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京都島原太夫が消防ポスターに登場!「京の防火おたのもうします」

2021/2/16
2021/2/16
京都島原太夫が消防ポスターに登場!「京の防火おたのもうします」

京都が大好きなカメラマンの佐々木です。
いつも応援している島原太夫の葵太夫がなんと京都市消防局のポスターになりました!

※京都の島原太夫とは?舞妓さん?!という方は↓こちら↓をご覧ください

『新選組がご贔屓さん!京都「島原太夫」の未来とは』

このポスターは「京都らしくて素敵!」とあちこちから問い合わせがあり大好評!葵太夫はラジオにも出演。

こちらはレスキュー隊(救急隊)のみなさん。京都市消防局には消防隊をはじめ、救助隊、救急隊、航空機隊などの消防隊員がいます。

今回は春の防火キャンペーンで消防署の訓練を見学。火災現場から救助する訓練では、負傷者役の人形がボロボロでビックリ。何度も練習を重ねているのが伝わります。

次は放水訓練です。水がホースに通っているかどうかだけでも重さが全然違います。実際の消火作業では水圧や火の熱さ、被害を最小に抑える消防士さんたちがどれだけ凄いかが、機敏な動きに力強さを感じました。

地域住民による自警団「消防団」が地元を守るっ

以前、「清水寺【青龍会 (せいりゅうえ)】」を取材した際、商店街の方たちによる「清水寺門前会」の会長から「清水寺は今までに10回、焼けています。お寺の一大事は私たちの一大事ですから警備団もしており、小さな頃からホースを持って消防訓練もしています。」と、地元の方々が清水寺を守っていることを教えていただきました。

このように消防署の職員でなくても地域住民による自警団「消防団」を組むこともできます。

お祭りと消防署 祇園祭や鞍馬の火祭りを守るっ

ここからは京都のお祭りをそっと裏から支える消防署の活動についてをご紹介します。


写真:祇園祭 警察も警備にあたる

まずは「京都三大祭」のひとつ祇園祭。山鉾巡行以外に火を使う行事もあります。


写真:祇園祭 お迎え提灯・道清めの儀・道調べの儀

長さ5mの大松明。この松明の消し炭は厄除けのお守りになるため、祇園界隈に住む方が拾い集めます。

消防局では祇園祭で電気配線検査電気配線からの出火を防ぐため)や各山鉾町に向けて講習を行っています。

講習内容は火気の取扱い、消火器の設置や万が一火災が発生した場合の119番通報要領、消火活動、避難誘導等について講義を行い、最後に消火器を使った消火訓練を実施と多岐にわたります。葵祭では消防警備を担当。これならたしかに安全にお祭りが行われると安心します。


写真:「鞍馬の火祭」防火活動

そして消防といえばやはり気になるのは大きな火を使うお祭り。
京都では鞍馬の火祭をはじめ、花背・広河原・久多の松上げが有名です。

他にも吉田神社の節分大祭(火炉祭)、賀茂御祖神社(下鴨神社)の節分祭「火の神事」をはじめ、お寺では山伏による護摩法要でのお火焚きなども行われています。

ー京都市消防局の消防士長 田尾さんに火を使うお祭りについてお話しを伺いました。
田尾さん「京都市火災予防条例で『火災と紛らわしい煙又は火災を発するおそれのある行為の届出』が義務付けられており,関係者から諸葛消防署に届出されています。
また届け出があった際は,消火準備や火災気象通報等発令時の延期を指導しています。
規模が大きいもの等については消防隊が当日に現地指導を実施しています。」
なるほど。護摩法要でも届け出がされているのですね。


写真:清凉寺 お松明式

放水系の消火訓練 美山かやぶきの里で放水訓練をするっ


写真:美山かやぶきの里 春と秋の年2回行われる放水銃の訓練があります。

放水活動だけでなく大徳寺の消防訓練では文化財の搬出活動も行います。

その他、山岳事故防止などにも消防署は活躍しています。
たとえば京都では愛宕神社への山道は片道2時間はかかり、毎年、遭難者も出ています。
私も何度か行ったことがあるのですが、神社に行くというよりも登山。その道の途中で何度か警察や消防の方に出会い、守られているなと感じました。

救命講習で命を守るっ

実は昨年、消防局で開催されている「救命講習」を受講しました。
受講のきっかけは成人式や婚礼の前撮りの際、ときどき貧血で倒れる方がいるためです。どうしたらよいのかわからず看護師さんのお友達に対処方法を相談したりした結果、まずは一般的な救急の知識を勉強してみようと救命講習に行ってみました。

倒れた人の安全確保がまず第一歩。問いかけても反応がない場合、心肺蘇生法やAEDを行うなど、緊急時にどうしたらよいのかを教えてもらえます。

救命講習はとても人気のため、募集開始の日の午前中で予約がいっぱいになるほどですが、緊急時に誰かを助けられるかもしれません。ぜひ一度受けてみてはいかがでしょうか。

住宅用火災警報器でおうちを守るっ


写真:「住宅用火災警報器 交換しておくれやす

最後に身近な火災警報器についても消防署からコメントをいただきました。
「住宅用火災警報器は設置後10年が経過すると本体の劣化や電池切れなどで火災を感知しないおそれがあります。平成23年から全世帯への設置義務化からまもなく10年を迎えることから,点検・交換の指導を強化しています。葵太夫さん出演のポスター(昨秋作成)もその一環です。」
ー忘れないように毎年、大掃除のときに一緒に確認するのが良いですね。

葵太夫のポスター撮影をきっかけに消防署について、お祭りからも見ることができました。
消防士さん、いつも京都を守ってくれてありがとうございます!おおきに!!

火事は119番!(ちなみに葵太夫の誕生日は1/19、双子の禿ちゃんは11/9です!)

※タイトル「◯◯を守るっ」は京都市消防局公式キャラクターポスターをリスペクトしております!