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季節ごとにバラエティー豊富な御朱印を頒布する櫻木神社
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。千葉県野田市に社殿を構える櫻木神社では、季節ごとにバラエティー豊富な御朱印を頒布しています。
2022年2月中旬には、紙面中央の神社名が冬色で記され、社名印と社紋印が押されたもの、黒文字に花印が押されたものが授与されていました。
櫻木神社の文字を中心とした御朱印の他にも、兼務社の愛宕神社、境内社の川屋神社の御朱印も頂くことができます。川屋神社は櫻木神社のトイレの中に社殿を構えていることに驚かされます。
御朱印のコレクターが注目するのは、例年3月9日~29日に開催される「さくらの日まいり」の期間限定の御朱印でしょう。紙面一杯に桜の花が描かれた特別な御朱印の他、「さくらシール」なども準備されます。桜の季節以外でも、オリジナルの御朱印帳やカバーには桜の花が描かれています。
櫻木神社では拝殿の西に御朱印受付が設置されています。御朱印を頂くと桜の花柄のクリアファイルや絵葉書も頂くことができます。
多種多様の授与品
御朱印受付に並ぶ授与品の窓口には、お守りや、絵馬、熊手、破魔矢、小銭入れ、トートバック、桜あめなど、多種多様の授与品が並びます。
平安時代の851年に創建されたと伝わる櫻木神社
櫻木神社は、平安時代の851年に創建されたと伝わります。藤原嗣良が美しいサクラの大木のもとに、倉稲魂命(うかのみたま)と武甕槌命(たけみかづち)を祀ったという伝説が残っています。
150年のブランクを経て1998年に復活した「蟇目神事御武射祭」
千年を超える歴史を育む神社では、一年を通して数々の年中行事が開催されています。春の「さくらの日まいり」や毎年4月17日に斎行される「例大祭」の他に、毎年2月の第2日曜日に行われる「蟇目神事御武射祭(ひきめしんじおんぶしゃまつり)」は極めてユニークです。神社に残る古記録に基づき、1998年に150年のブランクを経て復活したのです。あやしき妖魔を鏑矢で射ることによって、妖魔を悪神から善神に転化する神事が行われるのです。
神社と野田市駅の道中を埋める醤油工場
櫻木神社は、東武アーバンパークラインの野田市駅の南東約700メートルのところに社殿を構えています。千葉県野田市では室町時代から醤油作りが始められ、現在では日本でマーケットシェア・トップのキッコーマン社が操業を続けています。野田市駅は南北から醤油工場に挟まれていますが、櫻木神社への道案内の掲示も行われています。
千葉県野田市の櫻木神社では、季節ごとにデザインの大きく異なる御朱印を頒布しています。「さくらの日まいり」の期間限定の御朱印はコレクターの注目を集めていますが、御朱印帳には通年で桜の花がデザインされています。一年を通して数々の年中行事が開催され、2月の「蟇目神事御武射祭」は極めてユニークです。