梅の生産高全国2位の群馬県の三大梅林で開催される「榛名の梅祭り」
初春に花を咲かせる梅は様々に加工され食品となり、食卓に味わいと香りを添えてくれます。国内で梅が最も栽培されているのは和歌山県ですが、これに次ぐ生産高を誇っているのは群馬県です。高崎市でも梅の栽培が盛んに行われ、群馬三大梅林の一つ榛名梅林では毎年「榛名の梅祭り」が開催され、2020年には3月15日(日)に行われました。
高崎の北西に聳える榛名山麓の上里見町エリアには、約400ヘクタールの敷地に約12万本の梅が育っています。なだらかな丘陵地帯は、例年3月上旬から下旬にかけて白一色の梅の花で埋め尽くされ、甘い梅の香りで包まれます。
榛名梅林の中央の梅見ケ丘公園に入ると、全身がすっぽり白色の花で覆われます。
トテ馬車に乗車してユニークな観梅体験
梅の花が満ち溢れる空間を自分の足で散策すれば、体全体で春を体感することができますが、「榛名の梅祭り」ではユニークな観梅方法が企画されます。トテ馬車に乗って、梅林の散策をするのです。中世のヨーロッパ貴族でもない限り、馬車に乗る機会なんて得られません。榛名梅林では無料で馬車に乗ることができ、両側には梅の花が埋め尽くしているのですから、是非体験したいものです。
「榛名の梅祭り」開催日には、榛名梅林の麓に建つ榛名文化会館エコールの広場がイベント会場となります。
榛名文化会館エコールで企画される多彩なイベント
「榛名の梅祭り」では多彩なイベントが企画されます。2020年は規模が大幅なに縮小されましたが、充実感が大きく損なわれることはありませんでした。
お得感が満ち溢れる梅加工食品の無料配布
各種のイベントが行われるエコール広場は、数々の露店で囲まれます。
露店では梅の加工食品が並ぶ他、榛名の特産品のジャンボ梨も販売されます。
特産地で販売される食品には、つい手が出てしまうものですが、榛名では少し待った方がいいかもしれません。梅加工食品の無料配布がとても充実しているのです。梅の赤飯、梅干し、梅うどん、梅ジュース、甘酒などの無料配布が、時間をおいて行われるのです。全ての配布品をゲットするとお得感で顔が綻んでしまいます。
榛名文化会館エコールの南の斜面も梅の花で彩られているので、数々のイベントやお得な企画を楽しんだ後に、ゆっくりと散策してみるのもいいでしょう。
梅の生産高全国2位の群馬県の高崎市では、梅の栽培が盛んに行われています。市の北西部に位置する名梅林は、群馬三大梅林の一つに数えられ、例年3月に「榛名の梅祭り」が開催されています。なだらかな約400ヘクタールの丘陵地帯には約12万本の梅が育ち、白一色の梅の花で埋め尽くされるのです。梅林の中をトテ馬車が運行され、イベントの企画も多彩な上に、様々な梅加工食品の無料配布が行われるなどの魅力が満ち溢れます。