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栃木県栃木市の蔵の街大通り沿いに建つ「とちぎ山車会館」
全国各地で開催されるオマツリは、毎年定期的に行われるのが一般的ですが、栃木県栃木市の「とちぎ秋まつり」は2年に1度のサイクルで実施されています。ところが、市内の蔵の街大通り沿いに1995年にオープンした「とちぎ山車会館」では、一年を通して「とちぎ秋まつり」の雰囲気で満ち溢れています。
2年サイクルのオマツリの欲求不満を解消する「とちぎ山車会館」
「とちぎ秋まつり」は偶数年の11月中旬の土、日曜日を中心に行われています。
2年サイクルのオマツリが物足りなく感じる人の欲求不満を解消してくれるのが、「とちぎ山車会館」です。
一年を通して「とちぎ秋まつり」の熱気が漲るホール
1階のホールでは、県指定有形民俗文化財の山車の保存も兼ね、定期的に入れ替えをしながら3台の山車を常時展示しています。
山車は、「とちぎ秋まつり」の当日は遠くからしか見ることができないものでしょう。ところがホールに展示されていれば、間近で細部まで観察することができます。
1階のホールでは山車が展示されるばかりでなく巨大なディスプレイが設けられ、実際の「とちぎ秋まつり」の様子が映し出されます。等身大の画像には迫力が漲り、これにデジタルサウンドが加わり、ホール内には熱気が漲ります。
伝統行事の意義を再確認することができる資料展示室
館内の2階は資料展示室となっています。室内には「とちぎ秋まつり」で巡行する山車の模型をはじめ、様々な資料が展示されているので、伝統行事の意義を再確認することもできるでしょう。
隔年に開催される「とちぎ秋まつり」ですが、2020年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。通常のサイクルが適用されると次は2022年となるのですが、館内に掲示されるポスターを見ると、次回の日程は2021年の11月12、13、14日で既に決定しているようです。
栃木県栃木市の「とちぎ山車会館」では、一年を通して「とちぎ秋まつり」の迫力と熱気が満ち溢れています。1階のホールでは、巨大なディスプレイに「とちぎ秋まつり」の様子が毎日映し出されているので、次回の開催が待ちきれない人の欲求不満を解消してくれることでしょう。