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「分福茶釜」の舞台の茂林寺に近接する「東武トレジャーガーデン」
群馬県館林市には、おとぎ話「分福茶釜」の舞台の茂林寺が建立されており、市内のいたるところで狸のオブジェを見かけます。この茂林寺から茂林寺低地湿原を越えた北東に約500メートルのところに、寺院とは雰囲気が大きく異なる植物園の「東武トレジャーガーデン」が設けられています。
「東武トレジャーガーデン」の園内には、約1,500品種、約3,000株のバラが植栽され、例年初夏のシーズンに「ローズガーデン祭り」が開催されています。2020年には5月初旬~6月7日の期間で行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染予防のため、4月13日から5月12日まで臨時休園となってしまいました。ところが、5月13日に再開されマスクを着用すれば、バラの花を鑑賞することができるようになりました。
イギリスの湖水地方の庭園をコンセプトする「東武トレジャーガーデン」
「東武トレジャーガーデン」は、イギリスの湖水地方の庭園をコンセプトしており、園内には異国情緒が漂います。エントランス広場は、ヨーロッパの貴族の邸宅の庭園のようです。
エントランス広場の西に設けられた石造りのアーチは、隙間なくバラの花で装飾されています。アーチを潜れば、「ロングボーダーガーデン」です。エリアの中央には水路が施され、落ち着いた雰囲気が漂っています。
約1,500種のバラでロマンティックに彩られる「ローズガーデン」
「ロングボーダーガーデン」の先にあるのが、「ローズガーデン」です。バラの園に入るには約27メートルの「さくらのトンネル」を潜らなければなりません。バラのシーズンに「さくら」というのは季節外れにも感じられますが、弧を描いて咲く花は「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー」というバラの品種なのです。薄紅色の花に、さくらの花を思い起こしてしまうようです。
「さくらのトンネル」を抜けると、360度のパノラマでバラの花が見渡せる「ローズガーデン」です。「心を癒すフラグラント・ローズ・ガーデン」、「イングリッシュローズが咲き誇るペレニアルボーダー」、「風にバラが唄うナチュラルガーデン」、「清き白バラの天蓋」など7つのシーンが、ロマンティックに桜の園を彩ります。
バラにコラボするネモフィラ、ポピー、ルピナス、ハナビシソウの花
「ローズガーデン」を散策するだけでも充実した気分になるのですが、「東武トレジャーガーデン」の園内にはバラの他にも、多種の季節の花が咲いています。2020年には4月11日から5月初旬の予定で「芝桜&ネモフィラ祭り」が企画されました。バラが開花を始める頃であれば、「ロングボーダーガーデン」の北にネモフィラの花も咲き残っています。
ネモフィラの花園の西の先には、ポピーが鮮やかな花をつけています。
ポピーがコラボするのはモフィラだけではありません。ルピナスやハナビシソウの花とも、絶妙の色彩のコントラストをつけています。
「ロングボーダーガーデン」の南に建つカフェ、ショップの「ヴィクトリアンハウス」や「聖ペテロ&パウロ教会」も、バラの花で彩られます。
「東武トレジャーガーデン」のバラ8選
「東武トレジャーガーデン」には、関東地方で最大級の約1,500種のバラが植栽されています。最後にその中から、10種のバラを紹介させて頂きます。
栃木県館林市の「東武トレジャーガーデン」は、イギリスの湖水地方の庭園をコンセプトとしてデザインされています。園内には様々な草木が育ち、バラだけでも約1,500品種、約3,000株を誇っています。他にもネモフィラ、ポピー、ルピナス、ハナビシソウのどの花々が互いにコラボし合います。