はじめまして、茨城祭馬鹿です!茨城で開催されるお祭りの魅力をお伝えしていきますのでお楽しみに!今回は、子供からお年寄り、ガルパンファンも楽しめる夏の風物詩、大洗八朔祭(おおあらいはっさくまつり)をご紹介します。
1.大洗八朔祭ってどんなお祭り?
大洗八朔祭は、鹿島神『武甕槌命(たけみかづちのみこと)』と香取神『経津主命(ふつぬしの みこと)』が、大洗磯前神社に祀られている『大己貴命(おおむなちのみこと)』に国譲りを迫り、北上した古代神話にまつわる神事で、五穀豊穣、四海平穏を祈願するお祭りです(出典:大洗観光協会)。
毎年8月25日に大洗磯前神社にて神事が執り行われ、 その週の土曜日は宵祭となり山車が町内をまわります。本祭は翌日の日曜日に開催。大洗商店街が歩行者天国となり、 模擬店、山車巡業、神輿渡御、磯節パレードなどさまざまなイベントが行われます。
本祭の歩行者天国の時間は15時〜21時となります。車でお越しの方はご注意ください。
【例年の開催スケジュール】
8月25日 神事(大洗磯前神社)
8月25日の週 宵祭(土曜日)・本祭(日曜日)
2.ど迫力の山車・神輿が楽しめる!
大洗八朔祭では沢山の山車・神輿が見られます。以下の写真でご紹介するものが現在参加している主なものですが、 この他にも笠間や水戸からも参加しています。
神輿(磯睦)
大洗連の山車
大貫町若連の山車
角一町の山車
大洗ばやし響(ががにこ)
3.江戸時代から伝わる磯節がパレードに!
磯節は茨城県の三浜地方(ひたちなか市平磯・大洗町祝町・大洗町磯浜町)の遊郭などで歌わ れていた座敷歌です。江戸時代からこの地の漁師達によって歌われていた櫓漕ぎ歌がルーツとなっており、現在の曲調に完成したのは明治20年頃。通称、芸多万(げたまん)と言った芸妓置屋(げいぎおきや) の主人『矢吹万助(やぶきまんすけ)』の功績によるもので、三味線の手も彼の苦心によると いいます。
作詞には三浜地方の渡辺竹楽坊、水戸の河合積善ら俳人が意を尽くし、盲目の美声家で有名 な関根安中(せきね あんちゅう)が世に広まる端緒を開いたとされており、 八朔祭では、その磯節がパレードになって曲松商店街〜大貫商店街までの約1.2キロを踊ります。
4.ガルパンファンにもおすすめ、大洗八朔祭はイベントが盛りだくさん!
この他にも沢山のイベントが盛り沢山となっています。地元のマーチングバンドも磯節と同様、パレードになって曲松商店街から大貫商店街までを演奏します。
ステージは全部で3ヶ所あり、若手からベテランまでダンスや歌などで盛り上げてくれま す。 最近では、大洗町を舞台としたアニメ、ガールズ&パンツァーをはじめとしたアニメソングのDJライブなども行われているようです。
肴屋本店の脇では、和太鼓の演奏が毎年行われています。その他にも髭釜(ひいがま)で和太 鼓演奏とお囃子の演奏、ステージでもお囃子・子供太鼓が行われます。
髭釜商店街・永町ステージなどでは、海の町ならではのフラダンスやベリーダンスが行われ ます。
あんこう踊りは、アニメ、ガールズ&パンツァーに登場した踊りで、2013年頃から八朔祭で も行われるようになったようです。 八朔祭以外でも、盆踊りの夕べやあんこう祭などでも踊られます。
肴屋本店駐車場にてガールズ&パンツァーファン(ガルパンさん)が集まり自慢の愛車が展示されます。八朔祭以外にも、あんこう祭・海楽フェスタなどでも行われています。
約70メートルの竹を使って行われる流しそうめんはとてもダイナミック。毎年催されており、もはや大洗八朔祭の名物と言っても過言ではありません。
山車・ががにこと神輿の共演は、毎年18時半頃から若宮交差点で行われます。 まずは、宮入りが始まります。 神輿を交差点中央に降ろしたら、神輿・山車・ががにこの紹介があり、山車・ががにこが一 曲ずつお囃子を披露します。 すべての山車・ががにこが演奏を終えたら宮入りが再び始まります。その際、ががにこ・山車も狐で参戦します。
大洗八朔祭は、古くから伝わる伝統と現代のアニメが共存しているお祭りです。子供からお年寄り、アニメ好きまで楽しめる、全国でも珍しいお祭りではないでしょうか?機会があれば是非お越しください!