東京都荒川区南千住にある「三ノ輪橋」駅と、新宿区西早稲田1丁目の「早稲田」駅の間を結んでいるのが都電荒川線です。「東京さくらトラム」の愛称が示すとおり、全部で30駅ある停車駅の中には桜の名所が数多く含まれていて、春になるとお花見のはしごを楽しむ乗客でにぎわいます。
今回は、沿線の中でも静かで穏やかなお花見散歩が楽しめる駅と周辺スポットを3つ、過去の現地レポートをまじえながらご紹介します。
「面影橋」はレトロな街並みに銭湯も
早稲田駅から一駅の「面影橋」駅。その駅から徒歩1分のところにある面影橋からは、触れられるほど間近に咲く桜が楽しめます。川沿いには小道があり、樹齢が高く、華やかに咲き誇る桜を見ながらのんびりと散歩ができます。
そして、歩き疲れた体を癒してくれる「豊川浴泉」も魅力の一つ。ノスタルジックな銭湯で一息をついたら、夜桜を楽しむのも素敵ですね。こちらの詳しいレポートは下記の記事でご確認ください。
「学習院下」には絶好のフォトスポットが!
学習院下駅付近には「高戸橋」という橋があり、そこから桜と電車を一緒に撮影することができます。また、駅の近くを流れる神田川沿いにも桜並木があります。こちらは住宅街が近く、川沿いをのんびりと歩きながら桜を楽しめます。
学習院下駅から面影橋駅の間は車窓からもお花見ができ、車内から見る高戸橋の風景は最高です。こちらの詳しいレポートは下記の記事でご確認ください。
「鬼子母神前」の法明寺では猫にも会えるかも?
鬼子母神前駅にあるお花見スポットは、駅から徒歩6分ほどの場所にある「法明寺」です。鎌倉時代に建立された歴史あるお寺で、参道にある桜並木は江戸時代から桜の名所として親しまれているそうです。また、運がよければ境内でのんびりと過ごす猫たちにも会えるかもしれない、猫スポットでもあります。
例年では、桜が咲く時期になると「桜祭り」と称して参道に屋台やテーブルと椅子が並び、桜とともに飲食を楽しめますが、2022年の開催は新型コロナ感染症の状況により未定です。こちらの詳しいレポートは下記の記事でご確認ください。
今年2022年の沿線の桜の開花状況は、鬼子母神前の法明寺でまだ「咲き始め」とのこと(tenki.jp参照。3月26日15:00現在)。
お花見はまだまだこれから楽しめそうですので、興味をもたれた方は、片道1時間かけてゆったりと走る電車で、のんびりと春を満喫してみてはいかがでしょうか。