2021年も無事にお花見のシーズンを迎えることができました。
しかし、春のイベントはお花見だけではありません。4月4日にはキリストの復活祭であるイースターの日がやってきます。
イースターとは?いつ?何をする?シンボルの秘密や楽しみ方も解説します
この時期によく目にするのが、イースターバニー。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、キリスト教でウサギが生命と豊穣を司る動物とされているためです。
キリスト教で宗教的意味を持つうさぎですが、仏教が盛んな日本でもウサギを祀るお寺がいくつもあります。今回はそんなウサギにまつわるお寺をいくつかご紹介していきます!
うさぎは霊験あらたかな生き物?
意外に思われるかもしれませんが、日本には「因幡の白兎」というウサギを題材にした神話があり、それに由来してご神体としてウサギ祀るようになったお寺もあるのです。
そのため、「因幡の白兎」にちなんでウサギには霊力が宿ると考える神社仏閣も多く、狛兎が境内に居たり、実際にウサギを飼育していたりするお寺もあります!
ウサギにまつわるお寺5選
ここからはウサギにまつわるお寺を5つご紹介します。
【新潟県】長谷寺
新潟県佐渡の長谷寺は1200年の歴史を持つ由緒あるお寺で、境内には6メートルものウサギの観音像と子ウサギ観音像が鎮座しています。
これだけでも特徴的なお寺ですが、長谷寺には実際に何匹ものウサギが飼育されているという大変珍しい一面があるのです。
除草剤を撒けないという理由から除草ウサギとして飼育を始めた結果、現在は立派な副住職さんとしてお勤めを果たしています。
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【京都府】三室戸寺
京都府宇治市にある三室戸寺には、狛犬ならぬ狛兎がいることで全国でも有名です。
なんでもその昔、菟道稚郎子という皇族が宇治市を訪れた際、ウサギがお寺まで案内したという伝説が残っており、そこからウサギを祀るようになったのだとか。
また、狛兎が抱えている玉の中には石の卵があり、手を入れて一回で立たせることができれば金運上昇の効果があるそうです。気になった方は、ぜひ足を運んでみて下さい!
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【京都府】霊鑑寺
「京都の椿寺」としても親しまれている霊鑑寺の境内には、金ぴかのウサギが祀られています。
洛陽妙見十二支めぐりにおいて卯の方角に位置していること、そして守護神である妙見菩薩は卯年の守護神であることから、この様な風習が根づいたとされています。
金のうさぎはいつでも参拝することができ、その他にも春季と秋季の数日間限定で椿を拝観することができます。
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【神奈川県】明月院
「姫アジサイ」や「シュガーホワイト」など、アジサイで有名な神奈川県北鎌倉にある明月院では、ウサギを月からの使者だと捉え、月の兎をモチーフにした石像をいくつも建てています。
御朱印帳には元気に飛び跳ねるウサギが描かれており、ウサギ好きの人にとっては思わず手が伸びる一品でしょう。
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【香川県】甲山寺
香川県善通寺市にある甲山寺では境内に16匹ものウサギの彫像があり、愛嬌のある姿で参拝者を見守ってくれています。
そんな甲山寺では数年前から魅力をアピールするために、ウサギおみくじ・ウサギお守り・ウサギ御朱印などを取り揃えるようになり、多くの人に親しまれています。
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まとめ
全国にはウサギをご神体として祀るお寺がいくつもあります。この春はウサギ寺に足を運んで癒やされるなんてこともいいかもしれませんね。