが節分をはじめ、四季の中に組み込まれているのが日本です。ぜひ文化伝統的な意味合いでも、精神的にそのことを捉えて豆まきにご参加いただければと思います。」

豆まきへの準備が進む境内

15時から、社殿の中では関係者による儀式が進められています。

16時を目前にしたタイミングで、いよいよ一般の方を交えた豆まきがはじまります!まずはお祭りを催行する皆さまをお払いです。

続いて、境内へ集まった方々へもお祓いを行います!心身ともに浄めて、さあ豆まきへのスタンバイ完了です!

鬼が登場!境内を盛り上げる!

現れました!赤鬼です!ドシドシと神楽殿へと登場してきました。

集まった方々へ向かって見えを切るのは青鬼です!

なんと、赤鬼は太鼓の演奏までしちゃいます!器用…!

さて別の赤鬼が出てきて「行くぞっ!」と仲間を呼び寄せ、神楽殿から渡り廊下でつながった社殿へと攻め込みます!

と思ったら、一瞬で撃退されていました笑

儀式を終えた社殿側の方々が、豆を投げて応戦します!

青鬼もこの有様。投げられる豆の量がすごい!(鬼の後ろの黄色っぽい粒が、すべて投げられた豆です。)

子どもに優しい豆まき

権禰宜の亮貴さんのお話しにもありましたが、小野照崎神社の豆まきでは特に子どもを大切にしています。

写真の中央に木がありますが、そこを基点にロープで結界が張られ、前側に子どもゾーンが設置されています。

豆と一緒に投げられるお菓子やゴムボールです!カラフルでいろんな種類のものがあって、これは子どもたちもゲットできたら嬉しいですね!

さあ、豆まきがはじまりました!お話しを聞かせていただいた宮司さんも豆まき用の装束に着替えられて参加しています!

再び赤鬼が登場!随所随所で境内を盛り上げます!

小野照崎神社の豆まきでは、複数回繰り返し豆まきが行われます。たくさん欲しくなるところではありますが、分け合いの精神が大事ですね!

次から次へと投げられていきます!

最後はこんなゲストが登場!警視庁のマスコット「ピーポくん」です。警視庁グッズが撒かれていました!

運よくキャッチできた豆には、このような福守が入っていました!お豆だけでなく、さらにこのようなものがあると一層嬉しくなりますね!

小野照崎神社の節分祭追儺式、いかがでしたでしょうか?お祭りの舞台裏では、お祭りに参加する方が楽しく過ごしてもらえるようにと、様々な工夫や努力が積み重ねられているのですね。そして小野照崎神社では、5月中旬には縁日が立ち並び子どもたちが盛り上がる大祭や、6月30日にはユニークなお山開きも行われます。ぜひこれから行われる下町入谷、小野照崎神社のお祭りや行事をチェックしてみてください!

※2019年の本祭の様子はこちらをご覧ください

小野照崎神社大祭で御神輿を担いできました!令和初の本祭で3年に1度の本社神輿が登場!

※ご協力いただいた関係者の皆さま、インタビューをさせていただいた小野貴嗣さん、小野亮貴さん、ありがとうございました。

written by
高橋 佑馬

高橋 佑馬

1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!
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