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全国でも有数の交通拠点となっている高崎
群馬県中南部に位置する高崎市は、江戸時代には中山道と三国街道、現在は上越新幹線と北陸新幹線の分岐点となっており、全国でも有数の交通拠点となっています。四方からの大勢の人々が集う都市では文化の育成にも力が注がれ、1947年には地方都市では珍しいプロオーケストラの群馬交響楽団が創設されました。高崎駅西口から市役所を結ぶ通りは、シンフォニーロードと呼ばれています。市のメインストリートは例年、年末年始にはイルミネーションで輝きます。2020年11月21日~2021年1月3日には、「高崎光のページェント」が開催されています。
高崎駅西口をスタートしてイルミネーション散策
「高崎光のページェント」のスタート地点となるのは高崎駅の西口です。駅から西に向かうシンフォニーロードの左右には、ワイングラスを模ったシャンパンゴールドのイルミネーションが市役所まで数百メートル続きます。グラス一杯にシャンパンが注がれ泡立っているかのようです。
タワーやトンネルが設置されるこども広場
市役所の北のこども広場の中央には、高さ約12メートルのタワーや光のトンネルが設置されます。広場の東面には市内の園児たちが制作した光のキャンバスが並びます。
温かな光で演出される高崎城の遺構
こども広場の東には高崎城の濠が穏やかな水面を湛えています。左右の並木の枝からスノードロップの彩りを映り込ませる水面には、光のツリーや光のボールが温かな輝きを見せてくれます。
こども広場の北端の濠沿いには、高崎城の櫓が残されています。歴史感を漂わせる櫓の白壁を支える石垣をイルミネーションが装飾します。
タブノキ広場から高崎駅西口まで繋がる光のアーチ
高崎城址の東にはタブノキ広場が整備されています。広場の中央で枝葉を広げるタブノキは、ドレープ状のイルミネーションや光のボールで鮮やかに輝きます。
タブノキ広場からは進行方向を180度変え、大手前通り、慈光通りを東に向かうと高崎駅西口に突き当たります。いずれの通りも左右の、街路灯や街路樹がイルミネーションで輝き、光のアーチが駅まで繋がります。
ショッピングや食事が楽しめるモントレー
「高崎光のページェント」は、高崎駅西口をスタートして中心街をぐるりと一周して戻ってくることになります。エリアごとに演出の異なるイルミネーションを楽しむことができます。駅の西口に接するモントレーには様々なショップやカフェ、レストランが入っています。5階のグルメフロアでは、赤城鶏、水沢うどん、高崎パスタなどを味わうことができます。
群馬県高崎市は全国でも有数の交通拠点となっています。高崎駅西口と市役所に挟まれる中心街は、1994年から年末年始にエリアごとに趣向を凝らしたイルミネーションで鮮やかに彩られています。