台東区の下谷神社
上野駅から東へ浅草通りを進んでくると、ビル街に突如現れる真っ赤な大鳥居。都内最古の稲荷神社と言われる、下谷神社のものです。この下谷神社で、七夕の時期限定の御朱印が提供されているとのことでやってきました!
赤い鳥居を抜けて奥へ進むと、下谷神社境内への入口にたどり着きます。
こちらの下谷神社ですが、創建は730年(天平2年)と奈良時代にまでさかのぼる、都内でも屈指の歴史を持つ神社です。当地のかつての地名で、今も銀座線の駅名に残る「稲荷町」は下谷神社に由来しています。
花が浮かべられ「花手水」になった手水舎
さあ、境内へ入ります。左手に設置された手水舎は、なんと花が浮かべられて「花手水(はなちょうず)」になっていました!ひまわりなど、夏らしい装いですね!
まずは社殿へ行って手を合わせましょう。社殿横には七夕飾りが掲げられていました!
下谷神社のご祭神は大年神(オオトシノカミ)。素戔雄尊(スサノオノミコト)の子どもで、商売繁盛と家内安全の御利益がある神様とのことです!
社殿前の狛犬が、なかなか愛らしい顔をしていました!
2種の七夕限定御朱印
社殿から向かって左前に社務所があります。こちらで御朱印をいただくことができるので行ってみましょう!
七夕に合わせ、2種類の限定御朱印が提供されていました。カラフルな天の川が美しいものと、七夕飾りに織姫と彦星が描かれたものです。どちらも美しいですね!なおこの御朱印は七夕当日の7日までの限定配布とのことですので、要チェックです!
真っ赤な鳥居が並ぶ境内社と寄席発祥の地
境内には、境内社の隆栄稲荷神社もあります。こちらは稲荷神社らしい真っ赤な鳥居が並び、都会にいるのを忘れてしまうような独特の雰囲気があります。
社殿の前には狐塚が!
そして社務所に戻ると、狐の縁起物が並んでいます。こちらは御札のように使用する、願掛けキツネです!
キツネのおみくじもあります。ぜひお試しください!
また社殿と隆栄稲荷神社の間には、狐が通りそうな素敵な小道があります。こちらを抜けると社殿の裏側の通りへ出ることができます。
ちなみにですが、下谷神社は寄席発祥の地なんだとか!1798年(寛政10年)に初代の山生亭花楽(さんしょうていからく)が境内で寄席を興行したのが、江戸における最初の寄席だったと伝わっています。
アクセス情報
下谷神社へは、JR上野駅浅草口から徒歩5分で行くことができます。また銀座線稲荷町駅1番出口から出てすぐです。
期間限定で提供されている下谷神社の七夕御朱印。ぜひ手に入れに行ってみてください!