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三千院初午大根焚きで幸せをいただく!無病息災、開運招福。不動明王のご利益を大根で

2020/2/17
2020/6/8
三千院初午大根焚きで幸せをいただく!無病息災、開運招福。不動明王のご利益を大根で

お祭りの舞台は京都・三千院

今回のお祭りの舞台は京都・大原は三千院。言わずと知れた京都を代表する観光地ですが、2月の初午の日前後には毎年「大根焚き」が行われています。幸せを呼ぶと話題のこの大根焚き。今年行われた様子をレポートします!

三千院は京都市内の北東部、大原にある天台宗のお寺です。天台宗の開祖である最澄の時代(700年代)に庵が置かれたのがはじまりと言われています。長い歴史の中で伽藍が整備され、今では美しいお庭や国宝弥陀三尊などが有名ですね。

三千院の入口までやってきました!早速「三千院 初午大根焚き」と書かれたのぼりが掲げられており期待が膨らみます!

三千院の見どころを進む

初午大根焚きが行われている三千院へ入るには、拝観料として700円(中高生は400円、小学生150円)がかかります。三千院へ入ったら、まずは見どころ巡りです。

美しい庭園が出迎えてくれました!

続いて国宝の弥陀三尊に参りましょう。阿弥陀如来像はもちろんですが、有名な舟底型天井も独特ですのでチェックしてみてください!

弥陀三尊が安置されている往生極楽院を外から。初午大根焚きの時期は雪が降ることが多いようで、雪をかぶった景色は風情がありますね。

大釜で焚かれた大根!

さあ見どころを進んでくるとのぼりがありました!まもなく初午大根焚きの会場です!

お接待処と呼ばれる場所で、大根を配っています!湯気が食欲をそそります。

直径約1mもある大釜で、大量の大根が焚かれていました!これはおいしそう…。

次々と来る参拝客に「おはようございます!お接待の大根ですよ」と呼び掛けて、大根を渡していました。

早速私も大根をいただきました!大きな大根にしっかりと出汁が染みていておいしすぎます…!

大鍋だけでなく、後から来る参拝客のために小鍋でも次から次へと大根を焚いています。初午のご接待、本当に幸せな気持ちになりありがたいですね!

ちなみにこの大根は大原で取れた有機栽培の大根なんだとか。出汁も地元でつくられたものを使用していて大原のおいしさを堪能できますね!

そして、そもそもなぜ初午の日に大根を焚いて振舞っているのでしょうか?その答えがこちらです。三千院ではさらに不動明王に祈祷した大根を使っており、無病息災、開運招福のご利益があると言われています。

大原は食の宝庫

大根もおいしかったのですが、大原は京都を代表する食がたくさんある場所でもあります!その代表的なものの1つがお漬物。京漬物の中の志ば漬が大原発祥と言われています!

三千院へ向かう参道には志ば漬屋さんが立ち並んでいます。お気に入りの志ば漬を見つけ、お土産に1つどうですか?

京都では清水寺界隈の七味唐辛子が有名ですが、大原でも唐辛子屋さんがありました。

三千院の大根焚きに合わせ、お土産用の大根を売っているお店もあります!こちらは三千院のものと同じ出汁でつくられているそうで、ぜひチェックしてみてください!

三千院へのアクセス

三千院への行く方法ですが、基本はバスになります。主要な場所(京都駅、四条河原町、三条京阪等)を通る京都バス17系統、もしくは地下鉄駅のある国際会館から京都バス19系統でのアクセスです。三千院への最寄りのバス停は、終点の大原になります。

大原のバス停から三千院へは10分程度歩くことになります。ですが、参道には分かりやすく標識が出ており、売店もたくさんあって楽しめますので散策してみてください!

三千院初午大根焚き、いかがでしたでしょうか?立春を過ぎ、本格的に農耕の時期を迎えるにあたり、五穀豊穣をはじめ無病息災、開運招福を祈り大根を振舞う行事。毎年最初の初午前後の4日間に行われていますので、ぜひ幸せをいただきに行ってみてください!!

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