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昭和天皇在位50年を記念して整備された公園で開催される「黄葉紅葉まつり」
国営昭和記念公園は東京都立川市と昭島市にまたがり、昭和天皇の在位50年を記念して旧米軍立川飛行場の跡地に整備された公園です。「緑の回復と人間性の向上」をテーマとし、約180ヘクタールの広大な敷地には昭和天皇記念館、レインボープール、子供の森、日本庭園など様々な施設を備えています。例年11月上旬から下旬に「黄葉紅葉まつり」が開催されています。2019年は11月2日~24日に行われました。
黄葉紅葉に囲まれるさざなみ広場、水鳥の池、バーベキューガーデン
広大な敷地面積をもつ国営昭和記念公園には8つの入口がありますが、電車を利用する場合は西立川口が最も便利です。祭の期間中に西立川口から園内に入ると、さざなみ広場で黄葉紅葉が出迎えてくれます。広場の先には水鳥の池が穏やかな水面を湛えています。黄葉紅葉で囲まれる池にはボートを漕ぐ人の姿が溢れます。
公園はとても広いので、園内を周遊するパークトレインが運航されています。このパークトレインを利用すれば、園内の要所に疲れることなく短い時間で訪れることができます。秋には園内各所に黄葉紅葉が溢れます。
黄色の絨毯が敷きつめられ、頭上も黄葉で覆われる「かたらいのイチョウ並木」
「黄葉紅葉まつり」の期間中の最大の見どころは、「かたらいのイチョウ並木」と日本庭園です。いずれも夜間にはライトアップされ、昼と夜の彩りの違いを楽しむことができます。「かたらいのイチョウ並木」は、公園南西部のうんどう広場、バーベキューガーデンの西に位置します。約300メートルのイチョウ並木は黄色の絨毯で敷きつめられ、頭上も黄葉で覆われます。
ライトアップされた紅葉が池の水面に映り込む「日本庭園」
「かたらいのイチョウ並木」から数百メートル北西に「日本庭園」が整備されています。庭園の中央の池を備えた池泉回遊式の庭園です。池を回遊する園路の左右には、様々な草木が植栽され、日本の自然美が凝縮しています。「黄葉紅葉まつり」の期間中には、いたるところに紅葉が秋の訪れを伝えています。夜間にライトアップされると、紅葉が化粧直しをしたかのようです。中でもライトに照らされた紅葉が池の水面に映り込む姿は、言葉では言い表せない美しさとなります。
国営昭和記念公園では、例年11月上旬から下旬に「黄葉紅葉まつり」が開催されています。まつり期間中の最大の見どころは、「かたらいのイチョウ並木」と「日本庭園」の夜間のライトアップです。照明に照らされた黄葉紅葉の魅力に、誰もが圧倒されることでしょう。