皆さんは一万円札に描かれている人といえば、どなたを思い浮かべるでしょうか。
多くの方は学問の父である「福沢諭吉」を想像するのではないでしょうか。
福沢諭吉は「学問のすすめ」「西洋事情」など著者としての顔だけでなく、慶応義塾大学の創設者としても広く知られています。
しかし、新一万円に描かれる予定の「渋沢栄一」はあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、渋沢栄一と東京都が注力している渋沢栄一プロジェクトの概要を、桜の名所と合わせてご紹介します!
日本資本主義の父・渋沢栄一とは?
渋沢栄一は日本の実業家で、さまざまな株式会社の設立に関わってきました。
その功績から「日本資本主義経済の父」とも呼ばれています。
1840年に養蚕や金融業などで財を築いた名家のもとに生まれ、学問好きの子どもとしてすくすくと育ちました。
そして1872年に養蚕の知識を活かし、「富岡製糸場」を創立。その翌年には日本で初めての銀行で、後のみずほ銀行となる「第一国立銀行・抄紙会社」を設立し、日本経済に大きく影響を与えた人なのです。
渋沢栄一プロジェクトとは?
渋沢栄一プロジェクトとは、渋沢栄一出生の地である東京都北区が展開するシティプロジェクトです。
渋沢栄一をモチーフとした様々なコンテンツや関連商品をプロデュースして、北区の活性化を目指しています。
プロジェクトでは渋沢栄一縁の地を観光名所としてプロモーションするとともに、お土産やカフェなどをはじめ、数十種類に及ぶコラボレーション商品を開発中とのことで、今後の発展が期待されています!
東京都北区の桜の名所5選
続いては、渋沢栄一縁の地の中から、桜の名所としても知られるスポットをいくつかご紹介します。
江戸から続く桜の名所「飛鳥山公園」
徳川8代目将軍吉宗がこの地に桜を植え、庶民に開放したことが始まりとされる飛鳥山公園は、約600本のソメイヨシノが楽しめる人気のお花見スポットです!
また、3月下旬からは4月上旬まではぼんぼりのあかりで夜桜を楽しむこともでき、昼夜で違った情緒を楽しめます。
また、公園のそばには渋沢栄一博物館があり、彼の生い立ちが学べます。
この投稿をInstagramで見る
都市公園百選にも選定「音無親水公園」
音無親水公園は日本の都市公園百選にも選ばれている名所で、ところどころに江戸時代の名残を感じられるのが特徴です。
音無橋の周りを彩る桜は、正に風情の一言に尽きる風景として住民から長く愛されています。
王子にお越しの際は、ぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか♪
この投稿をInstagramで見る
桜のアーチが広がる「赤羽桜並木通り」
赤羽桜並木通りは区立八幡小学校前およそ700m続く並木道で、合計100本の桜を楽しめます。
満開のシーズンになると、20m間隔で植えられた桜はアーチをつむぎ、見事な桜のトンネルへと変貌します。
その景色は正に圧巻の一言で、この雅な道を一目見ようと県外からも訪れる方も多いです。
また、夏には青葉、秋には紅葉と、季節ごとにそれぞれ違った顔を見せてくれることも魅力の一つです。
この投稿をInstagramで見る
数種の桜が咲き誇る「石神井川沿い遊歩道」
石神井川は、小平市を源流として隅田川へ合流する河川です。
その河岸は遊歩道になっており、桜を見ながらのんびりとした時間を満喫することができます。
遊歩道には随所に石のベンチが設けられているため、腰を落ち着かせて桜を眺めることも。
また、毎年4月の第一日曜日には、石神井川沿いの美しい桜景色を眺めながら歩く「桜ウォーク」が開催され、老若男女問わずおよそ2,000人もの人々が参加する人気イベントとなっています!
この投稿をInstagramで見る
つい歩きたくなる「荒川赤羽桜堤緑地」
荒川赤羽桜堤緑地は、荒川と新河岸川をはさむ堤防の上に、およそ100本の桜のが見られる並木道です。
川口方面から新荒川大橋を渡ると、西側に広がる色鮮やかな桜並木が、北区を訪れる人々を魅了します。
桜の季節だけでなく、夏のさわやかな川風に吹かれながら、そして秋は高く広がる天を仰ぎながら、ゆったりと散歩をするのも素敵ですね。
この投稿をInstagramで見る
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は渋沢栄一プロジェクトと、東京都北区周辺の桜の名所の数々をご紹介しました。
渋沢栄一を深く知っているという方も、まだよく知らないという方も、ぜひ調べて足を運んでみてくださいね。