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【書写山・秋の探訪】弁慶が修行を積んだと伝わる姫路市の圓教寺を彩る紅葉

更新日:2020/12/9 obaq
【書写山・秋の探訪】弁慶が修行を積んだと伝わる姫路市の圓教寺を彩る紅葉

弁慶の数多くの伝説が伝わる書写山の圓教寺

平安時代の後期に京都の五条大橋で源義経と出会った弁慶は、生涯を義経に捧げたと伝わります。弁慶には数多くの伝説が残り、幼少期には兵庫県姫路市の書写山の圓教寺で修業を積んだとされています。姫路市の北西部に標高約370メートルの書写山が聳え、山肌は例年10月下旬から11月下旬にかけて紅葉で覆われ、「書写山・秋の探訪」が開催されています。2020年は10月31日~11月29日に行われました。「書写山・秋の探訪」の期間中には普段は公開されていない国・県指定の重要文化財が特別公開されます。

弁慶が幼少期に修業を積んだと伝わる書写山圓教寺の摩尼殿

2020年の「書写山・秋の探訪」のチラシ

2020年の「書写山・秋の探訪」のチラシ

ロープウェイで書写山の登山

書写山に公共交通機関を利用して訪れる場合は、JR姫路駅から書写山ロープウェイ行きのバスに乗車して約28分です。山には登山道も設けられていますが、書写山ロープウェイを利用すれば5分足らずで山の中腹まで疲れずに登ることができるばかりでなく、山肌を彩る紅葉を鑑賞することができます。

書写山ロープウェイの山麓のバス停

書写山ロープウェイ

ロープウェイから眺める書写山の山肌

書写山には山中の広い範囲に圓教寺の仏閣が点在しています。ロープウェイの山上駅から歩き始めて最初に登場するのが仁王門です。

書写山圓教寺の散策絵図

書写山圓教寺の仁王門

仁王門から摩尼殿に向かう山道は、概ねなだらかですが、所々傾斜のきつい坂道もあるので歩きやすい靴を履いておきたいものです。

仁王門から摩尼殿に向かう山道

仁王門から摩尼殿に向かう山道

山中で神々しい姿を見せる摩尼殿

山道を数分歩くと正面の岩山の中腹に、摩尼殿が神々しい姿を現します。舞台造りの建築様式で970年に創建されたと伝わります。歴史と伝統を漲らせた風格ある仏閣は秋には、鮮やかな紅葉で覆われます。

摩尼殿

摩尼殿

摩尼殿

摩尼殿の下

摩尼殿の下

摩尼殿の下には、丸みのある大きな石が横たわっています。弁慶のお手玉石と呼ばれる石は、弁慶がお手玉代わりに投げたと伝わります。また、摩尼殿の傍らの広場では、猿回しのイベントが演じられることもあります。

摩尼殿下の弁慶のお手玉石

摩尼殿の傍らの広場で演じられる猿回し

数々の映画やドラマのロケ地として利用された「三之堂」

摩尼殿から紅葉で彩られる山道を西に向かうと、堂々とした3つの建築物がコの字の空間に出ます。「三之堂」と呼ばれる特徴的な空間は、映画『ラストサムライ』をはじめ、『軍師官兵衛』など数多くのNHK大河ドラマのロケ地となりました。

三之堂

NHK大河ドラマのロケ風景を紹介するパネル

「三之堂」の北面には「大講堂」、西面には「食堂(じきどう)」、南面には「常行堂」が荘厳な姿で建ち並びます。

大講堂

食堂

常行堂

3つの堂は、様々な角度から紅葉で彩られます。

「大講堂」を彩る紅葉

「食堂」の背面を彩る紅葉

「常行堂」の側面を彩る紅葉

「食堂」では緊張感が漂うはりつめた空間で、静かに写経を行うことができます。展示室では、弁慶が勉学のときに使ったと伝わる「弁慶の机」が公開されています。また「食堂」の北隅には「弁慶の鏡池」と呼ばれる井戸があります。顔にいたずら書きをされた弁慶が、井戸の水面に顔を映したと伝わります。

「食堂」で行われている写経の体験

「食堂」で展示される「弁慶の机」

「食堂」の北隅の「弁慶の鏡池」

圓教寺の境内では、堂々とした仏閣を彩る紅葉を楽しむことができますが、山中に設けられた展望台からは山肌の紅葉越しに姫路の市街地、瀬戸内海の海原を見ることができます。

書写山の展望台から紅葉越しに眺める姫路の市街地

兵庫県姫路市の北西部に聳える書写山を境内とする圓教寺は、弁慶が幼少期に修業を積んだ寺院と伝わります。山中には荘厳な仏閣が点在し、例年11月上旬から下旬にかけて紅葉で覆われます。

obaq
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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